ご意見・ご感想

質の高い発展に大きな一歩を踏み出した

発表時間:2018-02-28 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:胡鞍鋼、張新 | 出所:「人民日報」(2018年1月22日)

  党の第19回全国代表大会の報告は次のように明確に指摘し、我が国の経済はすでに急速な成長段階から質の高い発展の段階に転じるようになった。2017年は第13次5ヵ年計画を実施する上での重要な年であり、供給側構造改革を深める年である。2017年に我が国の経済における最もハイライトはパターン転換の態勢が逐次強くなり、質の高い発展の上でする態勢次第にしっかりしていてで、質の高い発展に大きな一歩を踏み出した。 

  経済成長は予想を上回り、小康社会の全面的完成の決戦に勝利し、新時代の中国の特色ある社会主義の偉大な勝利をかち取るために確固たる基礎を打ち立てた。2017年に我が国のGDP(国内総生産)は6.9%伸び、成長率は世界の主要な経済体において依然として上位にキープして、明らかに米国、EU、ドイツ、イギリスと日本などの発達国より高く、インド、インドネシア、トルコなどの新興国をも上回っている。我が国の年間GDPは82.7兆元に達した。不変価格で計算して、2017年に我が国のGDPは2000年の4.54倍に相当し、党の第16回全国代表大会の報告で提起したGDPを2020年までに2000年4倍増になる目標を上回って、党の第18回全国代表大会の報告の打ち出した2020年までにGDPを2010年倍増する目標の83.2%伸び率を実現して、今後3年間年経済の平均成長率は6.3%以上を維持すればこの目標を実現することができる。2017年のGDPは2000年の4.13倍に相当して、3年間繰り上げて党の第17回全国代表大会の報告の打ち出したGDPは2020年までに2000年の4倍増にする目標を実現し、小康社会の全面的完成の決戦に勝利するための土台がしっかりと築き上げられた。 

  経済の効率は持続的に向上し、経済の原動力の転換は加速された。企業の収益水準は絶えず高まり、質と効率志向型へ転換している。2017年1~11月間,一定規模以上の工業企業の収益は2016年同期比21.9%増で、一定規模以上のサービス業企業の営業利益の伸び率は30.4%に達した。2017年、中央企業の達成した利益が初めて1.4兆元を突破して、2016年同期比15.2%増となり、経済効率の増加分と伸び率は皆5年来の最も良い水準に達し、デレバレッジング(債務圧縮)の中で主力軍の役割を発揮した。2017年11月末、一定規模以上の工業企業の資産負債率は55.8%で、2016年同期比0.5ポイント下がり、経済の動きの質は逐次向上された。同時に経済成長の原動力の転換が加速された。1、消費が経済成長に対して主な牽引作用を発揮して、2017年の最終消費支出がGDP増に対する寄与率は58.8%となった。2、投資は安定的成長を保ち、構造がいっそう最適化された。2017年、全国の固定資産投資は2016年同期比7.2%増で、インフラへの投資は19.0%増となり、ハイテク制造業への投資は2016年同期比17%増で、1~11月間医療、養老、教育、文化、スポーツなどの社会分野の投資は17%伸びた。3輸出の構造は絶えず最適化され、輸出の主力は労働集約型企業から技術集約型の企業にシフトされた。2017年、機械電子製品は輸出総額の58.4%を占め、高速鉄道、海洋設備、原子力発電装備、衛星などは我が国の新しい輸出の優位産業なった。これらのデータから見れば、消費とハイテク産業はすでに我が国の経済の発展の主な原動力になり、マクロ経済を安定させ、人民の福祉を増進する役割は日増しに目立つようになる。 

