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主要な社会矛盾の変化と歴史段階の変わらないことを弁証法的に認識し、基本的な国情に立脚し基本路線を堅持する

発表時間:2018-04-12 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:李健 | 出所:「人民日報」(2018年3月20日)

  党の第19回代表大会の報告は、中国の特色ある社会主義は新時代に入り、我が国の主要な社会矛盾は人民の日増しに増大する素晴らしい生活への需要と発展の不均衡・不十分の矛盾に転化したと指摘した。同時に報告は次のように指摘し、わが国の主要な社会矛盾は変わったが、わが国の社会主義が位置する歴史的段階についてのわれわれの判断は変わっておらず、わが国が今もなお、そしてこれからも長期にわたって社会主義の初級段階にあるという基本的国情は変わっておらず、世界最大の発展途上国としてのわが国の国際的地位は変わっていない。現在のところ、社会上の一部の人はまたぼんやりとした認識を持って、主要な社会矛盾が変われば我が国の社会主義がもはや初級段階にあるわけではないと意味すると思った。これについて、唯物弁証法を運用する必要があり、全面的に正しく認識し把握しなければならない。 

  党の第19回代表大会で下した我が国の主要な社会矛盾が変わったが、我が国の位置する歴史的段階が変わっていないという論断は、唯物弁証法の堅持と運用を体現した。弁証法的唯物論は次のように考えて、一定の量的変化を経て、物事が一部の質的に変われば、発展は新しい段階に入る。この時に主要な矛盾は変わったが、別にこの物事の発展する全過程を終結せず、「変わる」と「変わらず」は統一するのである。毛沢東同志は『矛盾論』の中で次ぎのように分析し、「事物の発展過程における根本的矛盾と、この根本的矛盾によって規定される過程の本質は、その過程が完了するときでなければ消滅しない。しかし、事物の発展する長い過程のなかのそれぞれの発展段階は、その状況がたがいにちがうことがよくある」。同一の過程のそれぞれの段階の統一は、物事の本質がそれぞれに段階の中で一致性があるため、同一の過程はそれぞれの段階が互いにちがっているのは、まず主要な矛盾の変化のためである。物事がその本質の条件を維持する下で、主要な矛盾は「変わる」と過程自身が「変わらない」の弁証法的統一は、あまねく存在する客観的法則である。 

  社会主義初級段階は比較的長い歴史的過程である。この歴史の過程において、主要な社会矛盾も社会の発展に従って変化する。中国の特色ある社会主義は新時代に入ったこと、これは我が国の社会主義初級段階の比較的長い歴史の過程で発生する非常に重要な段階的変化である。現在、我が国社会の生産力のレベルが全体的に著しく高まって、社会の生産力は多くの面で世界の上位に挙がった。同時に、人民大衆の需要は多様化・重層化・多方面にわたる特徴が見られ、物質・文化生活に対してより高い需要を求めるだけでなく、民主・法治・公平・正義・安全・環境などの面での要求は日増しに大きくなっている。この両方の変化は、我が国の主要な社会矛盾に関するもとの説明がすでに我が国社会の発生された大きな変化を正しく反映することはできなくなり、中国の特色ある社会主義が新時代に突入する歴史的転換を正しく反映することはできなくなり、我が国が発展する新しい歴史的位置を正しく反映することはできなくなった。そのため、党の第19回代表大会の報告は次のように指摘し、発展の不均衡・不十分な問題はすでに人民の日増しに増大する素晴らしい生活への需要を満すのに制約する主な要因となり、したがって我が国の主要な社会矛盾が変わったという新しい説明をおこなった。 

  我が国の主要な社会矛盾の変化は依然として社会主義初級段階の発展する過程における変化である。社会主義初級段階は社会主義が発達していない段階であり、この未発達は経済、政治、文化、社会、生態などの多くの面に体現している。現在、我が国は10数億人の衣食問題を安定に解決し、全体として小康を実現したが、多くの挑戦と困難に直面し、発展の不均衡・不十分である一連の際立った問題はまだ解決しておらず、民生分野では多くの脆弱な部分があって、社会文明の水準はまだ高める必要があり、社会的矛盾と問題が折り重なり、イデオロギー分野の闘争は依然として複雑であり、一部の改革計画と重要な政策・措施は更に実行しなければならず、党建設の面はまた多くのウィークポイントが見られるなど。したがって、我が国の社会主義が位置する歴史段階は変わていないし、我が国は依然として社会主義初級段階にある。 

  要するに、われわれは我が国の主要な社会矛盾の変化がもたらした全局に関わる歴史的な変化を見てとるとともに、社会主義初級段階の基本的特徴と根本任務が別に変わっていないことを見てとらなければならない。われわれは依然として社会主義初級段階の基本国情に立脚し、党の基本路線を堅持し、この第1の任務の発展を堅持しなければならず、中国の特色ある社会主義の事業を前へ不断に推し進めければならない。 

(作者部門、北京大学マルクス主義学院)

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