ご意見・ご感想

明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築

発表時間:2018-05-24 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:袁曙宏 | 出所:『人民日報』(2018年04月25日)

  党の第十九回三中全会は始めて「明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築すること」を党と国家機構改革の目標の一つとして、全面的な配置を行い、具体的な要求を提起した。政府機構の設置と職能配置をさらに改善し、政府機能の転換を加速させ、行政システムの改革を深めるために方向と任務を明確にした。我々は、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を指導にすることを堅持し、全会の精神を深く理解し、動揺せずに、真面目に、徹底的に実施しなければならない。 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための重大な意義 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築することは、党が新中国が成立して以来、特に改革開放以来の行政システム改革の成果と経験を全面的にまとめ、党と国家事業の発展全局に着目したうえで出した重要な政策配置だ。中国特色のある社会主義が新時代に入り、中国社会の主な矛盾が深く変化する時代背景においては、重要な意義を持っている。 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築することは、党と国家機構の改革を深めるための重要な目標だ。改革開放以来、中国は相次いで7回の集中的な行政システムと政府機構の改革を行い、政府自身の建設を引き続き強化し、明かな成果を成し遂げてきた。党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央は行政システムの改革を高く重視してきた。党の第十九回三中全会は新時代新任務新要求をめぐって、政府機構設置と職能配置の改善を党と国家機構改革の全局に入れて統合的に推進し、政府管理システムを、党と国家機構職能システム、党の指導システム、武装力システム、群団工作システムとともに配置し、国務院機構の設置と職能配置を改善し、職責関係を整理した。国務院は正部級機構を八つ、副部級機構を七つ減少し、政府管理システムの改革方向、目標と内容などをさらに明確にし、新時代において政府機構設置と職能配置を改善する青写真を確立し、党が行政システム改革に対する認識と実践が新たなレベルに達したことを十分に説明している。 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築することは、ガバナンスシステムと管理能力の現代化を推進するための切実な需要だ。政府はガバナンスシステムの主体の一つで、政府管理システムはガバナンスシステムにおいて重大な位置を占めている。中国政府管理システム建設のレベルと程度は、ガバナンスシステムの改善と管理能力の向上に直接にかかわっている。当面、中国の一部の政府設置と職責区分は科学的ではなく、職責欠如と効力不足の問題が際立ち、政府機能の転換がまだ徹底的に実施されずに、ある程度でガバナンスの成果を影響、制約している。ガバナンスシステムと管理能力現代化の戦略を推進し、明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築することの重要性と着実性を深く認識し、政府管理の規範化、手順化、法治化の実現を加速させ、法治構想と法治方式を利用して、改革を深め、発展を推進し、矛盾を解消し、安定を維持することによって、科学的な管理、民主的な管理、法に従う管理のレベルを引き続き向上すべきだ。 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築することは、「五位一体」全体的配置を統合的に推進し、「四つの全面」戦略配置を協調的に推進するための必要な要求だ。行政システムの改革は、改革の総目標を全面的に深めるための重要な手掛かりで、市場を資源配置における決定的な役割、政府の役割を発揮させるための肝心な措置で、経済システム、政治システム、文化システム、社会システム、生態文明システム改革をつなげるための連接点、交差点と関節点だ。明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築し、市場が資源配置における決定的な役割を発揮し、政府の役割をよりよく発揮することを制約するようなシステム・メカニズムの弊害を動揺せずに破り、高質な発展を推進し、現代化経済システムを建設し、政府経済調整、市場監視管理、社会管理、公共サービス、生態環境保護職能を強化、改善してからこそはじめて、小康社会の全面的な完成という奮闘目標、改革を全面的に深め、法に従って国を全面的に治めるという総目標を実現するために有力な機構保障を提供することができる。 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための重要な原則に厳しく従い 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するためには、政府管理の基本的な特徴と法則に立脚し、党と国家機構改革の重要な原則に厳しく従わなければならない。 

  党の全面的な指導を堅持する。党の全面的な指導は、党と国家機構改革の根本的な保証だ。党・政・軍・民・学、党はすべてを指導する力だ。党は最高の政治指導の力、党の指導は中国最大の制度的優位性だ。党が明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築することに対する指導を強化し、党の指導を政府管理の各方面と全プロセスに貫くことは、政府機構設置と職能配置を改善するための重要な任務で、明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための魂だ。中国特色のある社会主義方向を堅持し、「四つの意識」を強化し、習近平氏を中核とする党中央の権威と集中的・統一的な指導を堅持し、思想、政治、行動の面において党中央と一致性を保ち、党の全面的な指導を保証するための制度配置を改善し、党が全局を総覧し、各方面を協調する指導核心としての役割を十分に発揮するように保障すべきだ。 

