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改革の精神を伝承させよう

発表時間:2018-04-18 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:高尚全 | 出所:『人民日報』(2018年03月27日)

  今年は改革開放40周年だ。改革開放は中国特色のある社会主義が中国大地での偉大なる実践で、目標の探索、枠組みの構築、システムの改善、全面的な深化などの段階を経て、著しい成果を成し遂げた。「時代は思想の母で、実践は理論の源だ」「改革開放は現代中国発展と進歩の避けて通ることのできない道であり、中国夢を実現するための避けて通ることのできない道でもある」と習近平氏が述べている。40年の改革開放、特に党の十八大以来以来、改革の全面的な深化が成し遂げた重大な突破と進展は、中国特色のある社会主義が新時代に入ったことを促進した。習近平新時代の中国特色のある社会主義思想の指導の下で、改革の精神を伝承させ、改革の実践を深めれば、中国の改革開放事業が必ず勝利から勝利へと進み、「二つの百年」奮闘目標と中華民族の偉大なる復興という中国夢を実現するために引き続き動力を提供することができる。 

  市場の役割に対する位置づけは重大な突破を成し遂げ 

  中国改革開放のプロセスは、計画が資源配置の主要な手段であることから、市場が資源配置において決定的な役割を発揮し、政府の役割をよりよく発揮することへと変換するプロセスで、社会主義市場経済システムが徐々に確立され、改善されるプロセスだといえよう。党の十四大からの20余年以来、政府と市場の関係に対して、中国は実践の拡張と認識の深まりにつれて新しい科学的な位置づけを探している。党の十五大は、「市場に国家マイクロコントロールにおいて資源配置に対する基礎的役割を発揮させる」こと、党の十六大は、「市場が資源配置における基礎的役割をよりよく発揮させる」こと、党の十七大は、「制度から市場が資源配置における基礎的役割をよりよく発揮させる」こと、党の十八大は、「市場が資源配置における基礎的役割をより大きくより広く発揮させる」ことを提案した。そこから、共産党が政府と市場関係に対する認識が深まっていることがわかる。党の十八回三中全会の『決定』は、「市場が資源配置における決定的な役割を発揮させ、政府の役割をよりよく発揮させる」ことを提案した。市場が資源配置における役割を「決定的な役割」に引き上げた。それは中国改革開放と社会主義市場経済発展の歴程において里程標としての意義を持ち、習近平氏を中核とする党中央が社会主義市場経済に対する認識は新しい境界に達し、党が中国特色のある社会主義建設の法則に対する認識の重大な突破を表している。党の十九大報告は「市場が資源配置における決定的な役割を発揮させ、政府の役割をよりよく発揮させる」ことを再び強調し、社会主義市場経済システムに対する全面的な配置の改善を加速させた。 

  供給側の構造的改革は明らかな進展を成し遂げ 

  党の十八大以来、中国経済発展は新しい環境とチャレンジに直面している。世界経済の回復が低迷し、貿易保護主義が台頭し、世界経済構造が深く調整されている。また、国内の土地、労働力などの要素価格が高速に上昇し、資源環境の制約がますます強くなり、不合理な経済構造、粗放な発展方式などの問題は際立っている。かつてない圧力とチャレンジに直面して、党中央は供給側の構造的改革の推進という政策配置を作成し、巨大な勇気と決心によって中国経済がより高い形態へと発展する構造の変革を展開し、「三去一降一補」(生産能力の削減、在庫の減少、レバレッジの解消、コストの軽減、短所の補い)五大任務が段階的な成果を成し遂げるように推進してきた。深いレベルからみれば、供給側の構造的改革を推進することは、政府と市場との関係をさらに整理することだ。それは、経済システム改革の中核的な問題にかかわり、構造の変革を推進するための鍵だ。党の十八大以来、国務院の各機関は、行政審査事項を618項取り消し、委譲し、中央が指定し、地方が実施する行政審査事項を283項取り消し、中央政府レベルで審査された企業投資プロジェクトの経費を90%削減し、工商登録前置審査事項の87%を後置審査事項にしたり、取り消したりした。「行政の簡素化・権限の委譲、委譲と管理の結合、サービスの最適化」などの改革が深く推進され、市場の活力が明らかに強化した。党の十九大報告は、供給側の構造的改革を現代化経済システムの主線にし、供給側の構造的改革に対して新しい位置づけを行い、新しい要求を提出した。供給側の構造的改革の推進は、供給システムの品質を向上し、中国社会生産力が新しい飛躍を実現するように推進している。 

