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中国基本経済制度の二条の新しい経験を堅持、改善し

発表時間:2018-07-30 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:滕文生 鄭新立 | 出所:『人民日報』(2018年06月13日)

  党の十九大は、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想が全党における指導地位を確かめた。中国社会主義基本経済制度を堅持、改善することは、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想の重要な内容の一つだ。党の十八大以来、幹部・民衆は党の指導のもとで、中国社会主義初級段階と新時代発展の要求に相応しい所有制構造、分配構造及び基本経済制度の有効な実現方式を探索し、混合所有制経済の発展、発展成果がよりよく、より公平に人民全体に利益をもたらすことを促進する面では、中国社会主義基本経済制度を堅持、改善することを積極的に探索し、貴重な経験を積み重ね、中国社会生産力をさらに開放し、中国特色のある社会主義事業が新しく、重大な成果を推進してきた。 

  混合所有制は中国社会主義基本経済制度の重要な実現方式 

  「公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する基本経済制度は、中国特色のある社会主義制度の重要な支柱で、社会主義市場経済体制の根基だ。」「国有資本、団体資本、非公有資本など、株を交差に持ち、総合に融合する混合所有制経済は、基本経済制度の重要な実現方式で、国有資本の拡張機能、価値保有と増加、競争力の向上に有利し、各種の所有制資本が長を取り短を補い、相互促進し、共同発展することにも有利だ。」と党の第十八回三中全会『決定』が指摘している。混合所有制経済の発展は、新時代に、公有制主体地位を堅持し、国有経済の活力、制御力、影響力を強化するための有効なルートと必然的な選択肢で、非公有制経済が健康に発展し、非公有制経済の活力と創造力を促進するための有効なルートと必然的な選択肢だ。 

  中国改革開放と社会主義現代化建設の実践から見れば、混合所有制経済を発展させ、株式制度を規範化させたうえで株主会、取締役会、経営層がバランスをとり、相互協調する現代企業制度を構築すれば、各種の資源を有効に整合し、強い企業経営チームを形成し、技術開発能力、国際競争能力、成長性の強い企業を数多く育成することができる。これらの企業は、革新活力を強化し、産業グレードアップを実現するための重要な依拠だ。混合所有制経済を発展させることによって、国有企業は比較的に少ない資本でより多くの資本の株を持つことができて、公有制の主体地位を堅持し、国有経済の主導的役割を発揮し、国有経済の活力、制御力、影響力を向上し続けることに有利だ。また、民営企業も経営管理を改善し、現代企業制度を構築し、製品構造を最適化させ、発展の活力をかきたて、企業が長期的な発展動力を手に入れることができる。経験を獲得したうえで、国有ホールディングス混合所有制企業の従業員持ち株を安定に展開することは、企業の凝縮力と競争力を強化することに有利だ。国務院国家資産委員会が公表した『国有ホールディングス混合所有制企業が従業員持ち株を展開する試行先に関する意見』によると、原則的には、従業員が持つ株の量は会社株式資本の30%以下、一つ当たりの従業員が持つ株の量は会社株式資本の1%以下で、従業員持ち株制度を実施した後、国有株主のホールディングス地位を保証し、それが持つ株は会社株式資本の34%以上でなければならないという。この三つの数字は、党の第十八回三中全会の国有企業改革精神を現した。 

  改革開放以来、中国には数多くの優秀な工業企業が現れた。その発展成果は、中国社会主義基本経済制度の強い生機と活力を現した。そのうち、中聯重科のような国有企業改革の成功ケースもあれば、ハイアールグループのような民営株式合作制企業が世界有名なハイテク会社に成長した成功ケースもある。所有制が異なるが、共同な特徴を持っている。それは、株式構造の調整と現代企業制度の改善が行い、明確な財産権に基づき、規範的な株式制度と科学的な会社管理構造の構築から益を得たことだ。一部の優秀な工業企業の実践経験から見れば、混合所有制経済を発展させることによって、中国私営企業は所有制関係、分配関係、労働者関係において積極的に変化した。例えば、企業所有制関係では、数多くの企業は、従業員持ち株制を実施することによって、労働者の共同投資、共同所有の所有制構造を形成した。企業分配関係においては、数多くの混合所有制企業は労働、従業員が企業に対する貢献による分配制度を実施し、その分配形式では、企業は主体地位を占め、企業従業員の共同裕福を促進するために有利だ。企業と従業員の相互関係においては、企業管理者と労働者は分業しながら協力している。彼らは労働者でありながら、異なるレベルと程度で企業管理に参加し、その積極性、主導性、創造性が発揮され、数多くの企業は、従業員が共商・共建・共有する利益共同体になった。よって、混合所有制経済の発展は、公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する基本経済制度の要求に符合するのみならず、中国社会主義基本制度を有効に実現する形を革新させ、豊かにし、中国基本経済制度がより大きな優位性を発揮し、世紀と活力を満ちるように促進した。 

  人民全体の共同裕福の実現は、基本経済制度を堅持、改善するための必然的な要求 

  公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する基本経済制度は、中国各族人民が経済社会発展成果を共有するための経済制度保証で、党の執政地位を固め、中国社会主義制度を堅持するための重要な保証だ。発展成果がより多く、より公平に人民全体にりえきをもたらすように促進し、人民全体の共同裕福を徐々に実現することは、中国経済発展の重要な目標で、中国社会主義基本経済制度を堅持、改善するための必然的な要求だ。 

