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一帯一路のチャンスを把握 協力・ウィンウィンの道を共に構築

発表時間:2017-10-11 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:張燕生 王海峰 楊坤峰 | 出所:『人民日報』(2017年09月19日)

  「一帯一路」提案が提出されて4年間、無から有に、点から面に系統的に推進され、数多くの国が積極的に参加し、国際社会に広く支持され、世界経済の発展に強力な新動力を注いだ。 

  各国に巨大な発展チャンスをもたらす 

  「一帯一路」建設の推進は、中国平和発展の戦略的チャンス期を維持するのに有益であるのみならず、関連国家にも巨大な発展チャンスをもたらし、世界経済の再均衡とより公平な利益配置をも促進する。 

  関連国家が発展と平和を求める願望と夢をあつめる。各国家は高速成長を求め、各国家は平和と幸せを願っている。しかし、近代以来んの世界歴史を振りかえてみれば、この願望は容易く実現されるものではない。「人類の歴史を振りかえてみれば、人々を隔て離すのは千山万水ではなく、海の溝と谷ではなく、認知上の隔たりだ。」と習近平氏が述べている。平和と発展、協力とウィンウィンの理念は中華文明の深い土壌に根付けている。習近平氏が提出した「一帯一路」提案は、中華民族の優秀な伝統文化がきらめく時代の光だ。「一帯一路」で提案された政策の疎通、施設の連通、貿易の開通、資金の融通、民心の通じ合いは、関連国家が発展と平和を求める願望と夢をあつめ、文明対話、交流協力の多彩な紐帯なのだ。 

  経済グローバル化の健康的発展を推進する。現段階、世界経済は依然として低迷し、経済のグローバル化が挫折しており、貿易保護主義が台頭し、一部の国の逆グローバル化思潮がひそかに流れている。習近平氏が提出した「一帯一路」提案は、世界の多極化、経済グローバル化、文化多様化、社会情報化の潮流に適応し、開放的な区域協力精神を持って、世界自由貿易システムと開放型世界経済を維持するために取り組んでいる。「一帯一路」建設はアジア・ヨーロッパ・アフリカに立脚し、全世界に向かって、ハイレベルの自由貿易区のネットワークの構築に取り組み、クロスボーダー電子商取引、物のインタネット、人員移動などの盛んな発展を推進している。それは発展途中国に区域経済協力に平等に参加するチャンスとプラットフォーラムを提供し、より公平的、合理的な国際経済秩序の形成を推進することになる。 

  インフラの相互連通は世界に利益をもたらす。「裕福になりたければ、まずは道路を作ろう」。それは、中国が発展実践の中でまとめられた重要な経験だ。その中には素朴な道理が含まれている。インフラの建設は地域が経済を発展させ、民生を改善するための前提だ。その「道路」には、公路、鉄道、空港、港などの交通運輸ネットワークも含まれており、石油運輸、ガス運輸パイプと電流網などのエネルギー運送通路や、情報通信ネットワークも含まれている。「一帯一路」の各参加国は交通、エネルギー、情報インフラの相互連通を加速させ、各参加国に利益を直接にもたらしたのみならず、他の国と地区の協力を促進し、世界経済の福祉レベルをさらに向上することもできる。 

  国際生産能力は協力・ウィンウィンの新モデルを作り出している。国際生産能力は中国の技術、資金、管理を「一帯一路」参加国の市場需要、労働力、資源などの要素と結合させ、プロジェクトクラスター、産業チェーン、経済区などの建設によって、貿易、投資、技術、標準などの面で利益の共有、リスクの分担を実現している。国際生産能力の協力を推進することは、中国と関連国家が補完的な優位性を持ち、互恵・ウィンウィンの利益共同体を構築し、サードパーティーと共に援助、権益投資、合併経営・協力の発展新モデルを構築するように促進するのみならず、地方政府、社会組織、業界協会などの協力的発展の積極性を呼び起こし、多国間協力・ウィンウィンの発展新モデルをも形成する。 

  世界各国の人々により多くの利益をもたらし 

  現段階、益々多くの国と国際組織は「一帯一路」建設に積極的に参加し、一部の影響力を持つ代表的なプロジェクトが実施されている。未来、「一帯一路」建設はより広い見通しを持ち、世界各国の人々により多くの利益をもたらすだろう。 

  2017年までに、「一帯一路」建設のトップデザインは広く認められた。習近平氏によると、「一帯一路」提案は中国から来ているが、成果は世界に利益をもたらすという。4年間、すでに100つ以上の国と国際組織は支持に積極的に応えて、40つ以上の国と国際組織は中国と協力協議を締結した。中国企業が参加国に対しる投資は500億ドル以上に達し、一連の重大なプロジェクトが実施された。「一帯一路」建設は経済繁栄と区域協力を促進し、異なる文明の交流と相互学習を強化し、世界の平和と発展を促進するのに有利であるのみならず、世界各国の人々に利益をもたらす偉大な事業でもある。 

