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中国経済の安定さの中で好転する態勢が不可逆

発表時間:2017-06-26 | 字体拡大 | 字体縮小

著者: | 出所:『人民日報』

  4月、一部の経済指標の成長率が少し下落し、経済の安定さの中で好転する態勢の持続可能性に対する心配を引き起こした。実際に、経済データの短期的な波動は正常なもので、対比の基数、作業日の変動などの非経済的要素はいずれも前年同期比の成長率の変動を招くことになる。よって、経済運営状況の判断は成長率のみならず、雇用、物価、収入などの指標との整合性、品質、構造、後になって現われる効き目、空間などをもみなければならない。綜合的に分析すれば、今年以来、経済運営は合理的な空間に保たれ、品質の向上、構造の改善、後になって現われる効き目の強化、動力の壮大、空間の拡張などの積極的な変化を表した。経済が中高速成長を保ち、ミドル・ハイエンドレベルへの昇格を支える要素がさらに増え、中国経済の安定さの中で好転する態勢がより穏やかになった。

  雇用が拡大し、物価が安定し、収入が増え、経済成長の品質を向上

  五大マクロ経済指標からみれば、今年以来、中国経済運営は、成長率の回復、雇用の拡大、物価の安定、住民収入の増加、国際収支の改善という良好な構造を表している。経済成長は安定さの中で好転している。第1四半期、国内総生産は前年同期比で6.9%上昇し、成長率が前年同期比で0.2%上昇し、前年の第4四半期を0.1%上回った。経済成長率は7つの四半期連続で6.7%—6.9%を保ち、成長の安定性が向上している。雇用の態勢が安定さの中で好転している。1-4月、都市部新規雇用者数が465万人に達し、前年同期比で22万人増加した。4月、全国都市部調査失業率は5%台で、31つの大都市調査失業率は4.9%台で、前月比でも前年同期比でも下落した。物価は穏やかに上昇した。1-4月、住民消費価格は前年同期比で1.4%上昇し、上げ幅が前年同期比で0.8%下落した。食品とエネルギーを除いたコアCPIは2.1%上昇し、穏やかに上昇する態勢を示した。住民の収入が安定に上昇した。第1四半期、全国住民の一人当たりの可処分所得は前年同期比で7.0%上昇し、前年同期と前年通年よりそれぞれ0.5%と0.7%上昇した、GDPの成長率を0.1%上回った。国際収支状況が改善された。中国貨物の輸出入は安定さの中で好転している。綜合的貨物貿易とサービス貿易経常項目は輸出超過を保ち続け、人民元の為替レートと外貨準備高は全体的に安定している。4月の末、人民元対ドルの基準値は1ドル=6.8931元で、前月末を0.09%上回った。外貨準備高は30295億ドルで、3月の末より204億ドル増加し、3ヶ月連続で上昇した。このような状況は、中国経済が合理的な区間で運営し続け、民生保障能力と人民民衆の獲得感が明らかに向上し、経済発展の持続可能性も高まった。

  供給側の構造的改革が深まり、実体経済が好転し、産業が最適化、グレードアップし、持続可能な経済発展の基礎を強化

  今年以来、生産能力の削減、在庫品の減少、レバレッジ率の解消、コストの低下、短所の補いという五任務は新たな進展を成し遂げ続けてきた。1-4月、全国で3170万トンの鋼鉄生産能力、6897万トンの石炭生産能力が退出した。4月の末、全国分譲物件の総面積は前年同期比で7.2%低下し、下げ幅が3月の末より0.8%拡大した。3月の末、規模以上の工業企業の資産負債率が56.2%で、前年同期比で0.7%低下した。第1四半期、規模以上の工業企業の百元あたりの主要営業業務収入のコストが85.25元で、前年同期比で0.15元減少した。1-4月、生態保護と環境管理業、公共施設環境業、水利管理業などの短所分野の投資は前年同期比でそれぞれ50.4%、28.4%、16.1%上昇し、投資全体の成長率を明らかに上回った。「三去一降一補」が着実に推進し、市場供給関係の改善を促進し、企業経営状況と予期の好転をけん引した。1-4月、生産者物価指数は前年同期比で7.2%上昇した。調査対象の40つの工業大類の業界では、34つの業界製品の価格が上昇し、前年同期比で値上げる業界面が拡大している。第1四半期、規模以上の工業企業が実現した利益は前年同期比で28.3%上昇し、成長率が前年同期比で20.9%上昇した。4月、製造業購買担当者指数は51.2%で、前年同期比で1.1%上昇し、9ヶ月連続で拡張している。非製造業商務活動指数は54.0%で、前年同期比で0.5%上昇し、7ヶ月連続で54.0%及びそれ以上の高い景気区間を維持した。また、行政のスリム化と権限委譲、監督管理能力の強化と権限移譲との両立、サービス水準の向上改革が深く推進され、財政、金融、価格などの重点分野と肝心な一環の改革が深まりつつあり、国有企業混合所有制改革の始めてのモデルコースが穏やかに実施され、「一帯一路」ハイエンドフォーラムの成功な開催は、中国の対外開放がよりハイレベルへの飛躍を推進した。それらの措置は、企業の制度性取引のコストを削減し、市場環境を有効に改善し、市場の活力を向上し、企業のモデルチェンジと発展を促進し、中国競争の優位性を再構築した。