  国家ガバナンスは経済社会発展の要求により適応するようになり 

  「改革の全面的な深化の全体的な目標は、中国特色のある社会主義制度を改善、発展させ、国家ガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化を推進することだ。」と党の十八回三中全会が提案した。国家ガバナンスの現代化の推進を提案したことは、中国改革のプロセスにおける重大な革新で、改革を全面的に深めることによって社会トップデザインが経済社会発展の要求により適応するようにさせることを意味している。中央は改革の全面的な深化に取り組む指導者グループを成立し、改革と政策作成の効率を向上し、各種の利益の制約を力を合わせて破り、改革が重大な進展を成し遂げるように引き続き推進してきた。国家ガバナンス現代化レベルの向上は、中国社会主義民主政治の発展と進歩に集中して現れている。党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央は党の指導、人民を主人公とする主旨、法に従って国を治めること、有機的な統一を堅持し、改革を全面的に深めることによって人民民主を拡大し、民主制度を改善し、民主の形を豊富にし、民主のルートを拡大し、各分野各レベルから人民が政治に系統的に参加するように推進し、より広く、より十分な、より完全な人民民主を発展させ、中国社会主義政治制度のの優位性を引き続き発揮している。例えば、2015年、全国人民代表大会常務委員会弁公室が公表した『特別尋問工作の改善に関する若干の意見』は、毎年、国務院の指導者が全国人民代表大会常務委員会に特別工作報告を行い、審査意見を聴取し、質問に回答するように要求することによって、特別尋問をより規範化、よりメカニズム化、より常態化にさせた。2015年6月、中共中央は『中共全国人民大会常務委員会党組織の県・農村人民代表大会工作・建設の強化に関する若干の意見』を配布し、人民代表大会の代表と人民民主とのつながりを緊密にさせ、代表職責履行の激励メカニズムの構築を検討するなどの具体的な措置を提出し、各県・農村が人民代表大会の建設を積極的に展開するように明確な方向を示した。2015年、中共中央は『社会主義協商民主の建設に関する意見』を公表し、トップデザインの高度から協商民主の発展ルートを系統的に計画した。上述のような制度の構築と改善を通して、中国国家ガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化が推進されている。 

  腐敗撲滅・廉潔提唱作業は著しい成果を成し遂げ、法に従って国を全面的に治めることは深く推進され 

  改革を全面的に深めることによって良好な経済社会発展の環境を構築するためには、廉潔精神を持ち、公事を重んじ、敏腕で、効率的な党員と公務員チームを建設しなければならない。党の十八大以来、党中央は腐敗をを厳しく取り締まり、過去の各不文律を破り、一部の地域と分野で多発した腐敗問題を洗いきよめ、党風・政風を新たにした。越権行為や汚職行為を行った腐敗者に対しては、職務を問わずに、党の規律と国の法律を犯したものを法律に従って厳しく取り締まってきた。全面的な厳しい党内統治を動揺せずに推進し、腐敗撲滅闘争の圧倒的な態勢を形成した。腐敗撲滅のうねりが盛り上がり、悪をさげすみ善を称揚している。党風が廉潔・公正になり、民心が奮い立ち、党員・幹部全体は深く教育された。それは、政府権力の行使を規範させ、市場主体の合法的な権益を保証するために良好な基礎を打ち立てた。腐敗を粛正するときに、党中央は全面的な国家統治を深く推進し、法律制度の建設によって根本から国の長い安定を保障してきた。党の第十八回四中全会は『法に従って国を治めることを全面的に推進することに関する中共中央の若干の重大問題に対する決定』を通過し、「党が人民を率いて憲法法律を作成、実施することと、党が憲法法律の範囲内で活動を展開することを統一させ、法定のプロセスを通して、党の主張を国家の意志にする」と提案した。それは、党の主張と人民意志との有機的な統一を実現し、法に従って国を全面的に治めることが新時代に入るように推進するために有利なのだ。 