  共産党は改革開放を開始する前に、次の重要な戦略を決定した。一部の人、一部の地区が誠実な労働や合法的な経営によって裕福になることを支持し、先に裕福になった人が裕福になっていない人を助けるように激励することは、人民全体と各地区が徐々に共同裕福を実現するために有利だ。それはいわゆる「先に豊かになれる者が落伍した者たちを助け、最終的に共同裕福を実現する」。それは改革の重要な措置で、発展の重要な方略だ。その目的と意義は、公有制経済の主体地位を堅持することを前提に、個体、私営、ほかの非公有制経済を発展させ、現実生産力のレベルと相応しくない単一の公有制構造を変えることによって、計画経済体制の下で社会生産と分配に長期的に存在するひどい平均主義の束縛から抜け出て、労働者の積極性を引き出し、生産力をさらに開放し、経済発展を加速させ、最終的に共同裕福を実現するために基礎を固めた。実践から見れば、それは非常に有効な措置だ。全国の都市・農村では、生産の面では公有制経済を主体に、公有制と非公有制経済が共同発展する新しい構造が形成され、分配の面では、労働に応じて分配することを主体に、労働に応じて分配することと要素に応じて分配することを結合する様々な分配方式が併存する新しい局面が形成された。よって、たくさん働いても多く得られず、あまり働かなくても同様なものがもらえるような平均主義減少がなくなり、労働者と社会成員の積極性、主動性、創造性が大きくかきたてられ、中国経済は引き続き、生機と活力に満ちた高速成長の局面を示し続けている。社会生産力を解放、発展させ、人民全体の共同裕福を実現することは、公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する基本経済制度を実現するための二つの重要な目標だ。 

  40年間の改革を経て、中国経済総量は世界第二位に上昇し、経済実力、科学技術の実力、国防の実力、総合的国力が世界前列に入り、人民生活のレベルが大幅に向上し、人類史上でかつてない発展の奇跡を作り出した。40年来、公有制経済と非公有制経済は高速成長し、公有制企業と非公有制企業の労働者と経営管理者は中国の改革発展に巨大な貢献をした。公有制経済の主体地位が固められ、国有経済の主導役割が十分に発揮され、国有企業が引き続き強く、優秀に、大きくなり、非公有制経済が健康に発展し、活力と創造力が向上しつつあり、公有制経済、非公有制経済が相互補完し、両々相まってますますよい効果を収めている。事実からみれば、中国社会主義初級段階では、公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する基本経済制度を実施することは、生産力発展と経済社会の全面的な進歩の要求に一致することで、完全に正確なことで、改善しつつあり、長期的に堅持すべきことだ。 

  共同裕福中国特色のある社会主義の根本的な原則だ。中国特色のある社会主義経済制度を堅持、改善する成果は、結局、発展成果がより多く、より公平に人民全体に利益をもたらし、人民全体の共同裕福に現れている。40年の改革開放を経て、全国の各地区と各分野では、一部の人が誠実な労働と合法的な経営によって先に裕福になり、労働者と社会成員の物質文化生活が大きく改善されたが。共同裕福の目標まではかなりの差がある。党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央は、人民全体の共同裕福の実現に着目し、中国社会主義基本経済制度を堅持、改善する要求に適応し、社会主義基本分配制度を堅持、改善し、住民収入と経済の同時成長、労働報酬と労働生産率の同時向上を推進し、新発展理念を提案し、貫き、有効な制度安置を行い、人民全体が共建・共有の発展により多くの獲得感を得るように促進し、体現効率を構築、改善し、公平な収入分配システムを促進し、収入分配の合理性、社会の公平と正義、人民全体の共同裕福を促進し、基本公共サービスの均等化を推進し、所得分配の格差を徐々に縮小してきた。党の十九大報告は、共同裕福を徐々に実現する段階的目標をさらに明確にした。2035年までに、人民全体の共同裕福が堅実な一歩を歩みだし、本世紀の中頃までに、人民全体の共同裕福が基本的に実現される。 

  改革開放以来、特に党の十八大以来の経験から見れば、発展成果がより多くより公平に人民全体に利益をもらたし、共同裕福の方向に向かって進むことでしか、中国社会主義基本経済制度が広い現実基礎、民衆基礎を持つようんあり、日々に高められ、改善されることができない。一、所有制関係が分配関係を決定することを深く認識すべきだ。公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する所有制構造は、分配制度で労働に応じて分配し、多種分配方式が併存し、労働に応じる分配と要素に応じる分配を結合することを決定している。中国は社会主義国家で、所有制構造は生産力発展の要求に適切し、公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する所有制を堅持し、分配形式も生産力発展のレベルに適応し、労働に応じる分配を主体に、多種分配方式が併存する形式を堅持しなければならない。それは、中国特色のある社会主義道路を歩み、人民全体の共同裕福を実現するための堅実な経済基礎だ。習近平氏が強調しているとおり、公有制を主体に、多種所有制経済が共同発展する基本経済制度は、中国共産党が確立した重要な国政運営の方針で、公有制経済を動揺せずに固め、発展し、非公有制経済を動揺せずに激励、支持、けん引しなければならない。二、基本分配制度を堅持、改善するための重要な目標の一つが、人民全体の共同裕福を徐々に実現することにあることを深く認識しなければならない。そのためには、基本分配制度を堅持、改善し、システム・メカニズムと政策措置を改善し、都市・農村住民の収入を増加させ、所得分配格差を縮小させなければならない。中央精神を貫き、実施し、初回分配メカニズムをさらに改善氏、労働に応じる分配原則を堅持し、要素に応じる分配システムとメカニズムを改善氏、労働に応じる分配と要素に応じる分配を統合し、細分配メカニズムをさらに改善し、再分配の調整を強化し、低所得者の所得を増加し、高すぎる所得を調整し、非法収入を取り締まり、基本公共サービスの均等化の推進を加速させ、公共サービスのレベルを向上し、社会保障を改善し、所得格差を縮小し、人民全体の共同裕福を徐々に実現しなければならない。 

(著者は中国政策科学研究会の会長、執行会長)

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