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「中国アンカー」、世界経済に自信を持たせ

発表時間:2017-09-14 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:陳凌 | 出所:『人民日報』(2017年08月09日)

  中国経済の脈をとれば、中国のモデルチェンジの構想は「古い動力」を活性化させるのみならず、「新しい動力」をも育成することにあることがはっきりとわかってくるだろう。 

  「中国経済はまた、気をもんだり、くどき続けたりする否定論者に見込み違いさせたね」「『世界経済エンジン』の効力はまだまだ充足している」「我々は世界を抱擁しなければならない、特に中国を」…最近、中国の第二四半期の経済データの公表につれて、西方の多くの学者とシンクタンクメディアは文章を発表し、中国経済の強靭性と基本面を評価している。西方の中国経済に対する「再発見」も、「中国アンカー」が世界経済に自信を持たせていることを示している。 

  誰でも不確定の時代に確定性をまとめたがっている。低迷する世界経済と比べて、安定さの中で進歩する中国経済は素晴らしい風景である。経済成長率が8つの四半期連続で6.7%~6.9%を保ち、2015年以来の工業成長率の最高値を記録したことから、雇用情勢の好転、安定の成長、構造の最適化、「金分」の向上まで、いずれも海外のメディアを、「中国が市場を安定するアンカーとしての役割を果たしている」と驚嘆させている。 

  ノベル経済学賞の受賞者であるコース氏によると、経済学者は「黒板経済学」から「真実の世界」に戻るべきだという。遠いところから「望遠鏡」で中国を眺めるにはやはりまだかまりができてしまう。中国人が生きる真実の世界に入り、「顕微鏡」で起きている変化を観察すれば、より深刻な感想が生まれるだろう。二次元コードの読み取りによる入店、セルフペイ、キャッシャーのいない「無人スーパー」、掛け取りできる「壁紙テレビ」、「ワンタッチ作動」が実現されるインテリジェント家居…益々多くの新技術、新産業、新応用は紙上の概念から現実になり、普通の百姓の家に入り、中国人民により便利で、より簡単で、より新鮮な体験を提供しながら、我々の生活方式と消費方式をも革新させている。「中国を離れれば、時代遅れだと感じる」と中国に住む外国人は嘆いている。百姓の生活は、経済を最も直観的に反映している。生活の中の変化を観察すれば、安定さの中で進歩する中国マクロ経済が目に入る。「転」のポロセスが加速し、「新」の態勢が現れ、「活」の風格が向上している。 

  時間はいつも疑いに最も深い答えを与える。数年前、中国は「インタネットプラス」行動計画を推進したばかりのごろには、伝統的産業の改造とグレードアップだけで、中国経済の源に「活水」を注ぐことができるかと疑う西方学者は少なくなかった。今、「二次元コードの読み取りによる開錠」の自転車シェアリングが至る所にあり、「復興号」が京沪高速道路を走り、中国の家電企業が製品の販売からインテリジェント装備の提供までの変化を実現した。中国経済の脈を再びとれば、中国のモデルチェンジの構想は「古い動力」を活性化させるのではなく、「新しい動力」を育成することにあることがはっきりとわかってくるだろう。『ウォールストリートジャーナル』が評価しているように、「中国は安い労働力で世界に名を馳せていたが、今は他のもので世界に貢献している。それは革新なのだ。」革新の火種を招き続けることは、中国奇跡の「第二の段階」の新しい動力になりつつある。この角度から言えば、中国経済の成長率は一時低下したが、それは、動力不足より、新旧動力の転化による積極的な調整であろう。 

  「古い動力の改造」と「新しい動力の育成」と比べて、中国は「ハード制約」を破る努力も注目を集めている。後れをとった生産能力の淘汰を動揺せずに堅持することから、その土地の事情に適した措置をとり、都市の実情によって政策を実施することによって、不動産市場をコントロールすること、「金融リスクの防止と解消」をより重要な位置に置くことまで、近年、中国終始して果断な決心と志で、供給側の構造的改革を推進し、経済発展の深層にある矛盾と問題を解決してきた。応急措置を取りながらも問題を根本的に解決し、「ブラックスワン」を防止しながらも「グレイーライノー」をも防止し、リスクの源を取り除き続けながらも完全な発展理念を形成し、世界に有益な啓発を与えてきた。過去、多くの発展途上国は西方に目を向け、西洋の経験を学ぶことに一筋だったが、今は発展途上国だけではなく、先進国も東に目を向け始め、「東方の宝典」を探したいと言い出した。 

  「中国経済はなぜそこまでできるか。」それは人々を夢中にさせる問題だ。イギリスの学者であるマルティン・ウルフ氏が言うように、中国経済を何度も何度も誤って予言する人は、西方の思考方式で「中国の謎」を解決することに慣れているからだ。中国経済に対する誤解は、偏見によるものでもあれば、知識不足によるものでもある。この意味では、海外の歴史学者が提案した「西方中心論」を脱出し、「中国を方法とする」ことは、中国を観察するより良い方法かもしれない。 

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