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マルクス主義はなぜ中国の発展と進歩を推進することができるか

発表時間:2018-06-04 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:韓震 | 出所:『光明日報』(2018年05月08日)

  「歴史と人民がマルクス主義を選んだのは完全に正確なことで、中国共産党はマルクス主義を自分の旗に書き入れたことは完全に正確なことで、マルクス主義の基本的原理と中国の具体的な実際状況を結合することを堅持し、マルクス主義の中国化・時代化を引き続き推進することは完全に正確なことだ。」と習近平総書記は、マルクス生誕200周年を記念する大会で行った重要な講演で述べている。この判断は中国近現代発展の歴史的ロジックに完全に符合し、中国の新民主主義革命、社会主義革命と建設、改革開放以来の実践的ロジックに一致している。 

  マルクス主義は、中国近現代の救国と啓蒙という二重変奏の歴史的プロセスと一致する。 

  中国は近現代史は次のことを雄弁に証明した。マルクス主義が中国に入ったことは、中国文化のレベルを向上し、中国社会の発展を推進し、中華民族復興のプロセスを促進してきた。近代中国が西洋の猛烈な攻撃を前に文化自身をなくした後、中国の有識者は数多くの試みをしてきたが、いずれも失敗だった。マルクス主義が中国に入り、中国社会と文化の自我改造と現代性転換の思想武器になってから、中国の民族独立、人民解放、社会発展が真実な進展を成し遂げることができた。なぜこのような結果が出たか。中国という古い文明と伝統的な東方大国を持つ大国では、このようなプロセスは偶然なことではなく、深刻な歴史的ロジックを持っているのだ。すなわち、中国は長期的に浸透し、しかも慣れていた特別な「封建制」モデルを脱出するのみならず、民族の独立と尊厳をも維持しなければならない。中国では救国が啓蒙を圧倒したという人がいる。実際に、中国では、救国が啓蒙を圧倒したのではなく、啓蒙と救国の歴史は内的につながっている。中国人民は啓蒙によって救国し、救国を通して啓蒙を得たのだ。啓蒙は救国を蘇り、救国は啓蒙を促進した。例えば、五四運動は救国から始まったが、典型的な啓蒙プロセスでもあるのだ。むろん、マルクス主義は中国での普及と影響力は、中国社会が救国によって啓蒙し、啓蒙を通して救国するという二重変奏に内的に一致したからだ。マルクス主義は資本主義が発展した西洋に生まれ、資本主義社会発展に対する反省と批判だ。しかし、マルクス主義は資本主義が封建主義に対する歴史的進歩の役割を認めたうえで、歴史発展法則と社会進歩角度から資本主義を批判したものだ。それは、中国に特別な理論システムを提供した。中国が自然経済システムを出すように指導した一方で、それを利用して西洋資本主義列強の前に民族独立、精神自主を求めることができた。マルクス主義は世界範囲内でこのような広く深刻な影響をもたらしたのは、それが世界を認識し、改造するための武器だから。この武器は中国人民思想の啓蒙を推進したのみからず、中国人民が自己の運命を変える社会革命を展開するように奨励した。マルクス主義が資本主義に対する無情の批判によって、中国人民は社会革命を展開しながら資本主義の支配と帝国主義の強力を目の前に独立と対抗の姿勢を保つことができた。資本主義に対する反省と批判のマルクス主義があってから、中国人は西洋の先進的な文明を学びながら、中国を侵略、コントロールしようとする西洋を抵抗することができるのだ。中国共産党はマルクス主義を指導に、実際の戦いでマルクス主義を創造的に運用し、マルクス主義の一般的原理と中国の具体的な実情を結合させ、困難に満ちた戦いを通して、中華人民共和国を建設し、中国人民は立ち直ったことができた。 