  先進科学技術の優位を創出して、産業構造のミドル・ハイエンドへ邁進が加速された。世界知的所有権機関の「グローバル・イノベーション指数」報告によると、我が国のイノベーション指数の世界ランキングにおいて2012年の第34位から2017年第22位に上昇した。2017年、我が国の特許出願件数は138.2万件で、引き続き世界1位にあった。国際特許協定(PCT)の申請は5.1万件であった。世界知的所有権機関事務局長フランシス・ガリ氏が「中国が徐々にグローバル・イノベーション・ブランド作りの面においてリード役を果たすようになっている」と思っている。人工知能AIという今日の世界各国がしのぎをけずって争う先端科学技術分野で、中国はすでに米国と並行しているようになった。世界最大の文献出版社―――エルセビア(Elsevier)の統計では、2012~2016年に100社の人工知能研究機構の中で、米国は30社を占めて、中国は15社を占めて、日本は1社しかなくて、中国科学院の該当分野の論文の引用回数は世界の第三位にランクされている。その外に、基礎物理、幹(ES)細胞、ナノ研究、宇宙、深海、地球深部、スーパーコンピューター、宇宙・空中・地上一体化情報ネットワーク、量子通信・量子コンピュータ、脳科学・脳模倣研究(Brain Science and Brain-Inspired Research)など分野において、中国はすでに、あるいは先駆的優位を作り出しており、科学技術進歩での寄与率は絶えず上昇している。イノベーションで発展を支える役割が明らかに強くなるに従って、我が国のミドル・ハイエンド産業の成長が加速された。2017年、ハイテク産業、装備制造業の付加価値の伸び率はそれぞれ13.4%と11.3%で、一定規模以上の工業企業のそれを大いに上回った。「中国製造2025」の実施した成果が著しく、「復興号」をはじめとする先進軌道設備、「華竜1号」を代表とする第3世代原子力発電技術などのハイエンド装備制造業はすでに国際的な先端水準に達し、みごとにグローバル・ハイエンド市場に切り込んだ。2017年に我が国の工業用ロボット生産は12万台を突破し、2016年同期比68.1%増で、生産台数は世界一位にある。C919大型旅客機はみごとな初試飛行などのシンボルとする重要な産業イノベーションは絶えず現れて、我が国の制造業はバリューチェーンのミドル・ハイエンドへの邁進を加速し、製造業強国づくりの推進は加速されたことを示している。 

  デジタル経済は新しい原動力を集め、新たなデジタル紅利(ボーナス)を創出している。我が国はすでに世界の最も多くのデジタルユーザーを擁する大国、モバイル支払を最も多く利用する大国となった。2017年6月にまで、我が国のインターネットユーザー数は7.51億人に達し、世界のインターネット利用者の総計の1/5を占め、インターネットの普及率は54.3%で、携帯電話のインターネット利用者数は7.24億に達た。我が国はすでにグローバルな最大規模の4Gネットワークを築き上げ、ユーザーの一般的実効速度が13.5Mビット/秒(Mbps)に達した。2017年に我が国のインターネット下り速度の世界ランキングでは50数位を躍進して、世界の第23位に到達した。デジタル経済の新たな原動力は集積して三つのデジタル紅利(ボーナス)を創出し、1、消費増の紅利(ボーナス)。我が国のモバイル決済による取引規模はすでに81兆元超え、世界一になり、2017年の全国ネット上の小売り総額は7.18兆元、2016年同期比32.2%増、社会消費財小売総額の伸び率を20ポイント強を上回って、デジタル経済が大きく市場の消費を牽引したことを物語っている。2、デジタル経済の紅利(ボーナス)を創出している。「インターネット+」行動と国家ビッグデータ戦略を深く突っ込んで推し進め、インターネット・クラウドコンピューティング・ビッグデータなどのデジタル技術で駆動する新興産業はすでに新しい経済の支柱産業となった。3、デジタルによる就業の紅利(ボーナス)を創出している。多くの直接就業、オンライン医療、オンライン教育・飲食のテイクアウトなど新型の消費モデルの爆発的な拡大を促進し、名実ともに備わる新しい経済成長分野となった。 

  商事制度改革は制度の紅利(ボーナス)を放出し、世界最大の「創業国家」を築き上げている。2014年に実施し始めた商事制度改革が投資・創業に明らかな制度の紅利(ボーナス)をもたらした。2017年9月に、全国の実質に擁する国有企業の総社数は2907.23万社、登録資本総額が274兆3100億元、GDPの3.4倍に当たり、すでに世界最大の実業資本国となった。その中、私営企業が2607.29万社、登録資本が165兆3800億元、それぞれに企業総計と登録資本総計の89.7%と60.3%を占めている。中国はすでに世界最大の「企業王国」となり、世界最大の「創業国家」でもある。優れたビジネス環境と起業・革新の環境により中国がかつてなかった留学生の帰国のブームが現れ、帰国した留学者のウェートはすでに80%を上回って、年平均40万人を突破した。いまだかつてない中国留学のブームが現れ、年間中国に来て留学した人数が40万を突破し、中国に訪れた専門家・技術者などは年平均90万人を突破し、中国は世界の重要な、人材を引きつける国家となった。米国ピュー研究センター(ピュー・リサーチ・センター、 Pew Research Center)の調査によると、現在、中国の世界における人気度は次第に米国に追いつき追いこしている。 

