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人間と自然の調和的発展を深めるための行動ガイド

発表時間:2017-11-03 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:黄承梁 | 出所:求是網

  中国共産党第十九回全国代表大会は10月18日に北京で開催された。習近平氏は大会に報告を行い、若干の新しい表現を提出し、新時代における社会主義生態文明建設の新しい時代背景、発展の根拠、外部条件と政治保証を強調し、理論と実践の面から新時代における社会主義生態文明建設の理論と実践の全貌を系統的に回答し、人間と自然の調和的発展、現代化建設の新構造を固め、深めつつある新たな政治宣言と行動ガイドだ。 

  一、新時代:党の十九大報告で言及された生態文明建設の時代総根拠、ビッグロジック、大背景 

  中国特色のある社会主義は新時代に入った。この新時代は前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開き、新しい歴史的条件において中国特色のある社会主義の偉大なる勝利を引き続き勝ち取る時代で、小康社会の全面的な完成、社会主義現代化強国の全面的な完成を勝ち取る時代で、全国各民族が団結して奮闘し、美しい生活を作り出し続け、全体人民が共同裕福を徐々に実現する時代で、中華人民が一心同体となって、中華民族の偉大なる復興の中国夢を実現するように取り組む時代で、中国が世界舞台にの中央に近づき、人類により大きな貢献をする時代だ。それは、現代中国が生態文明を建設するための時代総根拠、外部総条件、時代総構造になっている。 

  中国社会の主要な矛盾は人民の日増しに増加する美しい生活に対する需要と不均衡・不十分の発展との間の矛盾にすでに転換した。この重大な戦略的判断は、当面の生態文明建設の主要な矛盾を科学的に把握するために正確で、具体的な情況に応じて問題解決の手段を講じ、的があって矢を放つような指導的意義を持っている。一方、改革開放以来、高速に発展してきた工業化、都市化は民衆の心身健康に深刻な危害を及ぼしている。もう一方、人間の物質生活レベルと消費レベルの向上につれて、百姓の優秀な生態製品、優良な生態環境に対する需要が益々切実になってきた。それは、民衆が美しい生活環境への憧れ、環境権の擁護、公共生態製品の需要と、生態資源環境の包容力・生態公共製品の不足、深刻な生態環境保護情勢との矛盾が日増しに際立ち、矛盾発展の態勢が徐々に主要矛盾か、矛盾の主要方面に進展変化していくことを示している。 

  新たな歴史的特徴を備える偉大なる戦いをしなければならない。報告によると、偉大なる夢を実現するためには偉大なる戦いをし、偉大なる工程を建設しなければならない。現代、エネルギー資源が不足し、生態環境の包容力が弱いことはすでに中国の基本的な国情になった。古い環境問題はまだ解決されていないのに、新しい環境問題が次から次へと現れた。また、2008年国際金融危機後、世界経済の回復を促進し、気候変化、エネルギー危機などのチャレンジに対応するために、世界範囲、特に西洋の発達国は「グリーン的新政」、「グリーン的経済」と「グリーン的成長」を提出し、だんだん新しい国際発信権の競争になってきた。現代中国の生態文明建設は、政治、経済、民生工程とグローバルガバナンス、国際競争の綜合的問題になり、五位一体の中国特色のある社会主義の偉大なる事業を評価する重要な標準になった。生態文明理論の研究者は、戦略の高度から偉大なる夢、偉大なる戦い、偉大なる事業、偉大なる工程などのカテゴリー及びその内的繋がりを認識する中、現代中国と世界生態文明建設の新しい特徴をしっかりと把握し、初心を忘れず、使命を肝に銘じて、人間と自然との調和的発展の現代化建設の新構造の構築を推進しなければならない。 

  二、新しい表現:党の十九大で言及された生態文明建設に関する科学的な論述と論断 

  緑水青山こそが金山銀山の理念を樹立、実行する。十九大は始めて「緑水青山こそが金山銀山の理念を樹立、実行する」ことを報告に書き入れ、その歴史的意義は言わなくても明らかだ。「緑水青山のみならず金山銀山も必要」なら、重点は金山銀山にあり、発展にある。「金山銀山より緑水青山」なら、重点は緑水青山にあり、保護にある。「緑水青山こそが金山銀山」なら、重点は調和と共生にあり、中核はグリーン的発展、循環的発展、低炭素発展にあり、現代化のグリーン産業システムによって国民経済のグリーン化を実現することだ。それは、「生態紀元」の時代の到来を意味している。そのために、我々は戦略の視点から、唯物史観と弁証主義を導きに、「緑水青山こそが金山銀山」が党の十九大報告に書き入れたことが中国生態文明建設を切り開く自然弁証法に価値法則を提供することを深く認識しなければならない。 

  現代化は人間と自然とが調和・共生する現代化だ。報告によると、中国が建設現代化は、人間と自然とが調和・共生する現代化で、より多くの物質財産と生産財産を作り出し、人民の日増しに増加する美しい生活に対する需要を満足させのみならず、より多くの優秀な生態製品で人民の日増しに増加する美しい生態環境に対する需要をも満足させなければならない。これは、報告が現代化の「グリーン的属性」に生態文明の中核的意義により相応しい定義を始めて与えて、重大な理論革新と科学的論断だ。その中身とは、生態環境の破壊を代価に物質財産の増長のみを求めないことだ。過剰化した生産を解決するために行う刺激的消費の「異化生産」、「異化消費」では、民衆のために持続可能、良好な生態環境を持つ現代化を作り出すことができないのだ。そのために、「現代化は人間と自然との調和・共生の現代化」という科学的論断を堅持すればこそ、生態文明建設と報告で言及された「新常態」、「新発展理念」、「現代化経済システム」などの述語の内的ロジックの統一性をより良く理解することができる。 

  富強・民主・文明と調和・美しい社会主義の現代化強国を完成する。党の十九大報告は始めて「美しい」を新時代における社会主義現代化建設の重要な目標として党代表大会の報告に書き入れ、何度も強調し、生態文明、美しい中国、人間と自然との調和が中国特色のある社会主義事業の全体的構造に対する拡張で、「五位一体」の全体的構造を系統的に推進し、「四つの全面」戦略的配置を協調的に推進するための必然的な要求であることを強調し、生態文明建設が中華民族の偉大なる復興を実現するための持つべき目標と発展の動力を示している。 

  世界生態文明建設の重要な参加者、貢献者、けん引者。報告によると、中国は世界生態建設の重要な参加者、貢献者、けん引者だ。この表現が強調する重点はこの二つの面に基づいている。一、「世界文明文明建設」、生態文明建設は中国の発信で、世界範囲で益々強い活力を現わしている。二、中国は世界生態文明建設のけん引者になる。2015年に締結し、2016年に実施された国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』と『パリ協定』は実際、工業文明から生態文明への転換を推進するアジェンダだ。それは、現代中国が自分独特な「中国知恵」と「中国方案」で世界で社会主義生態文明建設の偉大なる旗を高挙げている。 

(著者の所属:中国社会科学院生態文明研究シンクタンク理論部) 

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