  中国が活路を求めていた時、欧米の数多くの資産階級の理論システムも中国まで宣伝された。その一部は実権派に評価され、選択的に普及されたが、いずれも中国歴史プロセスを推進するための内的思想と力になることができなかった。それは、一方、資本階級理論か思想システムはいずれも資本のロジックに従って、東方か非西洋の社会が西洋資本が自由に出入りできる場所になったことを要求する。その結果は、中国が長期的に資本主義世界システムの縁か付属部分になるに違いない。もう一方、西洋の各種の理論が次々と登場したが、中国で深刻な社会効果を生み出すことができなかったのは、そのいずれも個人権利のために弁護し、いわゆる「自我」啓蒙を展開することができるが、中国が民族独立と人民解放の要求を満足できないし、民族救国の動員力になれることもできない。苦難の現実を前に、民族の独立、人民の解放がなければ、個人の自由と権利もないということは、中国人民がはっきりと知っているのだ。 

  マルクス主義の旗において、中国は経済グローバル化時代において自分を発展させる道を見つけた 

  中国人民は立ち直ったが、安定に立たなければならない。そのためには健康な体が必要だ。生産力の発展レベルが高く、科学技術の革新能力が強い国であれば、国の安全と人民の幸せを保障することができる。そのためには、中国人民が立ち直ったが、社会の発展、国家の富強、人民の幸福が必要だ。貧乏は社会主義ではなく、経済の遅れは社会主義ではなく、社会の不発達は社会主義ではない。新中国は貧乏で衰弱な半植民地半封建の東方国家の廃墟で生まれたもので、遅れをとった生産力と経済はその短所だ。数多くの人口を持つ国として、社会主義制度を構築したが、経済が長期的にほかの国に後れを取ったら、「打たれる」現実の危険のみならず、民族自主と国家独立を失う可能性もある。中国人民を安定に立たせるためには、中国を裕福にしなければならない。 

  経済グローバル化の背景において、中国は発展したければ、世界のみならず、当時の資本と市場のロジックを離脱しなければならない。既存の国際秩序から出発しなければならない。そうでなければ、鎖国してしまうことになる。鄧小平氏はマルク主義の事実に基づいて真実を求めることが魂であることを堅持し、戦略家の目で時機を判断し情勢を推し量り、非凡な勇気で中国特色のある社会主義道路を切り開いた。中国特色のある社会主義は市場経済と人民が貧困を脱離して共同裕福に進むことを創造的に結合した。中国特色のある社会主義の旗があれば。中国はアメリカ覇権と西洋が主導した後冷戦時期において、西洋先進国の比較的に先進的な管理経験を参照し、先進的な科学技術を学びながら、自身が道路、理論、制度と文化における独立性を保つことができた。改革開放のプロセスにおいて、中国はほかの国のように降参したり、「ショック治療法」をしたりするのではなく、社会主義のためにより適切な道を見つけ、世界を驚かせる中国の奇跡を作り出した。 

  また、改革開放は真理標準問題の検討から始まり、それ自身は中国思想解放プロセスの継続なのだ。中国救国の任務はすでに実現されたが、思想解放の任務は続かなけばならない。中国は伝統的な自然経済から現代化に向けって進み、千百年以来中国思想に浸透してきた封建意識を放棄しなければならない。社会主義市場経済はこのような役割を発揮している。我々は経済を発展させる中で科学技術が第一の生産力であることを十分に理解し、人の主体性を十分に発揮させた。市場主体の利益訴求も中国人に個人権利の重要性を理解させ、異なる個人の権利の法治システムの必要性をも認識させた。中国は数多くの成功を成し遂げたが、数多くのチャレンジにも直面している。市場と利益の力は巨大で、社会主義市場経済のプロセスを推進する中で、欧米のいろいろな思潮の影響で全面的に西化する思想が台頭し、様々な虚無主義が社会主義の原則と中華民族の文化伝統とぶつかっている。数多くの国は経済グローバル化のプロセスにおいて強勢な西洋文化によって巻き込まれ、自国経済の独立を失ったり、自国文化の自主性を失ったりしてしまった。しかし、中国では、マルクス主義を指導思想に、中国特色のある社会主義道路を形成したため、世界文明の優秀な成果を十分に吸収したと同時に、様々な思潮と虚無主義の衝撃を抵抗することができた。中国は西洋文化に埋もれたことなく、民族文化復興の見通しを迎え、文化自信が強化されてきた。それは、中国が深い文化伝統を持っているからだ。より重要なのは、マルクス主義は現代中国文化伝統の魂になったからだ。世界を見てみれば、マルクス主義がなければ、発展途上国は経済グローバル化の流れで資本主義世界システムの付属になったり、極体主義が現れたりしてしまう。マルクス主義が中国の伝統文化に新たな生命力を注いだ。 

