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新しい発展理念を新時代に実を結ばせる

発表時間:2018-01-08 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:張暁晶 | 出所:『人民日報』(2017年12月13日)

  党の第19回代表大会の報告は次のように強調し、新し理念発展を堅持する。新しい発展理念はわが党の経済社会の発展法則に対する認識の深化を集中的に体現し、中国の特色ある社会主義の実践に立脚するする重要な発展の理論の革新である。国内から見れば、我が国の経済が発展パターンの転換、経済構造の最適化、成長の原動力の転換の難関攻略期にある。新しい発展理念は現代化の経済体系を構築し、順調に関所を乗り越えるために科学的導きを提供した。国際から見ると、国際金融危機の暗い影が今なお消え去らず、脱グローバル化の暗流がわき返って、発展の不均衡が激化し、各国の発展は一連の挑戦に直面している。新しい発展理念は共通の試練に対応し、世界経済の健全な発展を促進するために中国の知恵と中国の案を提供した。経済思想史の角度から見ると、新しい発展理念はこれまで70年来の発展経済学、2百年ないし3百年来、近代・現代経済学に関する認識の止揚であり、中国の特色ある社会主義の政治経済学の豊富化と発展である。 

  現在、中国の特色ある社会主義は新しい時代に入った。われわれは認識を深め、新しい発展理念を新時代に実を結ばせるよう努力する。 

  革新・発展は理論、制度、文化の分野のソフト面の革新を重視するべきである。革新は発展を導く第一の原動力であり、現代化経済体系建設の戦略的支えである。だが、革新は科学技術たけだと理解してはならない、革新には科学技術革新を含むだけでなく、理論革新、制度革新、文化革新をも含む。疑いなく、科学技術革新は経済成長の直接な原動力であるが、もし理論、制度、文化の革新が足りなければ、科学技術の革新の突破も成し遂げにくい。そのため、革新の発展の推進が思想を解放しなければならず、科学技術革新を重視するだけでなく、理論革新、制度革新および優れた伝統文化の創造的転化を重視し、創意的に文化革新を発展させなければならない。 

  調和をとって発展するには根源から各種の歪みと不均衡の問題を解決すべきである。追いつきや追いこす型発展が往々にして不均衡な発展であり、不均衡の問題が起こることは避けられない。調和的発展を促すには根源から各種の歪みと不均衡の問題を解決しなければならない。産業の調和のとれた発展、都市と農村および地域間の調和のとれた発展などは市場価格のシグナルとインセンティブ仕組みの健全化によって逐次実現することができるが、一部の発展の不均衡の問題は市場によって効果的に解決することはできず、たとえば収入分配の格差を縮小させるような問題、ハード実力とソフト実力、経済と社会、国防と経済建設の調和のとれた発展を促進する問題など。それで政府の役割をよりよく発揮する必要である。総じて見れば、不均衡の根源はよくも政府の介入が少なくなるためではなくて、不当に関与するかもしくは関与はあまり多くなるためだ。根源から各種の歪みと不均衡の問題を解決するには、必ず市場の資源の配置における決定的役割を発揮させなければならず、政府が政府機能において「越位」(政府が介入すべきでないことに介入する)、「欠位」(政府の介入を必要としているのに、まだ介入していない)をせずに、しっかり役割をはたすことである。 

  グリーン発展は生産力の発展と環境の保全を統一する。世界各国は発展の中でどのように人間と自然との調和的な共生を実現するかという難題に直面している。グリーン発展の理念はこの難題の解決に方向を示した。それは次のことを掲示し、環境は民生であり、青い山は美しくて、青空は幸せであり、緑の山河は金山・銀山にほかならない。自然生態の健全、人と自然の調和は人類の永続発展の根本的保障であり、環境の保護は生産力の保護であり、環境を改善することは生産力を発展させることである。生産力の中で最も活発な要因は人である。悪い生態環境は人の健康に悪影響を及ぼし、人的資本に極めて大きな破壊をもたらす。麗しい生態環境は人の心身の健康にプラスになり、人的資本の蓄積を大いに促進することができる。こうした側面から、われわれは環境保護は生産力の保護であり、環境の改善は生産力の発展だという深い哲理をよりよく理解することができる。 

  開放的発展はオープンシステムと開放・競争の重要性を強調する。一般的に言えば、オープンシステムは閉鎖的なシステムに比べて、より安全である。「エントロピーの法則」によれば、オープンシステムは秩序よく新たに活力が生れるが、閉鎖システムが無秩序のままで硬直化されひいては死亡につながってしまう。開放的発展は国内外の2つの市場、2種類の資源をより良く利用すること強調し、グローバルガバナンス中での制度的発言力で強め、経済のグローバル化の健全な発展を推し進める。開放的発展は必ず開放・競争に直面する。開放・競争には国家間の経済的競争を含むだけでなく、制度的競争も含まれている。開放・競争は制度の変革を推し進め、制度的活力の原動力を保つ源である。 

  発展の共同享受は人民を中心とした発展の思想を体現している。発展の共同享受の本質は人民を中心とする発展の思想を堅持するので、だんだんに共同富裕化を実現する要求を体現するのである。国際的経験から見ると、一部の国家がなぜ「中等所得の罠」にかかったと言うと、ほとんどは所得格差が大きくなったり、社会の不公平が募ったり、発展の共同享受の促進ができなかったことと密接に関わったからだった。したがって、共同享受は発展の初志であり、持続可能な発展のを実現する重要な保証でもある。共同享受は簡単に成果を分かち合うのではなく、国民全体の共同享受であり、全面的な共同享受、共同建設・共同享受、漸進的な共同享受の豊富な内包を持ち、より効果的な制度設計を行い、全体の人民が発展の共同建設・共同享受の中でより多くの獲得感を得られるように、共同富裕に向って着実に前進することに向うるするようにしなければならない。 

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