  上述の要素の綜合的な作用において、三次産業は調整しながら発展し、モデルチェンジしながらグレードアップし、経済安定成長の基礎が強化した。農業生産の情勢が安定し、生産構造と区域配置がより合理的になった。第1四半期、第1次産業の増加価値は前年同期比で3.0%上昇し、前年同期比で0.1%上昇した。工業経済が安定さの中で好転している。1-4月、規模以上の工業増加価値は前年同期比で6.7%上昇し、成長率が前年同期を0.9%上回った。工業電気の使用量は6.9%上昇し、6.7%加速した。鉄道貨物運送量は15.4%上昇し、前年同期比で7.9%低下した。サービス業は比較的に速く発展している。4月、サービス業生産指数は前年同期比で8.1%上昇し、今年以来はずっと8%以上の高い水準を保っている。観光、体育、健康、文化、養老、教育育成などの幸福産業が勢いよく発展している。三次産業の中で、サービス業はすでに国民経済の第一大産業となり、「半分の山河」を占め、経済発展を安定させる役割が強化し続けている。第1四半期、第三次産業の増加価値が国内総生産の56.5%を占め、第二次産業を17.8%上回った。サービス業が経済成長に対する貢献率が61.7%に達し、第二次産業を25.6%上回り、経済成長を促進する主な動力だ。 

  消費を中心にし、輸出が加速し、投資がフォローし、経済発展の後になって現われる効き目を強化

  産業構造の調整を強化しながら、全国は内需の拡大を戦略的基点にすることを終始して堅持し、経済成長の内的動力を深く掘り出し、需要構造のグレードアップとモデルチェンジを推進し、内需が経済成長をけん引する主なエンジンとなった。第1四半期、内需が経済成長に対する貢献率が95.8%に達し、外需を91.6%上回った。消費が経済成長に対する貢献が際立ち、消費駆動型経済発展のモデルが現れ始めた。第1四半期、最終消費支出が経済成長に対する貢献率が77.2%で、前年同期比で2.2%上昇し、資本形成総額の貢献率を58.6%上回った。消費成長が安定さの中で発展している。1-4月、全国社会消費品小売総額は11万億元を超え、前年同期比で10.2%上昇し、成長率が第1四半期を0.2%上回った。それと比べて、投資の成長率は少し下落したが、構造の最適化と改善の傾向が日増しに明らかになってきた。1-4月、ハイテク産業とサービス業の投資は前年同期比でそれぞれ22.6%と12.1%上昇し、いずれも投資の平均成長率を上回り、先進的な生産能力に新たな動力を注いだ。また、弱い環節に力を込み、生態環境保護、公共施設、水利、交通運輸などの短所分野の固定資産投資が高速成長し、経済発展の後顧の憂いを緩和した。外需からみれば、安定さの中で好転する態勢が明らかで、1-4月、全国輸入と輸出は前年同期比でそれぞれ20.3%、14.7%上昇し、いずれも二桁の成長率を保った。消費は内需を安定させるためのバラスト、外需は経済発展の推進器となった。今後のある時期、この動力構造は依然として強化されつつある。中国は消費構造がグレードアップする肝心な段階にあり、収入の安定成長と新型工業化・都市化が深く推進され、消費と投資の潜在力を釈放し続ける。世界経済が穏やかに蘇り、外貿の回復に有利な条件を作り出す。4月、外貿輸出の先導指数は40.7で、前月比で0.5%上昇し、次の段階では、安定さの中で好転する態勢を示すことを示唆している。