  人民を中心とすることを堅持する。中国の政府は人民政府であるため、人民に責任を持ち、人民に奉仕し、人民の根本的な利益を実現、維持、発展させなければならない。明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するためには、人民のために行動し、人民を頼りにし、人民に福祉をもたらし、人民を保護することを堅持し、人民のために利益を図り、人民のために行動し、人民の憂いをなくし、人民の権益を保障し、人民の心の声に耳を傾け、人民の監督を受けるシステムとメカニズムを改善することによって、人民の日増しに増大する素晴らしい生活への需要を満足させる。また、人民民衆の積極性、主動性、創造性を十分に引き出し、社会が受けられる職能を社会にわたし、人民が法に従って国家事務を管理し、経済文化事業を管理し、社会事務を管理するために有力な保障を提供する。 

  協同と効率を引き続き改善することを堅持する。問題指向を堅持し、発展に必要なもの、民衆が期待するもの、民心の向けるところを重視し、政府機構設置と職能配置を改善し、一種の事項を一つの機構が統合し、一つのことを一つの機構が担当する原則を堅持し、関連機構の協力を強化し、事項を担当する機構が多すぎだったり、責任が不明だったり、互いに責任のなすり合いをしたりするような、改革発展を制約するシステムとメカニズムの障壁を破ることによって、政府機構の設置をより科学的にし、職能をより効率的に、職責をより協同的に、監督と管理をより有力に、運行をより効率的にする。 

  法に従って行政を行うことを堅持する。法に従って国を治めることは、党が人民を指導して国を治めるための基本的な方式で、法に従って行政を行うことは各レベルの政府の基本的な法則だ。中国では、各レベルの政府と国家権力機構と執行機構として、法律と法規を実施する重要な主体だ。数多くの法律、地方性法規及びほとんどの行政法規は各レベルの行政機構によって執行されている。明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するためには、法に従って行政を行うことをより重要で、より強調された位置に置き、法治政府の建設を加速させ、機構、職能、権限、手順、責任の法定化を積極的に推進し、すべての政府活動を法治の軌道に入れなければならない。 

  明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための主要な任務を正確に把握 

  新時代の新目標に対して新任務と新要求を提起し、政府機構の職能を調整し、政府効力を全面的に向上し、明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築する政府管理システムを構築し、人民を満足させるようなサービス型政府を建設するためには、以下の任務を完成しなければならない。 

  マクロ管理機構の職能を合理的に配置する。これは明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための基本的な要求だ。社会主義市場経済システムを改善し、ガバナンスシステムと管理能力の現代化を推進するためには、科学的で有効なマクロ管理を離れてはならない。当面、世情国情党情は歴史的な変化を行ったため、我々は党の十八大以来のマクロ管理の成功なやり方と貴重な経験を真剣にまとめ、中国特色のある社会主義新時代の新任務と新要求をしっかりと把握し、中国社会の主な矛盾の新変化をしっかりと把握し、マクロ管理機構の職能を合理的に配置すべきだ。『党と国家機構の改革を深めることに関する中共中央の決定』(以下は『決定』と略称される)要求によると、マクロ管理機構の職責と権限を科学的に設定し、国家発展戦略の作成を強化し、システムを計画する職能を統一させ、国家戦略、計画指向としての役割をよりよく発揮させ、マクロコントロールシステムを改善し、調整方式を革新させ、発展計画、財政、金融などの政策統制と仕事協同メカニズムを構築する。 

  政府機関の簡素化と権限の委譲を深く推進する。政府機構の転換のかぎは、政府機関の簡素化にある。改革開放40年以来、中国は引き続き行政システムの改革を引き続き推進してきた。根本的に言えば、政府と企業の独立、政府と資産の独立、政治と事業の独立、政府と市場仲介組織の独立を推進し、政府が監視すべきでない事項を市場と社会にわたし、政府が管理すべきことをきちんと管理する。党の十八大以来、党中央、国務院は「行政簡素化と権限委譲、監督・管理の強化、サービスの最適化」改革を政府職能転換の突破口にし、行政審査機構を大幅に減少し、著しい成果を成し遂げた。今回の国務院機構改革は引き続き政府機関の簡素化と権限の委譲を際立った位置に置く。『決定』要求によると、政府マイクロ管理事務と具体的な審査事項を減少し、政府が市場資源における直接な配置を最大限に減少し、政府が市場活動に対する直接な関与を最大限に減少し、資源配置の効率と公平性を向上し、各種の市場主体の活力を引き起こすという。 

