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マルクス主義を終始して堅持、発展させ

発表時間:2018-06-13 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:陳曙光 | 出所:『人民日報』(2018年05月14日)

  習近平氏はマルクス生誕200周年を記念する大会で「マルクス主義は世界を深く変えたのみならず、中国をも深く変えた。」「マルクス主義の指導によって、中国は社会主義現代化強国を建設する輝かしい道を歩みだした。中国共産党人はマルクス主義の忠誠な信奉者、動揺しない実践者として、マルクス主義を堅持、発展させるために努力している。」と指摘した。マルクスがいた時代と比べて、今の時代は巨大で深刻な変化をしたが、世界社会主義500年の大視野から見れば、我々は依然としてマルクスが示した歴史時代に位置し、マルクス主義は依然として重大な国際影響力を持つ思想システムと発話システムなのだ。新時代中国特色のある社会主義を堅持、発展させるためには、マルクス主義を堅持、発展させなければならない。 

  マルクス主義を学習 

  習近平氏によると、マルクスは我々に残した最も価値あり、最も影響力を持つ精神的宝物は、彼の名前で名付けられた科学理論―マルクス主義なのだ。この理論は壮麗な日の出のように、人類が歴史法則を探索し、自分自身の解放を求める道を照らしている。中国共産党は誕生した日から、マルクス主義を自分の旗に取り入れた。 

  マルクス主義を学習することは共産党人の神聖な使命なのだ。習近平氏は次のことを強調している。共産党人はマルクス主義の経典を読むこと、マルクス主義の原理を悟ることを生活習慣とし、一種の精神的追求とし、経典を用いて正気を育成し、思想を磨き、境界を昇華させ、実践を指導しなければならない。前世紀90年代初期、フランスの哲学者であるアーク・ドリオは世界に次のことを告げた。「マルクスを読んだり、繰り返して読んだり、討論したりしないことは…永遠の誤りであり、ますます誤りになり、理論的、哲学的、政治的責任の面における誤りになってしまう。」わが共産党は、社会主義大国で政務を執るマルクス主義政党として、自分の歴史的使命を実現するためには、マルクス主義理論の学習を強化しなければならない。 

  マルクス主義を学習するのは、マルクス主義が科学の制圧点に立っているからだ。「マルクスは唯物史観と剰余価値学説を創設し、人類社会発展の一般的法則を明らかにし、資本主義実行における特殊な法則を明らかにし、人類のために必然王国から自由王国へと飛躍するための道を示し、人民のために自由と解放を実現するための道を示した」と習近平氏が指摘している。マルクス主義の創始者は他人に自分の思想を信仰しようと強制することはなかったが、彼らの声は世界に伝わり、人類歴史のプロセスに大きく影響した。他人に自分を宣伝しようと強制することがなかったが、マルクスは世界人民に「千年第一の思想家」のという崇高なる位置に担ぎ出された。彼は他人に自分の貢献を銘記使用と強制することはなかったが、マルクス主義は時空を越えて現代に入り、マルクスの思想と名前はともに永延たるものになった。習近平さんの言う通り、「二つの世紀が過ぎていき、人類社会は巨大で深刻な変化をしているが、マルクスの名前は依然として世界各地で人々に尊敬され、マルクスの学説は依然としてまばゆい真理の光を瞬いている。」 

  マルクス主義を学習するのは、マルクス理論が依然として強い解釈力を持っているからだ。ケンブリッジ大学政治学教授のガリステ・ジョーンズ氏は次のことを述べている。「共産党宣言を読めば、それがとても力強く、立派な書類だと認めざるを得ないだろう。1848年に出版されたものだが、今よく議論されているグローバル化、リストラ、多国籍企業、世界経済が発展する方向などの内容は、いずれもこの本に見られるものだ。それは人を驚かさせる現実的意味を持ち、いかなる文献にもこのような力がない。」今日、経済のグローバル化、世界市場、資本主義の前途と運命を語る時、マルクスの思想は避けられない。彼は今社会の多くの面を予測し、今の世界も彼が語っていた発展軌跡に従って進んでいるのだ。 

