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一帯一路国際協力を積極的に促進

発表時間:2018-02-12 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:高虎城 | 出所:『人民日報』(2018年1月19日)

  「一帯一路」建設は、習近平氏が人類の前途と運命及び中国と世界発展の大勢を深く思考し、世界協同繁栄を促進し、人類運命共同体を作り出すために提案した偉大なる構想と中国方案で、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想の有機的な一部で、中国が世界の開放と協力に参加し、それをけん引する新境界を切り開いた。「『一帯一路』建設を重点に、国内導入と海外進出の両立を堅持し、共商・共建・共有の原則に従い、革新能力の開放と協力を強化し、陸海内外連動、東西双方支援の開放構造を形成すべきだ。」と習近平氏が党の十九大報告で指摘した。それは、「一帯一路」建設が新時代に開放とけん引の役割を引き続き発揮し、「二つの百年」奮闘目標と中華民族の偉大なる復興の中国夢を実現するために果たした新しい貢献を示している。 

  一帯一路建設の重大な意義を深く認識 

  「一帯一路」建設は古今を貫き、陸海を統合して、世界に向ける世紀の青写真だ。実践によると、この重大な協力提議は理念から行動へ、願いから現実へ転換し、世界共同発展の時代的新篇章を書き加え、非常に重要で深い意義を持っている。 

  「一帯一路」建設は中国が対外開放を拡大するための重要な措置と経済外交のトップデザインだ。開放は進歩をもたらし、閉鎖は後れをもたらす。長期的な革命、建設と改革実践の中で、我が党が開放法則に対する認識が深まった。党の十八大以来、中国特色のある社会主義が新時代に入り、開放型経済の基礎と条件は深く変化し、中国と世界の相互関係は歴史的な変遷を起こした。「一帯一路」建設は習近平氏がこの新時代の特徴を深く見抜き、中国の発展をより広い国際空間に置いて計画した主動的、開放的な措置で、我が党の開放理論が、中国開放の指導から世界各国共同開放の推進への転換という偉大なる歴史的転換を示し、中国特色のある社会主義の道路自信、理論自信、制度自信、文化自信を明らかに示した。 

  「一帯一路」建設は人類発展の難問を解決するために提供した中国知恵と中国方案だ。数千年の発展史を振り返ってみれば、人類社会は素晴らしい生活への憧れと求めに満ちている。2008年国際金融危機が爆発して以来、世界経済が深く調整され、貧富格差が拡大し、反グローバル化、ポピュリズムなどの思潮が台頭してきた。その深い原因は、依然として発展の不均衡にある。「一帯一路」建設は、発展格差の縮小に専念し、本質から各種の衝突と矛盾の源を解決することに取り組み、習近平氏が各国人民が平和と発展を求める共同の夢に着目して提案した発展協力協議で、世界発展の難問を解決するために提供した中国知恵と中国方案だ。 

  「一帯一路」建設はグローバル経済ガバナンスの新モデルを探索し、人類運命共同体を構築するための新しいプラットフォーラムだ。新世紀に入って以来、国際構造が深く調整され、グローバルガバナンスシステムの変革は歴史的転換点にある。このような背景において、「一帯一路」建設は中国がグローバルガバナンスを改善するために提案した重要な公共製品として時運に応じて現れた。「一帯一路」建設は小異を残して大同に就くこと、多くの事柄を包括・包容することを強調し、各国に世界事務に平等に参加する権利を与え、継承・革新、積極的な行動を堅持し、既存の国際秩序、国際法則の増量変革を推進し、国際社会に高く評価されている。これらの新しい主張、新しい提案は、グローバルガバナンスシステム変革の内的需要に従い、互いに助け合い、権力と責任を共有するような人類運命共同体意識を現わし、グローバル経済ガバナンスに新しい発想と方案を提供した。 

  「一帯一路」建設は新時代の中国特色のある社会主義の偉大なる開放実践だ。中国は「一帯一路」建設を導きに、深い開放、積極的な参加、主動的なけん引という特長を持つ新しい開放時代に入った。世界の140ヵ国と80以上の国際機関は「一帯一路」建設を積極的に支持し、参加し、国連大会、国際連合安全保障理事会などの重要決議は関連内容を取り入れた。経済貿易の協力が着実に推進された。2014-2016年、中国が沿線国家に対する投資は合計で500億ドルを超え、同じ沿線国家の貿易総額は3兆ドルを超えた。「一帯一路」金融協力ネットワークは一定の規模を持つようになり、一連の相互連通プロジェクト計画が実施され、各分野における人文協力は深く展開されている。第一回「一帯一路」国際協力ハイエンドフォーラムは成功に開催され、グローバル発展協力を推進するためのメカニズム化新プラットフォームになった。実際に、「一帯一路」建設は中国特色のある社会主義開放発展の新しい実践を切り開き、共産党新時代の国政運営の新理念を豊富にし、さらに発展させた。 

