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中国特色のある社会主義政治発展の道の必然的な

発表時間:2018-03-13 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:董振華 | 出所:『光明日報』(2018年01月31日)

  党の十九大報告によると、中国特色のある社会主義政治発展の道は、近代以来、中国人が長期的に奮闘してきた歴史的ロジック、理論的ロジックと実践的ロジックが齎した必然的な結果だ。新時代中国特色のある社会主義が輝かしい成果を成し遂げ、中国の道の世界的意義を充分に示し、西洋の道が「唯一の正確な道」「どの国にも適応する」ような神話を破り、各国が自分の国情によって適切な民主政治制度を構築すべきだということを力強く証明した。中国特色のある社会主義が新時代に入ったことは、中国特色のある社会主義の道、理論、制度、文化が発展し続け、発展途上国が現代化への道を拡大し、世界で発展を加速させながらも自国の独立性を保ちたい国と民族に斬新な選択肢を提供し、人類問題を解決するために中国知恵と中国方案を提供したことを意味している。 

  1.中国特色のある社会主義政治発展の道の歴史的必然性 

  歴史を振り返ってみれば、中国は西洋民主を普及させることによって中華民族の復興を実現しようとしたことがある。例えば、清代末期の立憲君主制、辛亥革命後の大統領制、多党制の試みなど。しかし、そのいずれも時代の課題を解決することができなかった。中国共産党の指導のもとで、中国革命、建設、改革と発展の歴史的プロセスにおいて、中国は自分に相応しい民主政治の道を探索、改善し、人民代表大会の制度を固め、改善し、基層民主自治を発展し続けてきて、広い内容、豊富な階層を持つ人民が国の主人となる本当の人民民主を実現し、中国共産党を指導者とする多党協力と政治協商制度を堅持、改善し、最も広い愛国統一戦線を構築し、結集できるすべての力を結集し、人民民主の知恵を集め、法に従って国を治め、憲法に従って国を治めるという基本的政策を確立し、貫き、法治国家、法治政府と法治社会の一体化建設を堅持し、権力運行制約と監督のシステム・メカニズムを構築、改善し、腐敗処罰・予防のシステムを形成し、党と国家指導機関と人員が法定な権限と手続きに従い、権力を行使することを保証してきた。党の十八大以来、中国の民主制度がより完全になり、民主形式がより豊富になり、民主レベルが向上し続け、人民が国の当主となる権利の有効な行使を保障し、秩序、効率と民主の協同的前進を実現した。中国の大地に深く根付け、マルクス主義民主理論と中国の実際との結合という基本的原則を指導とすることを終始して堅持し、人類政治文明の有益な成果を参照し、中国の伝統的な文化と制度文明の中にある民主性要素を吸収したからこそ、中国特色のある民主モデルは著しい成果を成し遂げ、中華民族の偉大なる復興という中国夢を実現するための政治的基礎を固め、中国奇跡を作り出すために有力な制度保障を提供したわけだ。 

  中国特色のある社会主義民主政治は中国特色のある社会主義事業につれて発展し続けてきたが、これからも時代と共に前進していき、歴史、他国の経験と教訓を止揚する原則のもとで社会主義方向を堅持し、自国の発展と前進を堅持する。中国民主が成し遂げた輝かしい成果に直面し、「歴史終結論」を主張したフランシス・フクヤマは自分の観点を修正した。「客観的な事実は、西洋の自由民主が人類歴史進化の終点ではないことを証明した。中国の台頭につれて、いわゆる『歴史的終結論』にも改善される余地がある。人類思想の宝庫は中国の伝統に一定の場所を残さなければならない。」 

  改革開放40年來、中国経済社会の発展はきわめて大きな変化を成し遂げ、国際舞台で重要な影響力を持つ世界大国になった。それは、中国特色のある社会主義政治発展の道の実践成果であり、現代中国政治システムの強い生命力と優越性の証明でもあり、西洋民主の普遍性の神話を破った。中国の道の成功は、国がどんな政治制度を実行し、発展の道を歩むかは結局、この国の具体的な国情と歴史文化条件によって決まることを証明した。自国の土壌に深く根付け、充分な養分をくみ取った民主制度こそが最も信頼でき、役に立つものだ。 

  2.中国特色のある社会主義政治発展の道の理論的必然性 

  理論からみれば、生産力の発展と人民の幸福を促進できる民主こそが良い民主だが、中国の民主政治は生産力の発展と人民の幸福を促進できる有効な制度だ。「民主というものは、目的に見えるが、実際には一種の手段なのだ。民主がトップデザインで、政治のカテゴリーにあるとマルクス主義が言っている。つまり、それは結局経済基礎にサービスを提供するものだ」と毛沢東氏が述べた。よって、生産力の発展と人民の幸福を促進できるかどうかは、国の民主制度の適切性、合理性、優越性を判断する根本的な標準なのだ。中国の民主政治が生産力の発展と人民の幸福を有効に促進できるのは、特別な制度的優位性を持っているからだ。 

  民主に基づき正確な集中を形成し、正確な方針・政策と重大な政策を作成することによって、全党全国の統一的な意志を形成し、社会資源を有効に統合し、効率的に執行し、権力掣肘の問題を有効に回避することができる。一方、西洋民主が育成した個人主義は、民主と集中との弁証的、有効な統一を実現することができない。共同体主義代表者の一人であるチャールズ・テイラーによると、原子論は個人及び個人の権利が社会に対する優先性を強調しすぎ、社会を個人の目的を実現する道具としている。17世紀からこれまでのすべての契約論に基づく自由主義、個人主義に基づく功利主義はいずれも「原子論」なのだ。西洋民主は原子論の理論に基づいて構築され、原子論の公民を育成している。原子論の統治にある原子主義公民は、権力掣肘の問題に直面するのは当たり前のことだ。    