  発展の中で人民の生活の保障・改善をはかり、世界の新規就業を最も多く創出し、住民所得増の最も速い国家の一つである。就業は最大の民生である。我が国はずっと世界で新規就業の最も多く創出する国家であり、十分な就業の目標(失業率が5%より低い)を実現する少ない国家の一つでもある。国際金融危機の勃発後、世界の直面する最大の試練は今なお高い失業率で、現在、世界の失業率依然として5.8%前後で、失業人口は2億人を上回っている。2017年1~10月に我が国の都市部新規就業人口が1191万人に達し、すでに年頭の所期の通年で1100万以上の新規就業目標を上回り、都市部登記失業率は4%以内にとどまり、年間4.5%以内に規制する所期目標に相応しかった。所得増は人民に最も確実な獲得感をもたらすことができる。我が国の住民は2017年に1人当たり可処分所得は実質に7.3%伸び、都市部住民と農村の住民は1人当たり可処分所得はそれぞれ実質に6.5%と7.3%伸び、住民の所得増は引き続き経済の成長率を上回って、我が国は引き続き世界の住民所得増の最も速い国家の一つとなった。戸籍制度の改革を引き続き深め、2016年に1600万人の都市部への転籍・定住をふまえて、2017年にまた1300万人以上の都市部に転籍・定住した人が増えると見込まれ、戸籍人口の都市化率は持続的に高まった。 

  生態文明建設が著しい成果が見られ、世界の炭素排出のマイナス成長を促進した。省エネ・排出削減の目標は実現し、2017年のGDP1単位当たりのエネルギー消費量は2016年同期比3.7%下がり、年間3.4%の制約性指標を超過達成した。主要な汚染物質の排出が持続的に減って、4項目の主要な汚染物質(化学的酸素要求量、アンモニアの窒素、二酸化硫黄、窒素オキソニウム化合物)排出が2016年同期比も年間拘束的指標を超過達成する見込まれる。生態製品の生産能力が明らかに向上され、ここ5年来の環境保護装備制造業生産の付加価値が平均に20%以上伸びた。2017年、我が国の森林カバー率は21.66%に達し、世界の森林資源の最も速く増えた国家の一つとなった。国際エネルギー機関の発表した「世界エネルギー展望2017中国特別報告」によると、中国のエネルギー構造は逐次クリーン発電に変わり、ますます再生エネルギー、天然ガス・電力に依存し、石炭の需要が引き続き下がっている。これは中国がグリーンエネルギーの時代に入り、世界の炭素排出のマイナス成長を促進することを意味する。 

  世界経済の発展のために重要な原動力を提供し、世界経済と貿易とも回復する中で先頭を行く役割を発揮している。中国の経済のハイライトは世界経済のハイライトでもある。2017年、中国は引き続き世界経済の発展のために重要な原動力を提供して、世界経済と貿易とも回復する中で先頭を行く役割を発揮している。2017年に世界経済は国際金融危機後の最も力強い成長態勢が現れたのは、中国の経済の果たした役割は無視できない。世界経済成長率は2016年の3.1%から2017年の3.5%に上昇し、中国のGDPの世界経済に占める割合が2016年の14.8%から2017年の15.3%に上昇し、世界経済に対する寄与率が35%前後に達するだろう。2017年に我が国の輸出入貿易総額は2016年比14.2%増、連続2年下降した局面から逆転し、貨物輸出入貿易のウェートが2016年の11.45%から2017年の12.71%に向上するであろう、世界貿易成長に対する寄与率が45%以上に達し、世界の輸出入市場の回復的成長を促進した。 

  中国は安定すれば、世界は安定する。中国は前進すれば、世界は前進する。中国が良くなれば、世界は良くなる。中国はこれほど世界の舞台で日増しに中心的な役割を果たすようはなかったし、これほど世界経済成長の原動力の源と安定させる重しとなったことはなかった。昨年末、開かれた中央経済工作会議ははっきり指摘したように、質の高い発展の推進は当面と今後の一時期に発展の構想を策定し、経済政策を制定し、マクロコントロールを実施する根本的な要求である。2017年、中国の経済は質の高い発展の道の上で確固たる一歩を踏み出した。 

(作者部門、清華大学)

関係論文