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共同発展のパートナーを促進

発表時間:2017-09-25 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:牟宗琮 | 出所:『人民日報』(2017年08月29日03版)

  BRICS協力は第二の十年の開局の年を迎えた。世界経済は依然として国際金融危機後の深い調整期にある。BRICSは共同発展を促進し合うパートナーで、経済成長動力の不足、貿易と投資保護主義の台頭などの新しいチャレンジに妥当に対応するのに有益で、各メンバーの長期にわたる発展に深く関わっている。 

  習近平主席は、共同発展のパートナシップの構築を促進し、各メンバーが資源天賦、産業構造における優位性の相互補完を発揮し、より多くの発展空間を共に拡大し、BRICS経済パートナシップ戦略を実施し、新しい協力のハイライトを掘り出しながら、発展途上国の共同発展と繁栄を促進するように取り組むことを提案した。それは、BRICSが協力の新しい境界を開拓するのに重要な意義を持っている。 

  雨にも負けず 励まし合いながら前へと進む  

  過去十年、BRICS協力は嵐の洗礼を受けてきた。世界経済の外部環境などの要素に影響され、BRICSの経済発展は困難とチャレンジに直面しているが、豊富な自然と人的資源、広い国内市場、巨大な発展潜在力、豊な政策空間を持っているため、上昇する動向にかわりはない。 

  国土面積は世界の30%、人口総量は約44%を占めている。世界経済情勢の逆風にあったが、過去十年、BRICSは協力を強化し、手を携えて前進し、経済総量が世界経済に占める割合が12%から23%に上昇し、貿易総額の割合が11%から16%まで上昇し、対外投資の割合が7%から12%まで上昇し、世界経済成長に対する貢献が50%を超え、世界経済成長をけん引する重要なエンジンとなった。 

  「我々は自信を固め、不動心を持ち、BRICSの体量と潜在力、BRICSが代表する新興市場国家と発展途上国の生命力と活力に目を向けるべきです。」去年、杭州で開催されたBRICS非公式首脳会議では、習近平主席は長期的な発展に目を向け、BRICSに自信と希望を託した。 

  BRICS協力メカニズムは五カ国の客観的な需要に符合して、歴史の動向にも順応した。近年、各メンバーの補完的な優位性を利用して、BRICSは協力分野を拡大し、多分野、多層滴、全方位的な協力構造を形成した。今、BRICSはすでに60つ以上の協力メカニズムを構築し、経済貿易、金融、農業、教育、科学技術、文化、シンクタンクなどの分野に関わっている。 

  過去十年、BRICSは協力を益々深く、着実にさせてきた。その協力メカニズムは重要な影響力を持つ国際メカニズムとなり、豊富な成果を成し遂げた。 

  「開放、包容、協力、ウィンウィンのBRICS精神を持って、風や雨に負けずに、雑音に当惑されずに、困難に邪魔されずに、パートナシップを強化し続ければ、BRICSはより大きな発展を実現するでしょう。」習近平主席の鋭い論断は、BRICS協力が励まし合いながら前進するように力を注いだ。 

  連動成長 潜在力を活性化させ 

  前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開く。いかにBRICS経済協力を新たな段階まで推進するか。 

  中国は2017年BRICS議長国を担当し、四つの重点仕事を明確に位置付けた。その中で、第一位に置いたのは、経済協力を主線に、各分野における着実な協力を共に推進し、貿易投資大融合、通貨金融大流通、インフラ大連通、人員文化大交流の新局面を切り開き続けることだ。 

  BRICSの各メンバーが連動的成長を実現するように支援し、BRICS協力の巨大な潜在力を活性化させることは、中国が堅守する初心だ。 

  貿易投資協力は、『BRICS投資利便化協力綱要』の登場によって新たな段階まで進んだ。8月2日にBRICS経済・貿易部長会議で許可された文書は、投資利便化を推進するための重要な規則と動力になった。BRICSのGDPが世界経済総量の23%を占めているが、貿易規模が占める割合はわずかの16%だ。2016年、BRICSの対外投資総額は約1970億ドルだったが、BRICS内部投資はその中の約6%しか占めていない。それは、BRICS経済・貿易と投資協力の潜在力が巨大であることを意味している。 

