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我が国は依然として社会主義初級段階がある

発表時間:2018-06-06 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:辛鳴 | 出所:「人民日報」(2018年5月2日第7版面)

  中国の特色ある社会主義は新時代に入って、中華民族が「立ち上がり、豊かになり、強くなる」偉大な飛躍を成し遂げることを迎えた。こうした人を興奮させ、奮い立たせ前進すさせる歴史的背景の下で、党の第19回代表大会は厳かに重ねて言明し、我が国が今もなお、そしてこれからも長期にわたって社会主義の初級段階にあるという基本的国情は変わっていない。これは習近平同志を核心とする党中央のはっきりした自覚をもち、落ち着いて、勇壮で自信のある政治の遠い見通し、戦略的不動心と使命・責任感を体現し、重大な政治的意味、理論的意味、実践の意味がある。 

  社会主義初級段階という基本的な国情をしっかりととらえる 

  社会主義初級段階とは、我が国の生産力が立ち後れ、商品経済の未発達した条件の下での社会主義の建設が必ず経てきた特定の段階である。生産力のレベルは社会主義初級段階を判定する根本的な標準である。もし生産力のレベルはあまり高くなくて、現代化のレベルまで達していなければ、それは依然として社会主義初級段階にある。したがって、党の第13回代表大会の報告では、「我が国は50年代から生産手段の私有制の社会主義的改造の基本的完成から、社会主義の現代化の基本的実現までに、少なくとも百年の時間が必要であり、それはすべて社会主義の初級段階に属する。」これは実には社会主義初級段階の2つの特徴を示し出して、社会主義の現代化はまだ基本的に実現されず、百年間が必要である。 

  改革開放以来の急速な発展を経て、特に党の第18回代表大会が収めた歴史的な成果と発生した歴史的重要な変革により、中国の特色ある社会主義は新たな大きな段階に上がって、決定的意味の飛躍を実現して、最も際立っている特徴は主要な社会矛盾はすでに人民の日増しに増大する素晴らしい生活への需要と発展の不均衡・不十分の間の矛盾へと転化した。主要な社会矛盾は社会の生産力の水準の向上と社会の発展の段階的特徴の客観的な反映で、主要な矛盾の変化は生産力水準の向上がある種の飛躍を実現したことを意味し、発展の段階が前へ一歩邁進したことを意味する。だが、目下の生産力のレベルの躍進はまだ現代化の実現するレベルに達しておらず、この時期に現れた発展の段階的特徴は、依然として社会主義初級段階という大きな背景の下での新しい特徴であり、別に社会主義初級段階を越えた後の特徴ではなくて、したがって我が国の社会主義が位置する発展段階に関する判断を変えることができない。 

  党の第19回代表大会の報告は次のように指摘し、我が国社会の生産力のレベルが全体的に著しくて高まった。これは主として縦に比較することから言うである。確かに、今日の中国社会の生産力のレベルが全体的に著しくて高まって、社会の生産能力は多くの面ですでに世界の上位に入って、40年前、30年前と比べて雲泥の差があるだけでなく、20年前、10年前と比較し、甚だしきに至っては5年前と比較しても比べものにならなかったのである。だが、世界全体の発展過程から見ると、横にその他の国家と比較してみると、我が国の生産力の発展水準は全体的に依然として中等にあり、依然として社会主義初級段階のレベルに属する。 

  更に見てみると、発展の不均衡・不十分で、根本的に言えばやはり生産力のレベルがあまり高くないことによるのである。このような均衡・不十分は、立ち後れた地域、農村での発展の不十分を体現しただけでなく、甚だしきに至っては東部の発達地域、いくつかの大都市を含めて、依然として発展の不均衡・不十分の現象が見られる。例えば、質の高い医療機関、教育機関は依然として希少資源であり、大きな都市の地下共同溝の整備がスタートしたばかりで、ある都市はまだ始めておらず、ある都市にはまた「城中村(都市の中の村落)が存在している。 

  社会主義初級段階がまた制度の整備があまり整っていなかったし、絶えず充実させ、発展しなければならない。各方面で一連の更に整えた、いっそう定型化された制度が形成しなければならず、中国の特色ある社会主義制度の優位性を十分に発揮するには、一挙に成し遂げることはできず、かなり長い期間が必要である。 

