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新常態に適応、把握、けん引し、巨大な成果を成し遂げ

発表時間:2017-10-11 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:祝宝良 | 出所:『人民日報』(2017年09月17日)

  党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央の強力な指導のもとで、新発展理念の正確な指導のもとで、中国は安定さの中で進歩を求める仕事の総基調を堅持し、供給側の構造的改革の推進を主線に、経済発展の新常態に主動的に適応、把握し、経済発展で巨大な成果を成し遂げた。 

  安定な構造は固められ、前進する動向は続き、良好な態勢はより明らかになった 

  最近の五年間、中国経済構造の調整と産業グレードアップは加速し続け、経済が持続的に発展する新動力は積み重ねられ、成長の包容性と民衆の獲得感は強化しつつ、安定さの中で進歩を求め、安定さの中で好転する態勢はより明確になった。 

  経済は合理的な区間で運行し、中国が経済成長に対する貢献率はアメリカ、ユーロ圏と日本貢献率の総額を超えている。2013-2016年、中国経済の年間平均成長率は7.2%で、同期世界の2.5%と発展途上国の4%を大幅に上回っていた。雇用情勢は安定で、都市新規雇用は4年間連続で1300万人以上を維持し、31つの大都市の都市調査失業率は5%ぐらいだった。値上げの情勢は安定で、住民消費価格は年間平均で2%上昇した。中高速の経済成長を維持する中、2%ぐらいのインフレ率と5%ぐらいの失業率は世界各国が求めるマクロコントロールの目標なのだ。今年の上半期、中国経済は6.9%成長し、成長率が世界主要経済体の前列に並び、住民消費価格は1.4%上昇した。第2の四半期、都市登録失業率は3.95%で、2008年以来の最低値を記録し、経済好転の情勢はより明らかになった。経済発展の持続的な好転につれて、中国の綜合的国力と経済影響力は著しく向上した。2016年、中国経済総量は世界経済総量の15%を占め、2012年を3%上回った。中国の一人当たりの国内生産総額は8000ドルを超え、中高所得国家の平均レベルに近づいた。過去4年、中国が世界経済成長に対する貢献率は30%以上に達し、アメリカ、ユーロ圏と日本貢献率の総額を超えている。 

  構造調整は安定さの中で進歩を求め、経済の品質と利益が向上している。消費は経済成長の主な動力になり続け、今年の上半期の最終的消費は経済成長に対する貢献率は63.4%に達し、「トロイカ」のトップに位置した。サービス業は引き続き高速成長し、今年の上半期、サービス業が経済を占める割合は54.1%に達し、主導的経済にサービスを提供する特徴が明らかになった。装備製造業とハイテク製造業の成長は伝統的な産業を明らかに上回り、2016年装備製造業とハイテク製造業の増加価値が規模以上の工業増加価値の32.9%と12.4%を占め、2012年を4.7%、3%上回った。都市化のレベル化は引き続き向上し、2016年の年末までに、常住人口の都市化率は57.4%で、2012年の年末を4.8%上回った、省エネ・排出削減の効果は著しく、2016年の単位国内生産総額のエネルギー消耗は2012年を17.9%下回った。構造調整の深めは経済の品質と利益の向上を促進した。今年の上半期、規模以上の工業企業の利益総額は前年同期比で22%上昇し、2012年以来の最高レベルを記録し、財政収入の伸び幅は9.8%に達し、2013以来の最高レベルを記録した。 

  革新型駆動発展戦略は深く実施され、新しい動力は強化しつつある。近年、中国は革新型駆動発展戦略を深く実施し、新旧動力が系統的に転換し、新しい経済成長ポイントは現れ続ける。科学技術の革新は重要な突破を成し遂げ、有人宇宙飛行、月面探査プロジェクト、量子通信、有人深海潜水などの一連の重要な意義を持つ重大な科学技術成果は現れた。世界知的所有権機関が公表した2017年世界革新指数報告によると、中国の革新的指数は全国の第二十二位に位置し、2013年より13位向上し、中所得層国家の中で第一位を占めた。大衆創業・万衆革新は盛んになり、2014-2016年、全国新規登録市場主体は4400万軒を超え、その中、新規登録企業は1362万軒で、年間平均で30%成長した。新産業、新業態、新モデルは次々と現れ、オンラインショッピングは高速成長し、プラットフォーム経済、シェアリング経済、協同経済などの新モデルは深く侵入し、オンラインとオフラインとの融合、クロスボーダー電子商取引などの新業態もいま勢いよく盛り上がっている。 