  一帯一路建設の全体的方向をしっかりと把握 

  党の十九大報告は成果を充分に認めた上で、「一帯一路」建設を重点に、陸海内外連動・東西双方向開放による全面的開放の新たな枠組みを築くことを指摘した。我々はそれを導き、シルクロード精神を継承し、「一帯一路」が平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道と文明の道になるように促進すべきだ。 

  共商・共建・共有を基本的原則とする。共商・共建・共有は「一帯一路」建設の重要な指導原則だ。三者はは互いに補完し合うもので、緊密に繋がり、有機的、統一的な全体を形成している。新しい情勢において、共商・共建・共有の原則に従い、各国の異なりを充分に尊重し、各国の国情に相応しい協力モデルを共に検討し、国家と区域の発展戦略を深く結合し、優位性の補完、協同発展を実現し、各参加者の達成感を強化し、各方面の積極性を充分に引き出すべきだ。 

  「五通」の交流と協力の深化を肝心な支援にする。政策の疎通、施設の連数、貿易の開通、資金の融通、民心の通じ合いは「一帯一路」建設の中核的内容だ。「一帯一路」国際協力を積極的に促進し、「五通」を手掛かりに、協力のレベルを全面的に向上すべきだ。政策の疎通を強化し、「一帯一路」建設の政治基礎を固め、施設の連通を強化し、「一帯一路」建設のインフラネットワークを引き続き改善し、貿易の開通を強化し、互恵協力の活力を釈放し続け、資金の融通を強化し、「一帯一路」建設の多元的投資融資システムを引き続き改善し、民心の通じ合いを強化し、様々な人文協力を深め、「一帯一路」建設を沿線国家と世界人民により良い利益をもたらすべきだ。 

  中国の新しい対外開放を推進するための重要な手がかり。新情勢において「一帯一路」建設を推進することは、内陸沿辺地区が開放の前線になるように推進し、開放空間が沿海、沿江から内陸、沿辺への拡張を実現することだ。「一帯一路」建設と京津冀協同発展、長江経済帯発展などの国家戦略との結合を強化し、西部開発、東北振興、中部成長、東部発展、沿辺開発開放と共に、陸海内外連動・東西双方向開放による開放構造を築くべきだ。 

  一帯一路国際協力を促進する重点内容 

  党の十九大報告は国内と国際の統合に着目し、今後「一帯一路」国際協力を促進する重点任務を明確にした。 

  外資導入と海外進出の両立を堅持し、双方向の投資・協力を深める。外資導入と海外進出は「一帯一路」国際協力の重要な内容だ。未来の五年間、沿線国家からの輸入額は2兆ドルに、沿線国家に対する投資は1500億ドルに達する見込みだ。新情勢において、外資導入と海外進出の両立を堅持することは、双方向投資の潜在力をさらに掘り出し、要素の自由移動、資源の効率的な配置、市場の深い融合を促進し、発展開放型世界経済に新しいエネルギーを注ぐことだ。一、対外投資を引き続き拡大する。市場が資源配置における決定的な役割を発揮し、企業を主体に、市場を導きに、沿線国家に対する投資を拡大する生産能力の協力を積極的に展開し、中国企業が沿線国家で工場を設立し、条件を備え、意欲のある沿線国家と共に経済貿易協力区を開設し、その国の工業化レベルを向上するために支援するようにけん引する。中国装備製造業の優位性を充分に発揮し、企業が沿線のインフラ建設に参加するようにけん引する。沿線国家のエネルギー資源と農業協力開発を強化し、産業チェーンを延長する。二、沿線国家が中国での投資を奨励する。「一帯一路」投資促進作業を展開し、国家レベル経済技術開発区、国境経済協力区、クロスボーダー経済協力区などのプラットフォームの役割を発揮し、沿線企業が中国での投資、特にハイテク産業、先進的製造業と現代サービス業への投資を促進し、国内実体経済の発展を支持する。三、投資協力の良好な環境を構築する。政府の公共サービスレベルを向上し、投資環境、産業協力と国別案内などの情報をタイムリー発表する。沿線国家と両国投資、領事保護、司法協力、人員往来の利便化に関する条約と協定を締結、修正するように促進し、企業の投資に有利な条件を作り出す。四、貿易の双方向均衡を促進する。中国国際輸入博覧会を開催し、経済貿易区交流の新しいプラットフォーラムを構築し、世界に市場をさらに開放する。輸出商品の構造を最適化させ、優位性のある伝統的な製品の競争力を向上し、装備製造などの新しい輸出主導産業を強化する。クロスボーダー電子商取引協力を強化し、サービス貿易を発展させ、貿易の新たな成長ポイントを育成する。 

