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平和、開放と共有の中で中国の自信が示されて

発表時間:2017-06-26 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:丁暁欽 | 出所:『光明日報』

  2013年、習近平総書記が「一帯(ベルト)一路(ロード)(シルクロード経済ベルトと21世紀海のシルクロード)」イニシアティブを打ち出してから、「一帯一路」建設は「理念から行動に変わり、ビジョンから現実化されて」、実り多い成果を得た。中国は平和、ウィンウィン、開放、包容、共同建設、共有という原則を堅持し、しっかりと「一帯一路」建設を推し進めて、経済の「脱グローバル化」のうねりの中での1筋の清流だと言えよう。源に遡ると、「一帯一路」イニシアティブは効果的に貫徹され、着実に推進して現在の成果を得た背景は、中国の道への自信、理論的自信と制度の自信からの力強い支えがあるからである。

  沿線国の平和・発展は「一帯一路」イニシアティブが順調に推進する前提条件である。歴史を見渡せば、中国は世界につながる「シルクロード」を通じて世界の前に現れたのは、科学技術・文化の火種を持った、西域への使節張騫、敬虔な大志を抱いて天竺への玄奘、文化を伝え、文明をもって日本へ渡った鑑真和上、西洋へ7回のも航海し、平和を広げた鄭和だった。古代中国は一貫して「和を貴しと為す」と「善隣友好」の精神を堅持して、外交の歴史上繰り返して平和・互恵協力の壮大な美しい楽曲を奏でた。社会主義の新中国は、マルクス主義の基本原理と中国の実情を結合して、中国の特色ある社会主義の道を堅持し、新中国成立後、60年余り刻苦奮闘して、世界の人々に注目された一連の業績を得て、経済規模はすでに米国とEUに近づき、世界経済に対する影響がますます大きくなって、世界各国から受けられた肯定と賞賛もますます多くなった。急速に発展をとげるとともに、世界の経済社会ネットワークに溶け込んだ世界の大国として、中国は自国の対外的影響と外部からのフィード・バックを軽視することができず、必ず道への自信を固め、平和共存の決心を固めなければならない。平和・建設の「一帯一路」は中国の道への自信を持つ力強い標識であるだけでなく、中国の道への自信を固める堅実なバックアップを提供した。ウィンウィンが「一帯一路」建設の基本要求であり、平和を前提として「一帯一路」建設を実現する必然的な結果でもある。平和のウィンウィンこそ、真のウィンウィンであり、ウィンウィンの平和こそ意義のある平和である。古き「シルクロード」での物種の伝播、技術伝承、人口の移動と文化の融合・交流は正に平和という前提の下でウィンウィンを実現した古き例証である。目下の「一帯一路」建設は、平和と友好の基礎の上で築いた優位補完、資源互助、貿易互恵、資本の相互融通がさらに国際外交上の互恵関係の現代的手本となる。

  「一帯一路」建設は開放を以って方向性を示して、経済成長と均衡の問題を解決する。「一帯一路」建設を通じて、我が国の経済が世界に深く融け込むことができるとともに、世界のインフラ相互連結などの公共製品の供給に積極的に参与し、国際生産能力と装置製造協力を推し進め、「生産要素の秩序立った流動、資源の高効率配置、市場の深度融合を促進する」。開放を方向付けにした「一帯一路」建設は西側のいわゆる開放型経済体系と異なって、「一帯一路」建設の開放は包容性に富む開放であり、資源を略奪せず、貧困を生み出せず、制度の輸出はなくて、いっそう「発展のアンバランス、統治(ガバナンス)の苦境、デジタルデバイド、分配格差」などの問題を重視する。現在、多くの発展途上国が直面している上述の問題は集中的にいわゆる「中所得の罠」という苦境に体現された。西側の学者は次ぎのように思った。これは発展途上国が自らの経済、政治制度の西洋化が不十分なためにもたらした結果だと、したがって彼らの出した処方箋は欧米を全面的に真似て、高度の自由な市場経済体制、完全の私的財産権、欧米の多国籍企業の主導された産業構造調整などである。だがこれらの「良薬」は実践の検証に耐えられず、その中東とラテンアメリカのいくつか国家での実践は更にこれらの国家が苦境に深くはめ込まれて、ついに独占資本がその中から利益を得るしかなかった。的外れになったのは、欧米の経済理論の主流は発展途上国が不公平な国際経済秩序下で受けた搾取を無視した。「一帯一路」建設は包容性のある開放的特質があってこそ、一握りの国際独占資本の技術的コントロールと資源・ルートの独占を逐次に打ち破ることができ、広範な発展途上国の世界バリューチェンにおける付加価値を増やして、「ローエンド・ロック」と「貧困型成長」を打破し、沿線国家が「中所得の罠」を克服するようを支援している。中国の「一帯一路」建設が誠意のある共同発展に頼ることで、覇権による利益独占ではないので、広範な沿線国は自国の長期的利益から出発することを堅持しさえすれば、「一帯一路」の展開に対する抵抗力が大きくなりえず、沿線国は自国の共同繁栄・発展のためにも「一帯一路」建設の成果を擁護し、これは包容性のある開放的な「一帯一路」建設の真髄のありかである。「一帯一路」建設の中で包容性のある開放という理念であり、中国が発展途上国としての大国の国際視野と責任感を体現して、地域協力、共同発展に役立てば、人的、文化的交流、各国間の相互信頼と地域の平和と安定に役立つ。

  共同建設は「一帯一路」建設の主な手段であり、共有は「一帯一路」建設の根本的目的である。「一帯一路」イニシアティブが提起された以降、多くの実行されたプロジェクトが「一帯一路」の共同建設の成果が見え、立証された。共有がまさに「一帯一路」建設の絶えざる広げ、深く入り込みに従って、より有効な制度的取り決めを通じて、全沿線国とその人々が発展の中でより多くの獲得感を得られるようにし、発展の動力を強め、人民の団結を増進し、共同富裕化へ踏み出すのである。中国の呼びかけは「一帯一路」は西側の主導した国際経済秩序との最大の相違は現地の人々と「共有」であるかどうかだ。「一帯一路」建設の平和、ウィンウィン、開放、包容および共同建設、共有思想は、習近平総書記の打ち出した「革新、調和、グリーン、開放、共有」の新しい発展理念と高度合致したのである。習近平総書記は「一帯一路」サミット・フォーラムの基調演説の中で次のように指摘し、「『一帯一路』を革新の道に建設する」。「一帯一路」の対外投資は先進国と激しい競争を行わなければならないが、輸出するのは後れた生産能力ではなく、先進的生産能力であるしかないし、それによって革新駆動と生産能力の高度化と相互促進する。調和のとれた発展は国家のハードパワーを強めるとともに、国家のソフトパワーを高めることを重視しなければならない。グリーン発展は美しい中国の建設を推し進めるだけでなく、世界の生態安全のために新しい貢献をしなければならず、最も厳格な環境保護制度を実行する。「一帯一路」イニシアティブと新しい発展理念が相乗効果が出て、渾然一体となって、中国の発展のために強い理論的支えを提供し、「一帯一路」建設のために強い理論的自信を提供した。

  (作者部門、上海財政経済大学マルクス主義学院)

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