  我が国が依然としてそして長期にわたり社会主義初級段階にあるという基本的な国情が変わっていないことは、中国の特色ある社会主義が新時代入りとの判断を下したこととは別に矛盾しないと重ねて言明している。新時代は社会主義初級段階の新時代で、社会主義初級段階の歴史の長い過程は現在に現れた段階的特徴である。社会主義初級段階の背景の下で、中国の特色ある社会主義の大きなみごとな成功は世界に、社会主義は満ち溢れている活力により、中国が21世紀、科学的社会主義が発展する旗印、世界の社会主義を振興させる柱石となったことを宣告した。こうしたことはいっそう中国共産党の強靱で力強い正しい指導と中国人民が心を合わせ一致団結し困難を克服して努力し奮闘することを明らかに示した。 

  社会主義初級段階という最大の実状にしっかりと立脚する 

  習近平同志は次のように指摘し、経済建設の中で終始初級段階に立脚するだけでなく、政治建設、文化建設、社会建設、生態文明建設の中で終始初級段階をしっかりと心に刻まなければならない。経済規模の小さい時に初級段階に立脚するだけでなく、経済規模が大きくなった後にも依然として初級段階をしっかりと心に刻み込む。長期の発展をはかるに当たり、初級段階に立脚するだけでなく、日常の仕事の中で初級段階をしっかりと心に刻まなければならない。われわれは社会主義初級段階の発展に関する位置付けを強調するのは、正しい路線・方針・政策の制定は発展段階に対する正しい判断からである。社会主義の初級段階のこの最大の実状を離れると、実践の中でひどい目にあうであろう。 

  社会主義初級段階のこの最大の実状はわれわれに次のことを注意すべく、新時代の中国の特色ある社会主義に堅持し発展して、政策を制定するにははっきりとした戦略的冷静と戦略的不動心を十分にもたなければならず、いかなる現実を越えて、段階を越えて成功を急ぐ傾向は極力避けるべきである。これだけでなく、危機意識を強め、治に居て乱を忘れず、興隆期に衰えることを考えに入れ、社会主義初級段階の長期性、複雑性を、われわれは、むしろもう少し十分に予想する方がよい。 

  我が国の経済はすでに急速な成長段階から質の高い発展段階に転換し、発展のパターン、経済構造の最適化、成長の原動力を転換する難関攻略期にある。これは、社会の生産力のレベルと一層発展する要求にはまだ適応せず、人民大衆の期待にまだ適応していなかったと物語っている。質の高い発展段階に対して弁証法的に認識しなければならず、経済のパターン転換・高度化の足並みを速めるべきである。言うまでもなく、われわれがいままでの経済発展の奇跡は生産力のレベルのわりに低い状況の下で、大いに苦労して巨大な代価を払って得たのであり、我が国の労働生産性はまた世界の多くの国家よりはるかに低かった。我が国の経済規模が安定に世界の第二位にあるが、大規模から強くなるまでは依然として任重し道遠し、経済の大きな規模にはまた「アキレス腱」が存在し、主として発展の質と効率はまだ高くなくて、イノベーション能力はあまり強くなくて、実体経済のレベルの向上は待たねばならないことを体現して、われわれが引き続き奮い立って追いかけるが必要である。 

  社会主義初級段階のこの最大の実状にしっかりと立脚してこそ、党の基本路線というの党と国家の生命線、人民の幸福線をしっかりと堅持することができる。 

  経済建設を中心とすることを国を興す要(カナメ)要(カナメ)とすることを堅持する。我が国の発展はすでに「発展する前」から「発展してから」の段階に入ったが、これは決して発展する必要がなくなると意味せず、引き続き発展を第一義の重要任務として、これはより高いレベル、より高い質、より高い効率の発展、更に均衡のとれた、更に十分な発展である。われわれが主張した全面的に発展は依然として重点のある発展であり、経済建設は依然として発展する機関車であり、同時に政治建設、文化建設、社会建設、生態文明建設の調和のとれた発展を実現しなければならない。 