  インフラの相互連通を促進し、沿線発展のボトルネックを突破する。インフラの相互連通は「一帯一路」建設の優先分野だ。当面、「一帯一路」建設は深く耕し丹念に手入れをする新段階に入り、施設相互連通のさらなる強化、各国発展動力の強化を必要としている。一、インフラ連通のネットワークを改善する。六大国際経済協力回廊の建設(中国・モンゴル・ ロシア経済回廊、新ユーラシアランドブリッジ、中国・中央アジア・西アジア経済回廊、中国・インドシナ半島経済回廊、中国・パキスタン経済回廊、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊)を重点に、陸上、海上、天上、インタネット上の四位一体の連通を推進し、肝心な通路、肝心な都市、肝心なプロジェクトを重視し、陸上の道路、鉄道ネットワークと海上の港ネットワークを繋げる。区域間の物流ネットワークの建設を改善する。二、政策法則・基準の連通を協調する。関連国家・地域とのインフラ建設計画、品質技術システムの繋がりを強化し、政策、法則、標準の三位一体の連通を促進する。新しいエネルギー構造の調整とエネルギー技術変革の動向を把握し、グローバルエネルギーインタネットを構築し、グリーン・低炭素の発展を実現する。三、施設連通の融資ルートを革新させる。アジアインフラ投資銀行、「シルクロードファンド」などのプラットフォームとしての役割を発揮し、金融機構と金融市場との協力を深め、「一帯一路」建設にサービスを提供する金融支持保障システムを改善し、リスク監視管理の協力を展開する。投資と融資モデルを革新させ、多元的な融資システムと多層的な資本市場を建設し、金融サービスのネットワークを改善する。 

  革新能力の開放と協力を強化し、発展新動力を強化する。革新能力の開放と協力を強化するためには、「一帯一路」沿線国家の革新的資源の共有、革新的優位性の補完を推進し、革新型けん引と駆動型発展を実現しなければならない。一、技術革新の開放と協力を強化する。新しい産業革命がもたらすチャンスを把握し、デジタル経済、人工知能、ナノ技術、量子コンピュータなどの先進的な分野における協力を強化し、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、インテリジェント都市建設を推進する。科学技術と産業、科学技術と金融との深い融合を促進し、新産業、新業態、新モデルを育成し、革新的資源の移動と科学技術成果産業化の応用を促進する。二、理論革新の交流と参照を強化する。各国発展理念と戦略の交流を増進し、シンクタンク連盟と協力ネットワークを構築し、各国が新しい発展ルートを切り開くために知恵の支援を提供する。「一帯一路」国家協力革新ガバナンスメカニズムの構築を積極的に探索し、「一帯一路」国際開放革新協力ネットワークを構築する。三、革新的人材資源の交流と協力を強化する。より開放的な人材政策を実施し、ハイエンド人材が中国での就業と創業を促進し、ハイエンド留学人材の帰国創業にグリーン的通路を開通する。沿線国家の科学人材との交流を強化し、相互派遣留学生の規模を拡大し、インタネット時代の各国青年のために創業空間、創業工場を作り出し、次世代の青春夢を成就させる。 

  開放と協力を推進し、グローバル経済ガバナンスシステムを改善する。「一帯一路」国際協力を強化するためには、開放型世界経済の建設に取り組み、経済グローバル化がより開放的、包容的、互恵的、均衡的、ウィンウィンになる方向に向かって発展するように推進すべきだ。一、貿易と投資の利便化レベルを向上する。「一帯一路」貿易開通協力提案を実施し、保護主義に反対する。関連国家の市場開放の拡大を推進し、多国間貿易システムを支持し、世界貿易機関の『貿易利便化協定』の実施を加速させる。沿線地区が関税障壁を低下させ、貿易投資コストを減少し、税関通関、検査検疫、電子商取引、通過運輸などの規範化とメカニズム化を促進する。二、経済ガバナンスレベルを向上する。グローバル経済アジェンダに積極的に参加し、けん引し、発展途上国が国際事務における代表性と発言権の拡大を支持する。自由貿易区の開設を検討し、周辺に立脚し、「一帯一路」に影響を与え、世界に向けるハイレベルの自由貿易区ネットワークを徐々に形成する。 

  多層的な人文交流プラットフォームを構築し、包容的発展を促進する。「一帯一路」建設は中国が世界のために構築した包容的な発展協力プラットフォームだ。新情勢において、より多くの協力ルートを切り開き、各国政府、企業、社会機構、民間団体の積極的な参加を促進すべきだ。「一帯一路」国際協力ハイエンドフォーラムの後続連絡メカニズムを設立し、多主体、全方位、多分野の互恵・協力の新しいプラットフォーラムを作り出す。文化、体育、衛生の分野で、協力モデルを革新させ、着実なプロジェクトを推進する。歴史文化遺産を利用して、シルクロードならではの観光製品と遺産保護を作り出す。各国会議、政党、民間の往来を強化し、婦女、青年、障碍者の交流を推進し、包容的な発展を促進する。 

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