  マルクス主義を発展させ 

  マルクス主義を学習する目的は、発展しているマルクス主義を利用して新しい実践を指導することにある。「理論の生命力は革新を続けることにあり、マルクス主義の発展をが絶え間なく推進することは中国共産党の神聖な役割なのだ」と習近平氏が強調している。我々はマルクス主義によって時代を観察し、時代を解読し、時代をリードし、生きている現代中国の実践によってマルクス主義の発展を推進し、広い視野で人類が創造したすべての優れた文明成果を吸収し、改革の中で正しいものを守り、新しいものを作り出し、自分を超え続け、開放の中で他人の長所を取り入れ、自分を改善し続け、「三大法則」に対する認識を深め、現代中国マルクス主義、21世紀マルクス主義の新境地を切り開いていかなければならない。 

  マルクス主義を発展させるのは、19世紀を生きる人に21世紀の問題を解決させることができないからだ。マルクス主義の基本的原理は社会主義国家の革命、建設に全体的な指導原則を提供しているが、既存の具体的な方案を提供することはできない。実際に応用する中で、自国の特殊性を考慮しなければならない。「マルクスは生きていた時に、後に現れてくるすべての問題を予見することはできるはずがないから、そこですべての問題を解決することはできない。ロシアの問題はレーニンによって解決し、中国の問題は中国人によって解決するしかない。」と毛沢東氏が指摘していた。同様に、現代中国社会の問題は、今日の中国人によって解決するしかないのだ。 

  マルクス主義を発展させるのは、経典を教条としてみてはいけないからだ。「マルクスの全体的な世界観は教義ではなく、方法なのだ。それが提供できるのは既存の教条ではなく、さらに研究する出発点と、研究に用いられる方法なのだ。」とエンゲル氏は指摘している。また、彼は次のことをも述べている。我々の理論は「歴史的な産物であり、時代によって異なる形式と異なる内容を持つはずだ。」中国共産党が革命、建設、改革を指導する経験は次のことを証明した。どんな時でも異なる段階の矛盾の特殊性をしっかり把握し、新思想・新観点・新理論によってマルクス主義の理論的宝箱を豊富にさせ、自国の問題を創造的に解決すべきだ。中国共産党が切り開いた新民主主義革命の道、社会主義革命の道、社会主義建設の道、中国特色のある社会主義の道はいずれも、マルクス主義の基本的原理を中国の具体的な実際と結合したうえで完成した偉大なる創造なのだ。今日、マルクスが直面していない問題に対して、中国はマルクス主義を指針とし、問題を解決し、発展をけん引するための新しい方案を見つける必要が迫っている。 

  マルクス主義を発展させるのは、実践に終わりがないからだ。マルクス主義に永遠に終わりがないのだ。マルクス主義は時代の産物で、時代の発展につれて発展していく。いかなる特定の歴史と時代においても、無限な可能性と豊富性を持つ未来に対し、それが現した歴史的図景は常に限られている。そのため、時代精神の精華として、マルクス主義は時代とともに発展し、時代の局限性を乗り越えればこそ、永遠の意味を得ることができる。マルクス主義は時代の発展に伴って発展していくことは、人間の認識ロジック―知らないことから知ることへと、多く知らないことから多く知ることへと、深く知らないことから深く知ることへと、正確に知らないことから正確に知ることへと、熟知から真知へと発展するプロセスに一致しているのみならず、歴史変遷のロジック―豊富でないことから比較的に豊富であるように、簡単から複雑に、有限から無限い、民族歴史から世界歴史になるようなプロセスにも一致している。 

  マルクス主義を信仰 

  「今日、私たちはマルクスを記念するのは、人類歴史で最も偉大な思想家に敬意を表すためであり、私たちがマルクス主義科学の真理に対する堅実な信念を示すためでもある」と習近平氏が指摘している。また、彼の話では、現在、改革発展と安定の任務の重さ、矛盾・リスク・チャレンジの多さ、国政運営試練の大きさはいずれもかつてないことだ。優勢を勝ち取り、主導権を勝ち取り、未来を勝ち取るためには、マルクス主義によって実際問題を分析、解決するための能力を向上し続け、マルクス主義信仰と共産主義理想を終始して固めなければならない。 