  4つの基本原則を国を立てる基本として堅持すべきだ。中国の特色ある社会主義の道・理論・制度・文化への自信(四つの自信)を社会主義現代化建設の各方面で体現すべく、政治の立場、政治の方向、政治の原則、政治の道の上でいささかなあいまいさも許せず、政治意識、大局意識、核心意識、一致意識の上で必ず旗幟鮮明でなければならない。特に党のすべての活動に対する指導を堅持し、中国の特色ある社会主義は最も本質的特徴、中国の特色ある社会主義制度の最大の優位性を十分に発揮させる。 

  改革開放を強国の道として堅持する。思想の解放をいっそうを堅持し、社会生産力をいっそう解放し発展させ、社会の活力をさらに解放して強め、新しい歴史の起点から再出発し、改革を全面的に深め、すべての根深い問題を取り除き、利益の垣根を打破して、人民大衆により多くの獲得感を持つようにする。全方位の対外開放を推し進め、積極的にグローバル経済統治(ガバナンス)と国際公共製品の供給に参加し、世界の経済統治(ガバナンス)における我が国の制度的発言力を高める。 

  新時代の中国の特色ある社会主義の新しい歴史的一章づくりに力を尽くす 

  習近平同志は指摘したように、社会主義初級段階の基本的な国情が変わっていないことを見てとるとともに、我が国の経済社会の各発展段階に現れる新しい特徴を見なければならない。われわれは必ず我が国の異なる発展段階の新しい変化と新しい特徴を正しくとらえなければならず、時によって変り、時代とともに前進し、新しい思想、新しい行動、新しい精神状態で新時代の中国の特色ある社会主義を推し進めていく。発展段階の事を越えることはできないと強調するのは、古いしきたりに固執し、何もしないことではなくて、既存の条件に基づいてできる事をできるだけやり始めること、時代のチャンスをつかめ、力に応じて行い、力を尽くすことである。いかなる実状より遅れた、深い変化する客観的事実を無視して、古い習慣を踏襲した、保守的な進取のない観念とやり方を断固として是正しなければならない。 

  いっそう意識的に習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想で頭を武装し、実践を指導して活動を推し進める。社会主義初級段階のこの基本的な背景の下で中華民族と「2つの百年」の奮闘目標と中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現すること、これはかつてなかった偉大な実践である。我が国は発展途上国として、西方先進諸国数多な困難にあっているにもかかわらず、全体の実力が依然として優位にある背景の下に、積極的にグローバル統治(ガバナンス)に参与するとともに、人類運命共同体の価値理念で更に公平・正義を構築し、協力ウィウィンの新しいタイプの国際関係を形成することは、同様にかつてなかった偉大な実践である。中国の実践で人類のより良い社会制度に対する探求のために中国の案を提供し、中華文明の偉大な復興を人類の文明の進歩のために新しいより大きな貢献を出すことは、さらに現代の中国共産党と中国社会の「道のありか、義の当たるところ」の偉大な実践である。偉大な実践が偉大な理論で指導して、偉大な思想で引率しなければならい、これは習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想である。 

  革故鼎新(古い習慣や制度などを新しいものに改正し)をいっそうしっかりと行い、開拓・革新して、新しい取り組みで新しい挑戦を迎え、新しい使命を担う。われわれが党の基本路線をゆるぎなく堅持して、新時代に真に党の基本路線を堅持し、より良く党の基本路線を堅持するには、必ず新しくなすべきことをやり通さなければならない。新しい発展理念を徹底的に実行し、経済発展のパターンの転換を加速し、経済構造を最適化し、発展の質と効率を高め、発展の新しい道を歩みだす。単刀直入に、真剣に改革を推し進めて、時宜に合わない体制・仕組み、観念・やり方を改革するだけでなく、改革の過程で誤ったこと、よくなかった面を見直すべく、改革の中でかつて役に立ったことがあるが、今すでに時宜に合わない行為・モデルを見直すべきである。この面で、われわれは大胆に「変える」べきだけでなく、「大きく変えって」「全面的に変える」べきである。 

  更に勇壮に中国の特色ある社会主義の道を大きな足取りで前へ進む。初級段階から高級段階へまたより高い共産主義の段階へ発展するようを推し進め、これは中国共産党員の断固たる信念と歴史的使命である。党の第19回代表大会は「2段階に分ける」戦略的配置を作り出して、一応現代化の実現を踏まえて、さらに前へ肝要な1歩を踏み出して、今世紀中葉までに社会主義現代化強国の全面的完成とうち出して、中国共産党員の追求と抱負を示した。 

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