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人類運命共同体という思想は中国の知恵と中国の力を表し

発表時間:2018-06-21 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:廖凡 | 出所:「人民日報」(2018年5月21日)

  習近平同志が提起した人類運命共同体構築の思想は、現代世界の平和・発展に対する中国の重要な貢献である。それは中国が世界の大きな変革の中でのグローバル統治(ガバナンス)観と国際秩序観を反映し、グローバル統治(ガバナンス)体系の変革のために新しい原動力を提供し、より公正で合理な国際新しい秩序の形成を促進する。 

  人類運命共同体の思想は平和共存五原則に対する継承と発展である。平和共存五原則は公正で合理な新しいタイプの国際関係を確立するために中国がささげた歴史的な貢献である。五原則の中で、主権と領土保全を相互に尊重することは基礎となる。人類運命共同体は国家の主権の平等な基礎の上で築き上げた共同体であり、人類が共に直面する問題の解決、人類の共通の価値の追求を実現するために出した革新的理念と案となる。人類運命共同体の思想は、各国間の主権の平等、主権と領土保全を相互に尊重して、それぞれのコア利益とそれぞれが重大な関心を寄せている問題を尊重すべきだと主張する。 

  人類運命共同体の思想は人類の全体の利益、福祉と運命から考え、世界が共に直面する問題を処理・解決することを強調している。まさに習近平同志が指摘したように、「いかなる国でも単独では人類の直面しているさまざまな試練に対応することはできるわけがないし、いかなる国でも自国閉鎖の孤島状態に戻ることはできない」。全人類は相互依存し、運命と共にしている現実は、客観的には世界各国に対抗・対立、ゼロサムゲーム的な考えを捨てるよう、協力ウィンウィンの道を選んで、共に利益共同体、責任共同体を構築し、さらに運命共同体を形成するよう求めている。 

  現在、経済のグローバル化の深い進展に従って、各国間の相互連携と依存がますます深まるとともに、各国はテロリズム、サイバーセキュリティ、気候変動などの多くの共通した試練に直面している。経済グローバル化の健全な発展、世界平和発展のプロセスを推進する要請に照り合わしてみれば、現行の国際法とグローバル統治(ガバナンス)体系はまだ多くの不備が存在し、覇権主義、一国主義と脱グローバル化思潮は依然として世界の平和と発展を脅している。したがって、人類運命共同体の思想を持つべく、国際秩序の大きな変革に立脚し、国際法を充実させ、グローバル統治(ガバナンス)体系の変革を推し進める。 

  多角的な貿易体制を擁護する。経済のグローバル化にもたらされたチャンスと挑戦に直面して、正しい選択は互恵協力を広く行うことである。人類運命共同体の構築を指針として、多国間主義を堅持し、多角的体制の権威性と有効性を守る基礎の上で国際貿易法の十全化をはかり、グローバル経済統治(ガバナンス)体系を改革して、新興市場国家と発展途上国にもっと多くの代表権と発言権を与える。国際経済枠組みの新しい要請に適応して、さらに開放的で、包摂的・互恵的・均衡的・ウィンウィンなグローバル化を推し進める。 

  自国の利益と他国の利益関係を適切に処理する。国家利益は国際関係と国際法治の中で回避できない現実的な問題であり、国家間の利益を調和がとれるようにすることは国際法が発展する大きな原動力の一つである。人類運命共同体の思想は自国の発展をはかるとともに他国の利益を犠牲にしてはならないことを含むとともに、自国の主権、安全保障、発展・利益は決して放棄しない思想をも含んで、これは国家間の利益関係を処理し、国際規則を形成する基本原則となるべきである。自国の主権、安全保障、発展・利益を守る基礎の上で互恵ウィンウィン・共同発展を追求してこそ、国際社会の全体の利益を促進・実現し、新しいタイプの国際関係の構築を推し進めることができる。 

  国際人権法の主動権を掌握し、発展させる。人権は世界各国の広く関心を寄せる話題であり、人権を守ることは国際法の重要な基礎と価値目標である。人類運命共同体の思想は均衡、包容、共有を強調すること、これは人権理論に豊富な人的・文化的内包の新時代的特徴を与えて人権と法治の保障に新しい原動力を注ぎ込んだ。中国は人類運命共同体の思想の指導下で、国際人権法を発展させる主動権を掌握し、自国の利益と全人類の共通利益をより良く擁護すべきである。 

(作者、中国社会科学院国際法研究所研究員)

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