  マルクス主義を信仰するのは、それが真理と道義の制高点に立っているからだ。マルクス主義は科学的真理性を有し、同時に人民の利益を図り、人類のために解放を求めることに力を尽くしている。マルクスは、高校卒業論文である『青年が職業を選ぶ時の考慮』では「職業を選ぶ時、我々が守るべき主要な針は、人間の幸福と私たちの完璧なのだ。……同時代の人の完璧、同時代の人の幸せのために働くことで、自分自身が完璧に達することができる。」マルクスは一生社会の公平と正義を動揺せずに追求し、無産階級の自由と平等を追究し、全人類の解放を追究し、人々の自由・全面的な発展を追求していた。彼は生涯にわたって困窮して流浪の身となり、貧乏と病気の二重苦に迫られていたが、終始して全人類の解放事業に献身し、輝かしい人生を成し遂げた。マルクスは人格の高い人で、彼の科学理論と人格実践は一致している。そのために、今日まで、マルクスは依然として世間の人から敬慕の念を抱かれている。西洋では、マルクスは多くの人を征服した。ノーベル文学賞の受賞者、ドイツ文学者バールは「労働者運動がなければ、社会主義者がいなければ、彼らの思想家がいなければ、その名はカール・マルクスで、今、6分の5の人口はまだ半奴隷制のうつ状態の中で生活している。闘争もなく、蜂起もなく、ストライキもない。それらのことは発動されることで、指導を必要としている。資本家は半歩も譲らないのだ。」今日、人々は自由、平等、民主、公平、正義などの方面でかつてない高さを達成し、その中にはマルクス主義の重大な貢献がある。 

  マルクス主義を信仰するためには、その理想信念と科学理論を堅持し、奉行しなければならない。マルクス主義が示した人類社会発展の法則は揺るがないことを信じ、マルクス主義が終始して最も広大な人民の根本的な利益を代表する価値の立場を代表することを信じ、マルクス主義で確立された人間の自由・全面的な発展と人類解放の価値理想が揺るがないことを信じ、人民の地位が最高であること、人民の力が最大であること、人民の尊厳を踏みにじてはならないこと、人民の利益を侵犯してはならないこと、人民の意欲を違背してはならないことを信じなければならない。マルクス主義を信仰するためには、旗が鮮明でなければならず、様々な反マルクス主義の言論と戦い、高揚な理想、崇高な姿勢をもって、崇高を回避し、理想を語らない言論を制止すべきだ。また、マルクス主義は依然として人類解放の旗で、全世界の空では自由、平等、民主、公平、正義の進行曲が依然として奏でられていることをはっきりと認識しなければならない。 

  マルクス主義を信仰することは、目の前の仮象に惑わされず、一時的な困難に圧倒されないようにしなければならない。現実的な生活の中で出てくる問題は、決して疑問にならず、マルクス主義を裏切り、放棄する理由にはならない。今の社会には確かにネガティブな現象や問題があり、そのためにマルクス主義を堅持することを疑う人がいる。改革開放以来、世界を驚かせた「中国の奇跡」についても、それがマルクス主義を放棄して西方に近寄った結果だと考え人もいる。明らかに、これらの認識はすべて誤りなのだ。我々は、社会主義事業の巨大な業績を非マルクス主義に帰してはならず、現実生活の中に消極的な現象が存在することによってマルクス主義を疑ったり放棄したりしてはならない。中国特色のある社会主義は閉鎖的な社会主義ではなく、社会主義建設が取得した顕著な業績も、閉鎖的に建設した結果ではない。しかし、人類文明の成果を学習することは、全面的に模倣することではなく、中国の発展は西洋尾の発展モデルをそのまま引用しておらず、西洋の古い道をも繰り返していない。例えば、株式制、生産要素の分配、市場経済など、そのいずれは西洋の特許ではなく、人類社会発展の実践における産物で、経済を発展させるための手段で、資本主義に利用されることもできれば、社会主義に利用されることもできる。より重要なのは、改革開放以来、中国経済社会発展の各成果はいずれもマルクスの指導によるものだ。実践から見れば、マルクス主義を堅持、発展させることは、中国道路を歩むためにあるべきことだ。 

(著者は中央党校習近平新時代の中国特色のある社会主義思想研究センターの研究員)

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