  「四梁八柱性改革」の構造は基本的に確立され、一部の重点分野と肝心な一環における改革は飛躍的な成果を成し遂げた。改革の全面的な深化が着実に推進され、5年間、中国は1500余件の改革措置をとり、主要分野における四梁八柱性改革の主体構造は基本的に確立され、改革は全面的に推進され、多点で突破され、深く促進される局面を示し、経済発展に強大な動力を注いだ。供給側の構造的改革は実質的な一歩を踏み出し、2016年、鋼鉄、石炭生産能力削減の目標任務を超過達成したうえで、今年の6月末までに、鋼鉄生産能力は5636万トン削減し、一年間の目標任務を超過達成し、石炭生産能力は1.11億トン削減し、年度目標の74%を完成した。行政のスリム化と権限委譲、監督管理能力の強化と権限移譲との両立、サービス水準の向上改革を深く推進し、市場が資源配置における決定的な役割と政府の役割がより良く発揮された。財政金融システム改革が安定に推進され、営業税から増値税への転換などの税制改革の効果が著しく、2016年5月~2017年6月直接に8500余億元を減少し、全ての業界の税金が減少し続けることを実現し、利率の市場化改革は深まりつつあり、資本プロジェクトの両替程度も穏やかに向上し、人民元の為替レートの柔軟性は強化されつつある。国有企業が主業に重きを置いて専門的な改組を展開し、国有資本配置は最適化され、国有企業の株式制改革は加速している。投資・融資システム改革は全面的に展開され、政府と社会資本協力プロジェクトの実施は加速している。 

  ハイレベルの対外開放は新たな構造を示し、中国のグルーバル経済カバーナンスに対する発言権は引き続き向上している。5年以来、中国は経済グローバル化の新情勢に適応し、より積極的で主動的な開放戦略を実施してきた。輸出入貿易は量的拡張から質的向上に転換し、2016年、中国貨物輸出入総額は世界貿易総額の11%以上を占め、2012-2016年サービス輸出入額は年間平均で8.1%上昇した。外資利用と対外投資規模はいずれも史上最高を記録した。2013-2016年、中国の実際利用外資額は4894億ドルで、年間3.1%上昇し、外資利用構造がさらに最適化された。非金融類対外直接投資額は4915億ドルで、年間21.6%上昇した。中国のグローバル経済ガバナンスに対する発言権も引き続き向上している。近年、中国はG20首脳杭州サミット、「一帯一路」国際協力ハイエンドフォーラム、第九回Brics首脳会議などの重大な外交イベントを開催し、習近平総書記は何回も重大な国際イベントで重要な講演を行い、グリーバル経済ガバナンスを改善するために中国方案を提供した。 

  民生事業は引き続き推進され、人民生活レベルも向上し続けている。2012-2016年、全国住民の一人当たりの可処分所得は年間平均で7.4%上昇し、農村住民の所得の成長率は七年連続で都市住民を上回り、都市・農村住民の所得の格差は縮小し続けている。正確な貧困扶助は著しい効果を示し、2013-2016年合計で5564万人が貧困離脱した。税制支出の圧力が強化する中、民生投入が引き続き増加し、社会保障と公共サービスのレベルも向上し続けている。2016年、全国財政特別貧困扶助資金投入は1000億元を超え、生活保障、優先扶助、退職者の基本的年金標準を引き上げ、1700万元以上の困難と重度障碍者に生活か看護手当を与えた。財政性教育経費支出が国内生産総額に占める割合は4%以上を占め、農村貧困家庭の学生の普通高校・中学の雑費を免除し、一年で延べ8400万人以上の各レベル各種の学校・家庭困難の学生に援助金を提供し、基本的公共衛生サービス経費を増加し、大病保険のオールカバーを実現した。人民生活のレベルは引き続き向上し、社会の大局は調和と安定を維持した。 

