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中国経済の安定さの中で好転する態勢がより明らかになり、品質と利益が引き続き向上し

発表時間:2018-01-04 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:汪紅駒 | 出所:『人民日報』(2017年12月04日)

  当面の経済情勢を客観的に分析すれば、特に、2017年前三の四半期の経済データを結合してみれば次のことが分かる。中国経済の発展は積極的な変化を現わし、安定さの中で好転する態勢がより明らかになった。いわゆる中国経済の「ハードランディング」「変曲点」に関する論調は、現実によって荒唐無稽であることが証明された。 

  経済情勢は安定さの中で好転し、主要指標は所期を上回った。まず、マクロ経済の安定性が強化している。前三の四半期に、中国経済は中高速の成長を保ち、国内総生産が前年同期比で6.9%上昇し、経済成長率が9つの四半期連続で6.7%~6.9%台を維持していた。産業別からみれば、第一、第二、第三次産業はぞれぞれ前年同期比で3.7%、6.3%、7.8%上昇した。二、経済発展の品質と利益が向上した。前三の四半期に、一般的公共予算収入は前年同期比で9.7%上昇し、1-8月規模以上の工業企業の利益は前年同期比で21.6%上昇した。全国財政収入と工業企業の利益は高速成長し、中国経済の運行が安定で、安定さの中で好転することの綜合的反映なのだ。三、国際収支状況が良好で、経常プロジェクトが輸出超過を保ち、資本流出と人民元を米ドルへの変換の切り下げが有効に抑制され、外貨準備が穏やかに回復した。四、人民生活が引き続き改善された。前三の四半期、全国住民の一人当たりの可処分所得は19342元で、前年同期比で名目上9.1%上昇し、価格要素を控除すれば、実際に7.5%上昇し、経済成長率を引き続き上回った。五、区域協同連動効果は現れ始めた。東地区の好転態勢が固められ、中西部地区の発展空間が拡張され、東北地区の経済が回復する動向を示している。 

  供給側の構造的改革は著しい成果を出した。一、過剰化した生産能力は解消され、工業製品価格は少し上昇し、生産能力の過剰化が齎す財務苦境を緩和し、関連企業の指標を大幅に改善した。二、不動産の在庫品は引き続き低下し、物件販売面積は引き続き減少し、9月末、物件販売面積は前年同期比で12.2%低下した。三、工業企業の負債率は低下し、8月末には55.7%低下した。四、税費の減免、行政簡素化と権限委譲・監督管理の強化・サービスの最適化は企業のコストを削減した。1-8月、規模以上の工業企業の百元あたりの主要営業業務収入のコストは85.68元、前年同期比で0.12元減少した。推計によると、2017年に公表された税費の減免に関する措置は、企業全体のために10010億元のコストを削減した。五、短所を補い、農業、環境管理、ハイテク産業などの分野における投資を強化した。前三の四半期、インフラ投資は19.8%成長し、その中、水利、環境管理、公共サービス業と情報運輸業の投資は高速成長した。 

  新発展理念は中国経済発展がよりハイレベルの形態へと進むように促進した。戦略的新興産業、ハイテク産業は引き続き高速成長し、新動力は経済の安定成長を促進する重要な動力だ。前三の四半期、ハイテク製造業と装備製造業の増加価値は前年同期比でそれぞれ13.4%と11.6%上昇し、成長率が工業と経済全体の成長率を上回った。上半期、消費が経済成長に対する貢献率は64.5%で、消費の主力軍としての役割、基礎的役割は有効に発揮された。不動産市場の調整効果が現れ始めた。一、二線の人気都市の不動産価格はコントロールされ、三、四線都市は在庫品を減少し続け、新規物件面積、不動産投資成長率は基本的に安定し、不動産市場は安定で、健康な発展態勢を示している。 

  中国の経済発展は所期を上回り、今年の10月に、国際通貨基金機関は中国2017年経済成長の所期を6.8%に引き上げた。構造調整の推進につれて、中国経済の安定さの中で好転する所期はさらに強化される。 

(著者は中国社会科学院財政戦略研究院、中国特色のある社会主義理論システムセンターの研究員)

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