  21世紀中国マルクス主義は中国を指導し、社会主義現代化強国を構築した 

  中国特色のある社会主義が新時代に入り、近代以来幾多の困難を乗り越えてきた中華民族は立ち直り、裕福になり、強くなる偉大なる飛躍を迎えた。しかし、この飛躍を実現するためには、きわめてねばり強い戦いを展開しなければならない。中国は遅れをとった農業国から工業国に仲間入りし、自給自足の自然経済から社会主義市場経済に入り、比較的に閉鎖した国から経済グローバル化を抱えるようになった。中国は世界第二の経済体、第一の貨物貿易国になり、一人当たりのGDPが8000ドルをのりこえた。しかし、我々は「中国は今もこれからも社会主義初級段階にあるという基本的な国情に変わりはなく、中国は世界最大の発展途上国という国際地位に代わりはない」としっかりと覚えなければならない。百里を行く者は九十を半ばとす。発展しないことは発展しない困難を持っている。発展することは発展する困難を持っている。発展する困難を克服するためには辛苦をなめつくさなければならない。発展しなければ矛盾がある。発展すれば、矛盾がより複雑になる。発展してきた矛盾を解決するためには、より系統的な解決方案が必要だ。人民の日増しに増大する素晴らしい生活の需要に直面し、中華民族の偉大なる復興の明るい見通しに直面し、我々はマルクス主義の理想と信念を固め、中国特色のある社会主義の道路自信、理論自信、制度自信、文化自信を固め、中国特色のある社会主義の道で大股に前へ進むべきだ。 

  中国特色のある社会主義の自信はマルクス主義思想武器を握る中国共産党人の、中国人民の自信だ。例えば、中国特色のある社会主義文化自信は、儒釈道の思想システムに戻るのではなく、中国優秀な伝統文化に立脚し、革命文化を継承し、社会主義先進文化の文化自信を発揚することだ。21世紀においては、中国特色のある社会主義はマルクス主義の実践と時代の現れになった。マルクス主義は中国特色のある社会主義の理論表現と理論追求だ。マルクス主義は中国現実の発展を促進し、中国の発展もマルクス主義の真理性を確証した。中国は立ち直り、裕福になり、強くなり、社会主義現代化強国を完成するためには、マルクス主義を堅持し、マルクス主義を発展させなければならない。マルクス主義を発展させることでしか、マルクス主義の生命力を呼び立て、新時代の中国特色のある社会主義を指導することができる。習近平新時代の中国特色のある社会主義思想は現代中国マルクス主義、21世紀マルクス主義で、マルクス主義中国化プロセスにおいて里程標としての意義を持っている。 

  「マルクス主義は中国革命、建設、改革に強い思想武器を提供し、中国という古い東方の国がかつて見たことのない発展奇跡を作り出させた。」新時代において、我々は新時代の声によりよく耳を傾け、世界を認識し、改造する武器としてのマルクス主義の魅力をさらに現し、マルクス主義が新時代中国特色のある社会主義の偉大なる実践においてより強く、より説得力のある真理の力を現した。 

(著者:韓震 北京師範大学) 

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