  成功の経験をまとめ、著しい問題に直面し、経済作業の着力点を把握 

  無論、中国経済には矛盾と問題が存在している。例えば、人口利益が徐々減少し、資源・環境の制約が強まり、科学技術の革新能力が不足し、構造的供給が不均衡で、金融リスクがたまり、一部の都市の不動産の価格が上昇しすぎ、民営企業の投資活力が不足しているなど。これらの問題は改革発展の中で現れる問題で、改革の発展を加速させる中で解決されるはずだ。過去の5年間、中国は経済発展新常態を把握、導く豊富な経験を積み重ねてきた。それらの経験は中国経済発展が巨大な成果を成し遂げた主要な原因で、リストとチャレンジを克服し、矛盾と問題を解決し、経済作業を着実に行うための着力点だ。 

  新常態のロジックで経済情勢を研究・判断する。中国経済発展が新常態に入ったことは、習近平氏を中核とする党中央が出した重大な戦略判断だ。新常態の主な特徴は、高速変化、構造の最適化と動力の転換だ。新常態のロジックで経済情勢を研究・判断することでしか、経済社会発展の重大問題に対して正確な判断を下すことができない。40年近くの発展を経て、中国の物質基礎が雄大で、産業システムが完全で、インフラが完備で、人的資本と科学技術革新が経済成長に対する貢献率が徐々に向上し、消費構造のグレードアップ、新型都市化の推進などが巨大な市場需要を育成し、中国経済発展が長期的に好転する基本面に変わりはない。また、2008年国際金融危機以来、世界経済成長が緩和し、中国の外部需要に常態性の縮小が現れ、国内の過剰化した生産能力と需要構造のグレードアップ矛盾が著しくなり、経済成長の伝統的な動力が日増しに縮まり、新たな成長動力を育成することが差し迫っている。そのために、中国経済が規模速度型の粗放成長から質量効率型集約成長へ、要素駆動から革新駆動へ転換するように促進し、改革を深め、構造調整を加速させ、新旧動力の転換によって発展を推進すべきだ。 

  新発展理念で経済発展の新常態を導く。人口利益の減少、資源環境制約の強化、科学技術革新能力の不足などの古い問題を解決しても、構造性不均衡、経済成長の内的動力の不足、金融リスクのたまり、民間投資活力の不足などの新しい問題を解決しても、発展構想を更新させ、発展方式を転換し、発展手段を革新させなければならない。革新、調和、グリーン、開放、共有の発展理念は経済発展新常態における中国の発展構想、発展動向と発展着力点の集中的な現れだ。その中、革新は発展をけん引するための第一動力で、経済発展新常態をけん引するための中核的な要素だ。協調は持続的で健康な発展を維持するための内的要求で、経済発展新常態をけん引するための勝ちを制する秘訣だ。グリーンは永遠に発展するための必要な条件で、経済発展新常態をけん引するための必然的な要求だ。開放は国家が繁栄・発展するための避けて通ることのできない道で、経済発展新常態をけん引するための重要な動力だ。共有は中国特色のある社会主義の本質的な要求で、経済発展新常態をけん引するための出発点と着力点だ。新発展理念によって経済発展新常態をけん引すれば、発展の短所を補い、発展の難問を解決し、発展動力を強化し、発展の優位性を強化し、経済発展の新しい局面を切り開けることができる。 

  供給側の構造的改革を深める。供給側の構造的改革の推進は、経済発展新常態に適応し、導くための重大な革新だ。供給側の構造的改革を深めればこそ、重大な構造的不均衡問題を解決し、経済循環を開通し、供給関係の新たなダイナミック均衡を実現することができる。供給側の構造的改革の主な方向は、供給の品質を向上し、無効な供給を減少し、有効な供給を拡大し、供給構造が需要構造に対する適応性を向上することで、根本的なルートは改革を深め、政府と市場関係を整理し、市場が資源配置における決定的な役割を果たすシステムとメカニズムを改善することだ。現段階は、「三去一降一補」を深く推進し、農業供給側構造的改革を深く推進し、実体経済を振興し、不動産市場の安定、健康な発展を促進し、中国経済が形態がより高級で、分業がより複雑で、構造がより合理的な発展段階に入るように促進すべきだ。 

(著者は国家情報センター経済予測部の主任)

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