2024年中央第1号文書発表 農村振興推進のロードマップ示す

　中国共産党中央委員会は3日、今年の「中央1号文書」を発表しました。文書では、2012年に開催された中国共産党第18回全国代表大会以降、12年連続で農村問題、特に「三農（農業、農村、農民）」活動の指導について言及されており、農村の全面的振興を力強く効果的に推進するためのロードマップが打ち出されました。

　この文書は、6つのパートからなり、国の食糧安全保障の確保、大規模な貧困状態への逆戻り防止の確保、農村産業の発展レベルの向上、農村建設レベルの向上、農村ガバナンスのレベルの向上、そして党の「三農」活動に対する全面的なリーダーシップの強化で構成されています。

　具体的には、国の食糧安全保障を確保し、大規模な貧困状態への逆戻りが起きないようにすることをベースラインとし、農村産業の発展レベル、農村建設のレベル、そして農村ガバナンスのレベルを高めることに重点を置き、科学技術と改革の両輪による駆動を強化し、農民の所得向上への取り組みを強化し、農村の全面的振興に向けた戦いを立派に成し遂げ、住みやすく、働きやすく、美しい農村の新しい姿を描き、農業・農村の現代化を加速し、中国式現代化建設をよりよく推進することが提起されています。