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中国-アセアン関係発展の新チャンスを把握

発表時間:2017-09-14 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:徐歩 | 出所:『人民日報』(2017年08月07日)

  中国とアセアン各国が実施した『南海各方面行動宣言』と「南海行為準則」協議は、紛争を適切にコントロールし、着実な協力を推進し、南海の平和と安定を維持するための正確なルートだということはすでに実践によって証明されている。 

  8月6日から7日まで、年に一回に開催された東アジア協力関連外相会議は輪番議長国フィリピンの首都であるマニラで開催された。中国の外相はアセアン各国の外相と共に中国-アセアンの協力を深め、東アジアの平和と発展の計画を促進することをめぐって商談し、今年の11月に開催される東アジア協力関連指導者会議のために準備している。8月8日、アセアン創設50周年の日に、外相たちはフィリピンが行ったお祝いのイベントに参加した。 

  半世紀以来、アセアンは内部の団結を強化し、地区の紛争を積極的に解消することによって、東アジアが動揺から安定へ、対抗から協力へ、貧乏から繁栄へと発展していくように促進してきた。アセアンは本地区で最も重要な区域組織となり、異なる社会制度と発展レベルを持つ国が協力して自彊する見本となった。2015年の末に、アセアン共同体は設立し、東アジア区域一体化のプロセスにおける新たな里程標となった。 

  前世紀90年代以来、中国-アセアン関係の発展は追越車線に入った。1991年、中国とアセアンは対話を開始し、2003年に平和と繁栄に向ける戦略的パートナシップを構築した。2013年、中国国家主席の習近平氏はインドネシアを訪問し、アセアン各国と共に21世紀海上シルクロードを構築し、より緊密的な中国-アセアン運命共同体を建設することを提案した。習近平出席の提案は深い時代背景と現実的意義を持ち、中国-アセアン関係の発展のために素晴らしい青写真を描いた。 

  近年、中国とアセアン各国の各分野における協力は豊富な成果をなり遂げた。中国-アセアンの指導者層の交流は日増しに頻繁になり、双方はすでに10つ以上の部長層会議メカニズムと20つ以上の指導者層協力メカニズムを構築した。2016年、双方の貿易額は4522億ドルに、投資額は1779億ドルに達した。中国は8年間連続で東アセアンの第一の貿易パートナーに、アセアンは6年間連続で中国の第三の貿易パートナーとなった。去年、双方の相互訪問は延べ3800万人を突破し、毎週、延べ2700回の航空便は中国とアセアン各国の間で行き来している。中国はすでにアセアンの第一の海外観光客の出所となった。 

  当面、中国とアセアンは地区の平和と安定を促進するための協力レベルは向上しつつある。中国とアセアン各国は、南海に関する紛争は当事者の対話と協商によって平和に解決すべきで、南海の安定は中国とアセアン各国で守ることに合意した。中国とフィリピンを含むアセアン各国の努力によって、南海の情勢は安定になり、積極的に発展する態勢をも示している。『南海各方面行動宣言』は有効に実施され、「南海行為準則」の枠組も合意を得た。中国とアセアン各国が実施した『南海各方面行動宣言』と「南海行為準則」協議は、紛争を適切にコントロールし、着実な協力を推進し、南海の平和と安定を維持するための正確なルートだということはすでに実践によって証明されている。 

  来年、中国-アセアンは戦略的パートナシップ構築15周年を迎える。双方は現段階に立脚し、未来に着目し、チャレンジを乗り越え、連携関係を結び、より緊密的な中国-アセアン運命共同体を構築するように進んでいくべきだ。 

  一、平和と発展の大方向に取り組むことだ。双方は終始して積極的な態度で相手を見、相手を自身の発展のチャンスと見なし、各自の国情と発展の道を尊重し、互いに考慮を払うべきだ。また、しばらく解決できない問題に対しても共通点を求めて相異点を保留し、友好に協商し、双方関係の成熟と理性を示すべきだ。 

  二、協力・ウィンウィンの青写真を共に描くことだ。双方は各自の優位性と発展の需要を結合させ、「一帯一路提案」と『アセアン共同体ビジョン2025』とのドッキングを強化し、相互連通と生産能力の連携を深めるべきだ。中国は瀾滄江―メコン川諸国運命共同体の構築、アセアン東部成長地域などのサブ区域協力メカニズムに積極的に参加、推進することによって、アセアンが内部発展の格差を縮小するように協力し、アセアン共同体の建設を維持することを望んでいる。 

  三、民心疎通のひもを締めることだ。双方は文化、科学技術、環境保護、観光などの分野における協力を緊密させ、青年、メディア、シンクタンクと地方交流を強化し、人文協力を双方関係の第三大支柱にすべきだ。中国はより多くのボランティアを派遣し、アセアン国家の教育、医療、衛生などの分野における事業の発展を支持する。 

(著者は中国駐アセアン大使である) 

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