  広い民主権利を実現すると同時に、各方面の意見を正確に集中し、異なる利益を協調し、権力を集団的に行使し、科学的な政策を作成し、人民の意志と利益の実現を保証し、社会の公平と正義を維持し、各グループの意見、知恵、力を集め、党と国の活力を強化し、力を合わせて作業を遂行し、中国の発展を共に推進する強い力を形成した。西洋民主は形では全民民主だが、実際は資本の民主で、西洋資本主義制度に適応する民主なのだ。資本主義国家が「ただの資産階級のすべての共同事務を管理する委員会だ」「資産階級社会が資本主義生産方式の一般的外部条件が労働者と個別の資本家に侵犯されないために作り出した組織」「その形が何であろうと、その本質は資本主義の機械、資本家の国、理想の総資本家だ」とエンゲルスはかつて鋭く指摘した。当面、西洋国家の利益グループが政治を掣肘する現象は至る所に見られる。院外グループ、遊説はすでに「制度」になっている。その意味では、イギリスの元首相ブレアは「ニューヨークタイムズ」で「現代の国家管理はこのような矛盾に直面している。民主の日増しに向上する需要を満足するためには改革が必要だ。しかし、民主がこれらの変革に反対するように煽り立てられやすい。」と指摘した。このような状況では、民主が国の建設と発展に参加する積極性と主動性を動員できるものか。 

  中国特色のある社会主義民主制度が中国の歴史と国情が政治制度に対する全体的な要求に適応したため、国家の長期的な安定発展を維持し、社会主義社会の生産力レベルを向上し、人民の根本的な利益に符合し、経済社会の発展を促進する中鮮明な制度的優位性を現した。 

  3.中国特色のある社会主義政治発展の道の現実的必然性 

  経済と政治は弁証的な関係だ。政治の発展がなければ、経済の発展は不可能だ。本質からみれば、政治システムの改革はトップデザインによって調整され、経済基礎と生産力発展の需要に適応し、社会生産力の発展によりよいサービスを提供し、それを促進することによって、社会全体の進歩を推進している。中国特色のある社会主義民主政治は、中国共産党の指導を堅持し、人民が国の当主となることを保証、発展させ、法に従って国を治めることを全面的に推進し、民主集中制を堅持する原則において発展し続け、中国経済社会の高速成長をも促進した。中国特色のある社会主義政治発展の道は実践の現実的必然性を持っている。 

  中国共産党の指導を堅持し、中国特色のある民主政治は中国の調和・安定と協調・発展に根本的な政治的保障を提供した。十数億人の人口を持つ大国として、国内部が四分五裂することは最も恐ろしことだ。十数億人の人口の力を合わせることができるのは、中国共産党以外に誰もいないのだ。中国共産党の指導の下で、改革開放40年來、特に十八大以来、中国が成し遂げた民主政治建設の成果は明白な事実だ。このような民主モデルによって、中国は民の声に耳を傾け、民の知恵を集め、安定な政治、有効な政策を実現し、経済の繁栄と社会の発展を確保し、中国民主政治の強い生命力を現わした。人民が国の当主になることは中国特色のある社会主義民主政治の本質と中核で、中国特色のある社会主義事業の発展のために力を集めた。中国は人民代表大会制度、中国共産党を指導とする多党合作と政治協商制度、民族区域自治制度、基層民主自治制度からなる民主政治制度を構築、実施し、人民が国の当主になることを着実に保障した。中国特色のある社会主義民主政治制度が「良政」と「善治」を実現できたのは、我が党と国は終始して人民民衆の根本的な利益を出発点と立脚点とし、民衆の知恵、力と積極性を呼び立てた。民衆の積極的な参加、貢献がなければ、中国の改革開放事業はこのような輝かしい成果を成し遂げることもできなかった。法に従って国を治めることは、党が人民を指導して国を治める基本的な政策で、中国特色のある社会主義事業の発展に法治保障を提供した。法に従って国を治めることを全面的に推進し、社会主義法治国家を建設することは、中国特色のある社会主義民主政治建設の基本的保障と基本内容だ。民主と法治は中国社会主義政治文明建設の二大の基本的目標だ。民主と法治は互いに補完し合うもので,一方を失えば他方も存在しなくなる。民主がなければ、法治は源のない水になり、法治がなければ民主に保障がなくなる。民主集中制は党と国の根本的な組織制度と指導制度で、科学的で有効な民主制度で、党と国の最大の制度優位性なのだ。民主集中制は、中央と地方の関係、上級と下級の関係が中央の統一的な指導を保証できるのみならず、地方にも妥当な自主権を与えており、上級の法令が厳しく執行されることを保証できるのみならず、下級、民主の積極性をも充分に発揮させるように決定している。 

  中国の道の成功は、政治制度の普遍モデルが存在しなく、西洋民主モデルの普遍性も存在しなく、各国が自国の歴史文化伝統、社会歴史背景、経済発展状況によって自国に相応しい政治発展の道を選ぶべきだということを示した。十九大報告で指摘されたように、世界には、完全な同じような政治制度モデルが存在しない。特定な社会政治条件と歴史文化伝統を離れて政治制度を抽象的に評価することはできない。外国の政治制度モデルを機械的に当てはめてはならない。中国特色のある社会主義政治制度は、中国共産党と中国人民が中国の国情に立脚し、実情に相応しい偉大なる試みだ。我々は、社会主義民主政治の優位性と特徴を充分に発揮し、人類政治文明の進歩のために中国の知恵が満ちた貢献をする自信と能力を持っている。 

(著者の所属:中央党校)

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