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協力・ウィンウィンを実現する偉大なる試み

発表時間:2018-03-13 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:石雲霞 | 出所:『人民日報』(2018年01月29日)

  習近平氏が党の十九大報告で次のことを述べた。中国は対外開放の基本的政策を堅持し、扉を開いて国を建設することを堅持し、「一帯一路」国際協力を積極的に促進し、政策の疎通、施設の連通、貿易の開通、資金の融通、民心の通じ合いを実現し、国際協力の新しいプラットフォームを構築し、共同発展に新しい動力を注ぐ。「一帯一路」建設は協力とウィンウィンを実現するための偉大なる試みで、各参加国が協力して人類運命共同体を共に構築するために重大な意義を持っている。 

  当面の世界では、各国の経済発展が深く融合し、単一の国がグローバル経済問題がもたらすチャレンジに独自に直面することはかなり難しくなった。改革開放以来、中国経済が高速成長し、世界経済発展に強い動力と活力を注いできた。当面の経済グローバル化が直面する問題とチャレンジを解決するためには、中国知恵、中国方案が必要なのだ。世界構造が大変革、大調整する正念場では、中国は「一帯一路」建設を提唱、推進した。「一帯一路」建設は平和・協力、開放・包容、相互学習、互恵・ウィンウィンのシルクロード精神を持って、国際協力の新しいモデルを切り開き、広いグローバル視野と豊かな気持ちを表した。 

  経済グローバル化の時代、世界はあなたの中に私が居り、私の中にあなたが居るような「地球村」になった。他の国を離れて、自国だけの経済発展のみを求めたり、 勝者がすべてを一人占めしたりするような行為はもはや通じなくなり、利益の共有を求め、協力とウィンウィンを実現することこそが発展の道なのだ。「一帯一路」建設は別に門戸を築くのではなく、既存の国際メカニズムに対する有益な補充と改善で、その目標が協力・ウィンウィン、共同発展を実現することにある。中国が「一帯一路」建設を推進することは、一人芝居をするつもりではなく、各国の共同参加を歓迎することで、勢力圏を図るのではなく、各国の共同発展を支持することで、自家の庭を営造するのではなく、各国が共有する花園を建設することだ。「一帯一路」建設がすでに「どちらが勝ちどちらが負けるか、ウィナー・テイク・オール」のような時代遅れの考えを遥かに超え、国際社会に互恵・協力・ウィンウィンの発展新理念と協力の新しいメカニズムをもたらすことができるといえよう。 

  「一帯一路」建設の実践からみれば、この偉大なる試みは伝統的な区域経済一体化モデルに対する超越と革新だ。「一帯一路」は、インフラの建設と相互連通を推進し、経済政策の協調と発展戦略とのドッキングを強化し、協同連動発展を促進し、共同繁栄を実現するように取り組んできた。「一帯一路」は、共商・共建・共有の原則を堅持し、新たな発展のチャンスを切り開き、発展の新動力を図り、発展の新空間を拡張し、各国が発展のボトルネックを破り、発展の格差を縮小し、発展の成果を共有するように支援してきた。「一帯一路」建設は異なる地域、異なる発展段階と異なる文明を乗り越え、どの国も締め出さずに、ただ許された範囲内でのみ行動を許すような真似もせずに、排他性を持たずに、すでに各国が共に作り出すグローバル公共製品となった。「一帯一路」建設の中で、各参加国は平等な貢献者、受益者で、苦楽を共にし、運命を繋げ、経済のグローバル化が直面する問題とチャレンジに協力して対応している。 

  「一帯一路」建設は、相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンの新型国際関係の構築、対抗より対話、同盟より同伴のパートナーシップの構築に有利だ。習近平氏は次のことを強調した。中国は平和五原則に基づき、「一帯一路」建設のすべての参加国と友好・協力関係を結ぶことを望んでいる。世界各国と発展の経験を共有するが、他国の内政を干渉せずに、自国の社会制度と発展モデルを輸出したり、無理に押しつけたりしない。また、「一帯一路」建設の推進は、地縁競争の古い道を歩むのではなく、協力・ウィンウィンの新しいモデルを切り開き、安定を破壊するような小さなグループを形成するのではなく、調和・共存の大きな家庭を形成するのだ。このような重要な論述は、中国の承諾で、「一帯一路」建設国際協力の魂で、国際社会の政治・軍事同盟のような古いパターンを根本的に超えている。 

  「一帯一路」建設は文明交流によって文明の障壁を乗り越え、文明の相互学習によって文明の衝突を乗り越え、文明の共存によって文明の優越を乗り越え、各国の相互理解、相互尊重、相互信頼を推進してきた。文明の多様性は文明の交流を齎し、文明の交流は文明の融合を孕み、文明の融合は文明の進歩を推進する。文明の異なりは世界衝突の原因になるべきでなく、文明の多様性を尊重したうえで文明の交流と相互学習を推進することは、人類社会が発展、進歩する正確な方向だ。「一帯一路」建設は文明の多様性を尊重し、開放・包容の世界の構築に取り組み、国際協力の新しいプラットフォームを形成し、当面、人類が共に直面する問題を解決するために中国知恵と中国方案を提供した。 

(著者の所属:武漢大学)

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