ご意見・ご感想

グローバルガバナンスシステムの改革と建設に中国知恵と力を引き続き貢献

発表時間:2018-01-08 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:楽玉成 | 出所:『光明日報』(2017年11月22日)

  習近平総書記は党の十九大報告で次のように述べている。中国は共商・共建・共有のグローバルガバナンス観を持ってグローバルガバナンスシステムの改革と建設に積極的に参加し、中国知恵と力を引き続き貢献している。それは、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想が対外仕事分野での重要な現れで、中国特色のある大国外交理論の重要な中身で、新時期に中国が世界平和と発展事業に行った重要な貢献だ。 

  一、グローバルガバナンスシステム改革は時代の要求 

  「世界は大発展、大変革、大調整の時期にあり、平和と発展は依然として時代のテーマだ」と党の十九大報告が述べている。世界多極化、経済グローバル化、社会情報化、文化多様化の発展につれて、各国の相互連携と相互依存は日増しに深まり、グローバルガバナンスシステム改革の推進は時代の流れで、人類運命共同体を構築し、美しい世界を建設するために通らなければならない道だ。 

  (一)国際力の対照と消長は、グローバルガバナンスシステムの変革を推進している。2008年国際金融危機が発生して以来、新興市場国家と一連の発展途上国は高速成長し、国際影響力が強化されてきたため、国際力の対照は近代以来最も革命的な変化をした。今、新興市場国家と発展途上国が世界経済総量に占める割合は先進国を乗り越え、世界経済成長に対する貢献率は80%に達した。西洋国家は政治、経済、社会危機に直面し、内憂の傾向が向上している。新興市場国家と発展途上国の代表性と発言権を強化し、グローバルガバナンスシステムが国際経済力の対照新構造をより良く反映するように促進することは、より公平で合理的な国際政治経済の新秩序を構築するための必然的な要求だ。 

  (二)グローバルガバナンスの強化は、グローバルチャレンジに対応するための主なルートだ。既存のグローバルガバナンスシステムは第二次世界大戦後に構築されたもので、時代遅れで、現実の需要に適合できないところが益々多くなった。各方面のガバナンスの赤字が積み重ねるにつれて、国際社会のグローバルガバナンスシステムの変革への要望が日増しに高まっている。世界が一連の伝統的、非伝統的な安全脅威に直面し、各種のグローバルチャレンジが次々と現れる一方、世界各国の利益が高度に融合し、お互いに依存し合い、すでに君の中に我あり、私の中に君あるような運命共同体を構築している。「人類が直面する各種のチャレンジに独自に対応する国はない。自己閉鎖の孤島に引き戻す国もない。」と党の十九大報告で指摘されている。協力し合い、グローバルガバナンスを強化することでしか、チャレンジに共に対応し、難関を切り抜けることができない。 

  (三)グローバルガバナンスシステムの改革と建設に積極的に参加することは、大国としての責任だ。中国は綜合的国力が強化し続け、国際地位が上昇し、国際影響力、カリスマ、構築力が向上し続け、世界舞台の中央に日増しに近づいている。中国と世界の関係は新段階に入り、国内と国際という二つの大局の繋がりがより緊密になった。グローバルガバナンスシステムと国際秩序変革が推進され、重要な歴史的転換点に位置し、中国発展への影響が益々深刻になった。グローバルガバナンスシステムの変革に参加し、推進することは、中国経済の持続可能な発展を実現するための必然的な要求で、国際社会が中国への期待でもある。「世界は大きい。問題も多い。国際社会は中国の声、中国の方案を期待している。中国は欠席してはならない」と習近平総書記は大国の指導者としての責任感を持って述べている。グローバルガバナンスシステムの変革など、人類前途の運命に関わる重大な課題に関しては、中国は終始して世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序の維持者である。 

  二、共商・共建・共有はグローバルガバナンスシステムの変革と 

  建設の中核的理念 

  理念は行動をけん引し、方向は活路を決定する。グローバルガバナンスシステムの変革と建設を推進するためには、先進的な理念のけん引がなければならない。党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央は、弁証法的唯物論と歴史唯物論の方法論を用いて、歴史と現実、理論と実践、国内と国際などの角度から、「世界はどうなっている。我々はどうすべきか」という根本的な問題を深く考え、グローバルガバナンスの理念と方案を探索してきた。中央政治局は、グローバルガバナンス問題をめぐって団体学習を行い、習近平出席は、国連、二十カ国グループ、ダボス世界経済フォーラム、アジア太平洋経済協力会議などの重要な多国間場合で、グローバルガバナンスに関する理念と主張を何回も説明した。党の十九大報告は「共商・共建・共有のグローバルガバナンス観」を提案した。それは、中国がグローバルガバナンスシステムの変革と建設の推進という質問への回答が益々明確であることをしめしている。 

