ご意見・ご感想

中国経済は安定、健康な成長を依然として維持

発表時間:2017-09-25 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:徐康寧 | 出所:『人民日報』(2017年08月28日)

  2013年、中国経済成長率がギヤシフトして以来、一部の学者と機構は、中国経済は下落し続け、成長率が5%またはそれ以下まで低下すると予測していた。一部の西方研究機構と学者は、中国経済崩壊論を再び投げ出した。しかし、実際に、2015年第1四半期から、中国経済は10つの四半期連続で7%か7%近くの成長率を実現し、明確な安定態勢を示し、適切な成長率、より持続性を持つ中高速成長のプラットフォームに入った。最近、国際通貨基金(IMF)は何度も中国経済成長率に対する予期を引き上げ、中国経済に対する世界の自信を反映している。世界経済の回復が低迷する中、中国経済は安定、健康な成長を維持できる理由は、以下の三点なのだ。 

  経済構造を最適化させ、経済成長の持続可能性が明らかに強化した。近年、経済発展の新常態によりよく適応し、けん引するために、中国は産業のモデルチェンジを積極的に加速させ、経済構造を改善しつつある。需要構造からみれば、消費はすでに経済成長を促進する第一の牽引力となり、2017年の上半期、最終消費が経済成長に対する貢献率は63.4%に達した。産業構造からみれば、サービス業は半分の割合を占め、2017年の上半期、国内生産総額を占める割合が54.1%に達した。地区の構造からみれば、中西部地区の経済成長の牽引力が強く、東中西地区はより平衡的、より協調的な方向へと発展している。都市・農村の構造からみれば、2016年の年末、常住人口の都市化率は57.4%に達した。それらのデータは、中国経済発展の方式と経済構造は歴史的な重要な転換を経て、経済発展の品質と成長の持続可能性が穏やかに向上していることを示している。 

  革新型駆動を強化し、新たな経済成長ポイントの形成が加速している。経済発展が新常態に入った後、中国は世界の新しい科学技術革命と産業変革のチャンスを把握し、革新型駆動発展戦略を深く実施し、伝統的な牽引力の改造とグレードアップ、および新しい牽引力の成長と壮大を推進してきた。技術の革新がより活躍となり、技術のレベルが明らかに向上し、経済発展が要素駆動から革新型駆動へと転換している。例えば、高速鉄道技術の普及につれて、2016年の年末までに、中国高速鉄道の走行距離はすでに2.2万平方メートルに達し、世界の他の国の高速鉄道の走行総距離を超えている。一連の国際先進的なレベルを持つ技術は経済建設に応用され、「インタネットプラス」経済がかつてない速度で活躍し、新産業、新業態が次々と現れ、新しい経済成長ポイントの形成を促進している。 

  供給側の構造的改革を深く推進し、経済発展の潜在力を活性化させる。過去、中国は投資の拡大によって経済成長を促進していた。しかし、中国消費構造のグレードアップと消費需要が多様化、ハイエンド化、サービス化需要への転換につれて、供給構造のミスマッチ問題が現れ、生産能力の過剰化、無効な供給の過剰、有効な供給の不足などの矛盾が際立っている。このような状況では、もし投資を拡大し続ければ、投資が経済成長に対する牽引力が明らかに弱まるのみならず、既存の矛盾と問題をも激化してしまう。そのために、近年、中国は総需要を適切に拡大しながら、マクロ経済管理の重点を供給側に向かせ、供給側の構造的改革を推進することによって、供給システムの品質と効率を向上し、新たな成長牽引力の育成を加速し、伝統的な産業を改造、グレードアップさせ、経済が持続的に成長する牽引力を強化してきた。供給側の構造的改革の推進につれて、社会製品の総量が大幅に増加しない中、製品の付加価値が大幅に向上し、経済発展の内的動力が強化されつつある。 

  経済大国として、中国経済構造が完全で、産業の種類が完備し、他の国が比べ物にならないほどの産業付随能力を持ち、経済の強靭性が強く、抗リスク能力も強い。中国は異なる発展段階で直面する主要な任務と矛盾によって、マクロ経済政策を調整し、社会主義市場経済システムを改善し続け、経済発展の長い動力と活力を強化することができる。中国は世界のグローバル化が深く発展する大きな動向に順応して、対外開放を動揺せずに拡大し、国際分業に積極的に参加し、各国との協力とウィンウィンを実現するように取り組んでいる。そのために、中国経済発展が長期的に好転する基本面に変わりがなく、中国経済は安定、健康な成長を依然として維持するだろう。 

(著者は中国世界経済学会の副会長、東南大学経済管理学院の教授) 

関係論文