  市場監視管理と法律執行システムを改善する。これは明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための重要な任務だ。市場監視管理と行政法律執行は行政機構の最大量の日常行政活動で、法律法規を実施し、法に従って経済社会事務を管理するための主なルートで、政府機能を実現するための重要な方式だ。『決定』によると、市場監視管理システムを改革、整理し、監視管理職能を統合し、監視管理の協同を強化し、市場監視管理の合力を形成する。行政法律執行の改革を深め、行政処罰職能と法律執行資源を統合、配置し、行政処罰権をまとめ、法律執行チームを簡素化させ、多層的、重複な法律執行問題を解決するという。 

  自然資源と生態環境管理システムを改革する。これは美しい中国を建設するためのシステム保障だ。習近平氏が党の十九大報告で人間と自然との調和と共生を新時代において中国特色のある社会主義の「十四条堅持」を堅持、発展させるための基本的な方略の一つとし、美しい中国の建設を社会主義現代化国家を全面的に建設するための重大な目標とし、汚染防止という攻略戦を行うことを提起した。際立った環境問題を解決するためには、当面の資源と生態環境分野における「九竜治水」管理システムを改革させなければならない。『決定』によると、最も厳しい生態環境保護制度を実行し、政府を主導に、企業を主体に、社会組織と公衆が共に参加する環境管理システムを構築することによって、生態文明を建設するために制度保障を提供する。国有資源資産管理と自然生態監視管理機構を設立し、生態環境管理制度を改善し、全民所有自然資源資産所有者職責を統一的に行使し、所有国土空間用途管制と生態保護修復の職責を統一的に行使し、都市・農村の各種の汚染排出と行政法律執行を監視管理する職責を統一的に行使する。 

  公共サービス管理システムを改善する。基本的な公共サービスは現代政府管理の主要な内容で、民生保障と改善のみならず、民心の向背と行政執行の基礎にもかかわっている。『決定』要求によると、公共サービスシステムを改善し、基本公共サービスの均等化、福祉化、利便化を推進し、都市・農村区域の基本的公共サービス制度の統一を推進する。政府職能機構は仕事の重点を本業界本システムの公共事業の発展をより多くの公共機械と公正な環境の構築に移動し、公共資源が基層へ拡張し、農村へ拡大し、遠い地区と貧乏な民衆へ傾けるように促進し、全社会の受益機械と権利の均等を促進する。政府が社会保障、教育文化、法律サービス、衛生健康、医療保障などの方面の職能を強化、改善し、民生をよりよく保障、改善する。 

  仕事中と仕事後の監視管理を強化する。従来の事前審査を中心とすることを、仕事中と仕事後の監視管理を中心とすることに変化することは、中国政府管理理念とモデルの重大な変化だ。『決定』要求によると、監視管理より審査を重視する行政管理モデルを転換させ、より多くの行政資源を、事前審査から仕事中と仕事後の監視管理に移動した。監視管理の方法を革新させ、「双方向ランダム、一公開」と「インタネット+監視管理」を全面的に推進し、政府監視管理情報の共有の推進を加速させ、透明度を着実に向上し、人民の生命財産安全分野にかかわる監視管理を強化し、新技術新産業新業態新モデルの発展にサービスを提供し、監視管理と法律執行の効率を向上する。 

    行政効率を向上する。政府機能を全面的に向上し、政府の公信力と執行力を強化することは、明確な職責を持ち、法に従って行政を行う政府管理システムを構築するための必然的な要求だ。『決定』要求によると、各レベル政府機構及び内設機構を簡素化させ、権力を科学的に配置し、機構の数を減少し、中間レベルを簡素化させ、平面化の管理を推進し、上から下への効率的な組織システムを形成する。責任を明確にし、業績管理と行政問責を厳しくし、日常作業の審査を強化し、賞罰の制度を構築する。「情報の孤島」を破り、各機構情報が共有する種類、標準、範囲、プロセスを統一的に明確にし、機構政務情報の相互連通の推進を加速させる。仕事の方式を改善し、サービスレベルを向上する。作風建設を強化し、形式主義、官僚主義、享楽主義と贅沢主義を動揺せずに克服する。今回の機構改革の全面的、有力な実施は、各レベルの政府の行政効率と政府の公信力、執行力を大幅に向上するだろう。 

関係論文