  (一)平等な主権、公平と正義を堅持する。平等な主権は国際関係の最も重要な法則で、グローバルガバナンスが従うべき原則だ。大小、強弱、貧富を問わずに、全ての国は国際社会の平等なメンバーで、政策決定に平等に参加し、権利を平等に共有し、義務を平等に履行すべきだ。各国の発展と協力がなければ、グローバルガバナンスが成り立たない。各主権国家はグローバルガバナンスの主要責任を担うべきだ。国際関係の民主化を推進し続け、各国人民が発展の道を自主的に選ぶ権利を尊重し、国際の公平と正義を維持し、自分の意志を他の人に押し付けることを反対し、他国の内政を干渉することを反対すべきだ。 

  (二)共商・共建、協力・ウィンウィンを建設する。「どんな国際秩序とグローバルガバナンスシステムが世界にやさしいか、世界各国の人民にふさわしいかは、各国人民で商談しなければならない。一つの国が決定できることではない。少数の人が決定できることでもない。」と習近平氏が述べている。グローバルガバナンスシステムはみんなのことで、みんなのことはみんなで商談しなければならない。特に発展途上国がグローバルガバナンスシステムにより多く参加し、その地位と影響力に相応しい代表性と発言権を獲得すべきだ。充分な協商によってグローバルガバナンスシステム変革方案に関するコモンセンスを形成し、国際法則を共に書き、グローバルガバナンスシステムがほとんどの国、特に発展途上国の意欲と利益をより均衡的に反映するように促進すべきだ。対抗より対話、一国の勝利よりウィンウィン、多国の勝利、共の勝利を堅持し、改革発展の成果が各方面に利益をもたらし、異なる国家、階層、人民がグローバルガバナンスの利益を共有できるように保障すべきだ。 

  (三)時代と共に前進することと、改革革新を堅持する。グローバルガバナンスシステムの変革は実際に立脚し、問題を導きに、改革と革新によって既存のグローバルガバナンスシステムを改善しなければならない。改革は一日で完成できることではない。順を追って一歩一歩進め、できること、コモンセンスとしてのことを先に行い、グローバルガバナンスがより公平、より効率的になり、時代の要求により相応しいように確保すべきだ。国連は最も一般的、代表的、権威的な国際機関で、中国は国連憲章の趣旨と原則を中核とする国際秩序を動揺せずに堅持し、国際通貨基金機関、世界銀行などのガバナンスメカニズムの改革を推進し、新興市場国家と発展途上国の代表性と発言権を増加すべきだと主張している。中国は二十カ国グループ、上海協力機関、ブリックスが積極的な役割を発揮するように支持する。海洋、極地、インタネット、スペース、原子力安全、気候変化などの新興分野に対して、各国は新しいメカニズムを共に構築し、新しい法則を策定し、協力・ウィンウィンの新しい分野にすべきだ。 

  (四)人類運命共同体構築の推進を堅持する。「我々の生活は希望に満ちていながら、チャレンジにも直面している。現実が複雑とはいえ、夢を諦めてはならない。理想が遠いとはいえ、志しを諦めてはならない。」と党の十九大報告で指摘されている。より美しい生活を構築し、より幸せな生活を求めることは、各国人民の共同の夢で、グローバルガバナンスの終極的な目標だ。「各国人民が力を合わせて、人類運命共同体を構築し、持続的に平和、普遍的安全、共同繁栄、開放・包容、清潔・綺麗な世界を建設しようではないか」と習近平氏は党の十九大報告で呼びかけている。この構想は歴史の流れに応じて、時代の要求に応えて、各国のコモンセンスを凝縮し、グローバルガバナンスを改善し、より公平的、合理的な国際秩序を構築するために方向を示し、人類社会が共同発展、持続的繁栄、末永い安定を実現するために青写真を描き、広い見通しを切り開いた。人類運命共同体の構築は、中国共産党が世界に提供したグローバルガバナンスの中国方案で、中国が世界平和と発展事業に出した重大な貢献だ。 

  三、中国がグローバルガバナンスシステムの改革と建設のために出した重要な貢献 

  行動は言葉に勝る。中国は知行合一を堅持し、グローバルガバナンスの中国方案の実施に取り組み、グローバルガバナンスシステムの改革と建設に積極的に参加し、責任感の持つ大国としての役割を発揮し、グローバルガバナンスのために中国知恵と力を貢献している。 

  (一)グローバルガバナンス理念を革新し、豊富にさせる。党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央は、中華文化にある積極的な身を立てる道理、ガバナンス理念と今の時代との共鳴点を深く掘り出し、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想とグローバルガバナンスシステムの改革を結合し、一連の中国特色のあるグローバルガバナンス観を提案した。例えば、平和発展道路、協力・ウィンウィン理念、新型大国関係、正確義利観、発展観、協力観、安全観、グローバル化観など、特に「一帯一路」提案と人類運命共同体の構築に関する理念は、国際で広い反響を呼び、国連の関連文書に何度も記入された。中国のグローバルガバナンス観は中華の伝統的文化に根付け、新中国成立して以来の外交思想と理念を継承し、人類共同価値への追求と現代国際関係の現実を反映し、国連憲章で規定された国際関係の基本的法則に符合し、国際関係理論を豊富にし、発展させ、グローバルガバナンスシステムの改革と建設に中国知恵を貢献し、中国方案を提供した。 