  生態文明システム改革、美しい中国の建設を推進 

  党の十八大以来、党中央は生態文明の建設を「五位一体」の全体的な配置に取り入れ、国政運営の重要な戦略地位に置いた。党の第十八回三中全会は、生態文明制度システムの構成と改革方向、重点任務を全面的に記述し、生態文明の建設を推進するための大きな革新になった。党の第十八回四中全会は、厳しい法律制度で生態環境を保護することを要求した。党の第十八回五中全会はグリーン的発展を新発展理念に取り入れた。党の十九大はさらに生態文明の建設を中華民族永遠の発展という千年計画のレベルまで向上した。生態文明建設のトップデザインの推進は、党が発展法則に従って、人民の期待に対応し、責任感を持つ精神と行為を表した。2015年9月、生態文明システム改革の「四梁八柱」と呼ばれる肝心な書類である『生態文明システム改革の全体的方案』が公表され、2020年までに8項の重要制度の構築が提案された。習近平氏が次のことを強調した。最も厳しい制度、最も厳しい法治を行うことでしか、生態文明建設に頼れる保障を提供することができない。党の十八大以来、生態文明建設をめぐって修正した法律は十数部もある。今、中国はかつてない速度で最も厳しい生態環境法律制度を構築している。また、環境保護と監督・査察は全国範囲内で行われ、大量の汚染企業が閉鎖され、環境統治は重大な進展を成し遂げた。それは、「石を踏めば印を残し、鉄を掴めば痕を残す」精神で改革を推進することの最高の解釈なのだ。 

  国防と軍隊改革は歴史的突破を実現 

  変革を恐れない軍隊でしか、永遠に不敗の地に立つことができない。党の十八大以来、わが軍隊の改革は著しい成果を成し遂げた。指導管理システムは歴史的変化を実現し、連合作戦指揮システムは実質的な突破を成し遂げ、規模構造と軍隊編成はシステム的な再構築を実現し、連勤保障システム改革は肝心な飛躍を完成し、軍隊・大学・研究院、科学研究機構、訓練機構の改革は堅実な一歩を踏み出し、軍民融合発展などの改革は重要な進展を成し遂げた。2012年11月15日、習近平氏は新しい中央軍事委員会第一次常務会議でつぎのことを述べた。終始して改革と革新の精神で開拓、前進し、中国特色のある軍事変革を深く推進し、軍事競争の主導権を奪いとる。2013年11月、党の第十八回三中全会は国防と軍隊変革を改革の全面的な深化に取り入れ、党の意志と国家の行為まで上昇させ、党の歴史において始めて国防と軍隊改革の深化を単独した一部として党全会の『決定』に書き入れた。2015年7月22日と29日、習近平氏は中央軍事委員会常務会議と中央政治局常務委員会会議を開催し、国防と軍隊改革を深める全体方案を審査・通過した。国防と軍隊変革の深化は複雑であるため、肝心なところを掴まなければならない。習近平氏は本部システム、大軍区システム、大陸軍システムを打ち破ることを改革の突破口にした。本部制を多機関制にし、指揮、建設、管理、監督などのルートをより明らかにし、政策作成、計画、執行、評価などの職能配置をより合理的にし、戦略計画とマクロコントロールによりフォーカスすることによって、軍事委員会機関を軍事員会の参謀機関、執行機関、サービス機関にする。中央軍事委員会連合作戦指揮センターを成立し、軍事委員会、戦区という二つのレベルの連合作戦指揮機構を建設、改善し、平戦一体、常態運航、専司主営、敏腕効率的な戦略戦役式システムを構築し、人民軍隊の指揮構造を再構築し、人民軍隊連合作戦指揮システムの改革が感じな一歩を踏み出した。陸軍指導機構とロケット軍、戦略支援部隊を成立し、陸軍規模を大幅に減少し、陸軍が全員総員額に占める割合は50%以下に低下した。元の18つの集団軍に基づいて調整し、13つの集団軍を構築し、構造配置を調整、最適化させた。未来の改革は必ず豊富な成果を成し遂げ、強軍の夢も必ず実現するだろう。 

(著者は元国家体育改革委員会の副主任)

 

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