  2020年までに、「一帯一路」建設は実質的な進展を成し遂げた。インフラの相互連通の面では、中国から東南アジア、南アジア、インド洋、ペルシャベイ、地中海、ポーロの海までの運輸通路は基本的に開通され、西部地区での西から南への陸上国際大通りも間もなく完成し、汎アジア鉄道も間もなく中央アジア、西アジア、ペルシャベイを繋げる鉄道通路になろう。国際生産能力協力の面では、プロジェクトクラスター、産業チェーン、経済区などの建設は実質的な進展を成し遂げた。重点プロジェクトの面では、中国と中央アジア、東南アジア、南アジア、西アジア、中東ヨーロッパは協力ネットワークを構築し、インドネシアのジャカルタ―バンドン鉄道、中国-ラオス鉄道、中国-タイ鉄道、ハンガリー―セルビア鉄道、中国―ロシア石油・ガスパイプと中アジア石油・ガス子パイプ、中国-ミャンマーチャウピュ港、ギリシャピレウス港、中国-ベラルーシ工業園などの一連の代表的なプロジェクトの建設は重大な進展を成し遂げた。 

  2030年までに、「一帯一路」建設はより広い協力発展の空間を切り開くだろう。その時、「一帯一路」参加国の間では効率的な政策疎通と対話のメカニズムを構築し、他の国や地区ともより緊密的な協力と戦略連結行動方案を作成する。より多くの経済貿易産業協力協議、自由貿易協定の締結につれて、「一帯一路」はグローバル経済協力が最も活躍な区域になった。「一帯一路」参加国の間では、多種貿易の共同発展の局面を形成し、また緑地投資、持株合併、証券投資や他の投資もより活躍になり、国際生産能力の協力がミドル・ハイエンドに拡張し、国際経済技術協力メカニズムは引き続き改善され、広い影響力を持っている。それらはすべてより多い範囲で、より広い分野で世界人民に利益をもたらす。 

  一帯一路建設は着実であれば、革新でもある 

  「一帯一路」建設は国際で先例がない。制度、文化、政策、金融などの面で探索、革新を行いながら、法則、関連国家の文化・習俗と協力意向を尊重し、真理を求めて実務に励む精神で穏やかに推進すべきだ。 

  中国と関連国家の発展戦略の連結を推進する。共商、共建、共有は「一帯一路」建設の基本的な原則だ。戦略連結を推進するためには、まずは専門的機構と人員が参加国の発展動態、協力意向や戦略連結点に関して追跡して研究することだ。それに基づいて対話、コミュニケーション、協調のメカニズムを構築し、協力の中で現れる矛盾とチャレンジにタイムリー対応すべきだ。また、相応な指標システムを構築し、協力の成果を総合的に評価し、関連方面の意見とフィードバックを重視し、協力の品質と効果・利益を引き続き向上すべきだ。さらに、リスク評価と警報メカニズムを構築し、「一帯一路」建設を安定に推進するためにサポートすべきだ。 

  政府と市場の関係をうまく処理する。「一帯一路」建設は市場法則と国際通行法則に真面目に従い、市場が資源配置における決定的な役割と企業の主体としての役割のみならず、政府が「五通」を実現する中における協調の役割をも十分に発揮すべきだ。「一帯一路」建設の中で、政府と市場は補完的になり、欠かせないものだ。数多くの参加国は市場欠如の問題や、政府欠如の問題などを抱えているため、政府と市場の関係をうまく処理し、効率的な協調メカニズムを構築することは非常に重要だ。 

  多国間の国際生産能力の協力メカニズムを構築する。当面、多くの国、特に発展途中国がインフラの建設と工業化の推進に対する需要は巨大であるが、中国の生産能力は価格が低く、品質が優れて、総合的付随能力も強い。「当面、世界経済が持続的に低迷する中、順周期で形成された巨大な生産能力と建設能力を進出させ、沿線国が工業化、現代化を推進し、インフラレベルを向上するように支援すれば、当面の世界経済情勢を安定させることができる。」と習近平氏が述べている。多国間国際生産能力の協力メカニズムを構築することは、中国が発展空間を拡大し、関連国家が発展を加速させ、雇用を拡大し、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』を実施し、発展途中国の工業化を促進するのに有利で、当面に利益を生み出し、未来にも利益を齎す事業だ。 

  各方面が建設に参加する熱情を積極的に引き起こす。「一帯一路」建設は互恵・協力のネットワーク、新型協力モデル、多国間協力プラットフォームを構築し、グリーン的シルクロード、健康なシルクロード、知恵シルクロード、平和なシルクロードを構築することに取り組み、各国家と地区はここで自国の発展に相応しい発展ポイントを見つける。習近平氏によると、中国は、各方面が中国発展の急行列車に乗りつけたり、世界各国と国際組織が協力に参加したりすることを歓迎している。国際からみれば、各国と国際組織の参加を促進するのみならず、中小企業、青年、遠くの地域の民衆が「一帯一路」に積極的に参加するように奨励すべきだ。また、国内からみれば、東、中、西の連動的発展を統合して、「一帯一路」建設が京津冀協同発展、長江経済帯発展などの国家戦略との連結を強化し、各省市が関連国家とより多くの姉妹省市、友好都市関係を構築するように奨励すべきだ。 

  人員交流を、技術研修、能力建設を強化する。「民心の通じ合い」の重要な内容の一つとして、中国は、毎年、参加国に1万人の政府奨学金の定員数を提供し、交換留学生の規模を拡大することを承諾した。未来、サードパーティーの国際機構が奨学金の使用効果を定期的に評価し、改善のアドバイスを提供するように招請し、政府奨学金でより多くの効果を成し遂げるように促進することができる。また、関連国家と国際組織と共に技術研修、職業教育と官員交流プロジェクトを共に推進し、各国が各種の人材に対する需要を有効に満足させる。 

(著者が中国国際経済交流センターの首席研究員、国家開発改革委員会対外経済研究所の研究院、中国人民大学の院生)

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