  (二)益々多くの中国の印がついてある公共製品を提供する。過去五年間、中国は「一帯一路」国際協力ハイエンドフォーラム、アジア太平洋経済協力機関指導者非正式会議、ブリックス首脳会議、アジア相互協力信頼醸成措置会議を開催した。特に20カ国グループ指導者(G20)杭州サミットは一連の創始的、けん引的、メカニズム的な成果を成し遂げ、20カ国グループ発展史上で中国の印を深く残した。2013年、習近平氏は「一帯一路」を提案し、国際協力の新モデルを切り開き、グローバルガバナンスのために新しいプラットフォーム、新しい動力を提供し、今はすでに100ヵ国と国際機関に支持され、世界で最大の規模を持つ国際協力プラットフォーム、最も人気のあるグローバル公共製品になった。中国はアジアインフラ投資銀行を発起し、シルクロード基金を設立し、アジアの相互連通と経済の持続可能性を促進し、アジア金融協力メカニズムをさらに改善した。中国は、国際発展援助を積極的に実施し、10億ドルの中国-国連平和と発展基金、200億元の「中国機構変化南南協力基金」、「南南協力援助基金」の設立を宣言し、中国は責任感を持つ大国としての役割を発揮している。 

  (三)グローバルガバナンスシステムにおける発展途上国の協力ネットワークを構築する。中国は発展の段階的特徴を把握し、発展途上国の位置づけを堅持し、グローバルガバナンスシステム改革の問題に関して、発展途上国のために正義を主張し、発展途上国の共同利益をより良く維持している。中国は発展途上国を主体とする国際機関と協力メカニズムを発起し、多国間メカニズムが発展途上国におけるインタネットのアールカバーを実現氏、グローバルガバナンスシステムにおける南の短所を補強し、ブリックス、上海協力機関などのメカニズムが区域とグローバルガバナンスにおいてより多くの役割を発揮するように推進している。中国は開放、包容、協力、ウィンウィンのブリックス精神を発揮し、ブリックス新開発銀行及び応急備蓄配置の構築を推進し、人文交流を拡大し、「ブリックスプラス」協力モデルを探索し、新興市場国家と発展途上国との対話を開催し、全方位的、多層的なブリックス協力枠組みを構築し、それを新興市場国家と発展途上国がグローバルガバナンスに参加する重要なプラットフォームに作り上げている。 

  (四)グローバルチャレンジに積極的に参加する。次々と現れてくる国際地区の問題と各種のグローバルチャレンジに直面し、中国は大国としての責任を担い、中国方案を提出し、中国の力を貢献し、建設的な役割を発揮している。中国は平和交渉を積極的に促進し、北朝鮮半島の平和と安定を守り、イラン核協議の完成をけん引し、南スーダン、ウクライナ、シリアなどの難問の解決を推進している。中国は、国際対テロ作戦協力に積極的に参加し、軍艦を派遣して、アデン湾、ソマリア海域で護衛任務を実行している。中国はグリーン・低炭素を堅持し、2020年後に気候変化に対応する行動の目標を公表し、各方面が気候変化の「パリ協定」を達成するように推進し、国際社会が積極的な行動をとり、気候変化に対応するとうにけん引している。中国は持続可能な開発のための2030アジェンダの策定を推進し、このアジェンダを実施する中国方案を真っ先に公表し、世界範囲での均衡的発展を積極的に促進している。中国はインタネット、極地、深海、スペースなどの新興分野での法則策定に積極的に参加し、第一回世界インタネット大会を開催し、多国間、民主的、透明なグローバルインタネットガバナンスシステムの構築を推進し、国際腐敗撲滅協力を積極的に展開し、国際腐敗撲滅協力に関する新しい秩序の構築を推進している。 

  時代は思想の母親で、実践は理論の源だ。実践からみれば、中国のグローバルガバナンス観は時代の流れに応じて、現実の需要を解決し、各国の利益に符合して、強い生命力と魅力を持っており、世界のグローバルガバナンス観を再構築している。習近平氏を中核とする党中央の指導のもとで、中国発展は新しい歴史の起点に立ち、新しい歴史的特徴を持つ偉大なる戦いを展開し、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を積極的に実践し、中華民族の偉大なる復興という中国夢を実現するために怠らなずに努力している。未来を展望してみれば、綜合的国力の強化につれて、中国は世界舞台の中央に近づき、グローバルガバナンスシステムの改革と建設に積極的に参加し、中国発展のためにより良い外部環境を作り出し、世界平和を維持し、共同発展を促進し、人類の美しい未来を作り出すためにより大きな貢献をする。 

関係論文