  通貨金融協力は財金協力の九大分野で協力を強化する合意に示された。それは6月19日、今年第二回BRICS財務相・中央銀行総裁会議から伝わって来た良い知らせだ。それだけでなく、8月17日、BRICS新開発銀行アフリカ区域センターは南アフリカのヨハネスブルグで成立した。南アフリカのズマ大統領が成立式でおっしゃったように、それは、BRICS協力と新開発銀行がBRICS国家だけでなく、アフリカ全体や発展途上国全体に利益を齎すことを示している。 

  新開発銀行は、共同発展を促進する重要な使命を担っている。7月2日、新開発銀行は未来五年の総体戦略を公表し、次の業務の重心を持続可能な発展に置き、2/3の貸付金プロジェクトを持続可能な発展に関わるインフラ建設の支援に使うことを明らかにした。 

  新開発銀行が開業して二年が経ち、著しい成果を成し遂げた。2016年、新開発銀行はインフラ、持続可能な発展分野における七つのプロジェクトに対して15億ドルの貸付金を放出した。今年、その銀行は10つ以上のプロジェクトに対して25億~30億ドルの貸付金を提供する見込みだ。また、2018年までに、35つのプロジェクトに80億ドルの貸付金を提供する目標を実現しようとしている。 

  「中国が議長国を担当するこの一年間で、BRICSの影響力は大きな進展を成し遂げました。」とロシアBRICS諸国研究委員会執行主任のトロラヤ 氏が評価している。 

  経験を共用 発展の利益を共用 

  「BRICS諸国の発展段階は似ており、直面するチャンスやチャレンジもある程度相通しています。我々は国政運営に関する経験の交流を強化し、理解を深め、学習と参照を強化し、問題を解決する方法を共に探索すべきです。」「国内の発展戦略と国際の発展アジェンダとの有効な繋がりを実現すべきです」「我々は2030年持続可能な開発アジェンダの実施を結合させ、発展途上国と発展理念を交流し、発展の経験を共有し、南南協力を深めるべきです。」…習近平主席はBRICSが発展問題や南南協力問題において建設的な役割を発揮するために道を示した。 

  当面、BRICS諸国は、成長難問の解決、構造的改革の推進などの任務に直面している。経済構造の最適化とグレードアップこそが、国の元を固め、基礎を強める目的を実現することができる。 

  今年第二回BRICS財務相・中央銀行総裁会議の間、複雑で多変な外部経済環境に対して、BRICSの財務相は、構造的改革を深め、新たな経済成長ポイントを掘り出し、いわゆるBRICSが「色褪せる」疑問をきちんと返答することで合意した。 

  中国の推進により、「構造的改革の推進と経済の強靭性の強化」はBRICS協力の新しいコモンセンスに明確に書き込まれた。諸国は、G20財金ルートにおける多分野協力を深め、共同な声を発することで合意した。 

  8月17日、BRICS国政運営シンポジウムは福建泉州で開催された。BRICS、タンザニア、エチオピア、メキシコなどの発展途上国からの代表者は国政運営に関する経験や、発展とガバナンスに関する難問を解決する構想などを深く交流した。近年、アフリカ国家、南アメリカ国家、上海協力機構とユーラシア経済連合の成員国などと会話を展開することによって、BRICSは世界発展パートナシップの改善に参加し続け、南南協力の先導者になりつつある。 

  今年の4月18日、中国の劉結一国連大使はBRICSを代表して「持続可能な開発目標の資金調達問題ハイレベル討論会」をテーマとした国連会議で共同発言を行った。それは、BRICSが始めて重大問題に関して国連で共同発言をし、2030年持続可能な開発アジェンダの実施を推進するための重要な措置なのだ。 

  南アフリカのムベキアフリカリーダーシップ研究所のファスバンナ高級講師が評価しているように、BRICSメカニズムの意義は深遠なもので、BRICS諸国だけでなく、区域内の他の新興市場国家や発展途上国の共同発展をも促進し、他の国に先進的な経験を共有、学習するプラットフォームを提供した。 

  二つ目の「ゴールデン十年」の新しい征途にのぼり始めて、BRICSは手を携えて、より緊密的なパートナシップを構築し、より明るい未来を作り出すだろう。 

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