  科学技術成果の産業化が加速し、創業革新が盛んに発展し、新動力が高速成長し、経済発展の活力を引き起こし

  今年以来、革新型駆動戦略が深く実施され、革新のけん引役としての役割が強化し、科学技術革新の歩調が速まり、大衆創業・万万衆革新の発展、新産業、新業態、新モデル、新製品の表れと成長は、経済の持続健康な発展に新しくて強い動力を注いだ。国家科学技術重大特別項目の配置と実施が加速し、国家実験室のトップデザインが公表され、集成回路、人工知能、バイオテクノロジーなどの工程産業化の歩調が明らかに加速し、海洋、スペース、ネットワーク、インフラなどの分野における軍民融合も穏やかに推進された。重大科学技術成果は次々と現れた。例えば、「天舟一号」貨物運送飛行船が発射され、「天宮二号」スペースラブに成功にドッキングした。自主的知的財産権を持つC919が成功に離陸し、世界初のフォトンコンピュータ中国で世に問い、世界初のメタンハイドレートの試行採掘が成功し、世界で海洋スーパーエネルギーを安定に採掘する初めての国となった。科学技術成果の産業化効果が明らかだ。第1四半期、戦略的新興産業の増加価値は前年同期比で10.3%上昇し、成長率が規模以上の工業を3.5%上回った。1-4月、ハイテク産業と装備製造業の増加価値はぞれぞれ13.1%と11.5%上昇し、成長率が規模以上の工業よりそれぞれ6.4%と4.8%上昇し、医薬製造業、電子及び通信設備製造業、医療器械設備及び器械メーター製造業の増加価値は前年同期比でそれぞれ11.3%、15.9%と11.6%上昇し、いずれも規模以上の工業の成長率を上回った。創業革新の勢いが良い。1-4月、全国新規登録企業が181万軒、前年同期比で15.2%上昇し、一日当たりの新規登録企業が1.51万軒だ。特許申請量が95万件で、前年同期比で6.5%上昇した。新業態、新モデルが盛んに成長している。「インタネットプラス」行動計画は、オンラインとオフラインとの融合を加速し、オンライン販売と宅配便業を代表とするインタネット経済が高速成長している。1-4月、全国オンライン商品とサービスの小売額が19180億元で、前年同期比で32%上昇した。その中、商品小売額が14618億元で、25.9%上昇した。106億件の宅配便業務量を完成し、前年同期比で29.8%上昇した。インタネット金融、モバイル支払などの新モデルが次々と現れ、経済の新たな成長ポイントになりつつある。新製品、新サービスが高速成長している。1-4月、工業ロボットの産量は前年同期比で51.7%、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)は21.7%、太陽電池は18.2%、スマートフォンは10.9%上昇した。観光、文化、体育、健康、養老などの幸福産業は高速成長し、共有経済が広く浸透し、クロスボーダー電子商取引、オンライン医療、レンタサイクルなどの新サービスモデルが次々と現れてきた。新動力が集まり、壮大し続けている。それは、未来の産業配置の主導権を把握し、産業発展の制高点を占めるために有利だ。

  三大戦略が穏やかに推進され、四大ブレードが相互作用し、新たな成長拠点が台頭し、経済発展の新空間を拡大した

  新理念、新思想、新戦略に導かれ、「一帯一路」建設、京津冀協同発展、長江経済帯発展という三大戦略が深く実施され、東、中、西、北東という四大ブレードが協調的に発展し、要素の系統的、自由に流動し、主体機能の制約が有効で、基本公共サービスが均等で、資源環境が許容できる区域協調発展の新構造が形成された。三大戦略が協調的に推進された。第1四半期、「一帯一路」沿線国家に対する中国の輸出入額は前年同期比で26.2%上昇し、成長率が輸出入全体を4.4%上回った。沿線43ヵ国に対する非金融類直接投資が29.5億ドルで、同期対外投資総額の14.4%を占め、前年同期比で5.4%上昇した。京津冀協同発展は新たな効果を成し遂げた。雄安新区が正式に設立し、北京都市の副中心センターの建設は順調だ。長江経済帯の支援力が強化し、下流産業が中上流へ系統的に移動し、合理で有効な産業分業協力構造が徐々に形成されてきた。「四大ブレード」が良性的に相互作用している。東部地区のモデルチェンジとグレードアップ、開放と革新は全国の前列に並び、全国の発展を支え、導く役割が日増しに際立った。中西部地区は後発の優位性を発揮し続け、主要発展指標の成長率が全国を明らかに上回った。1-4月、中、西部地区の規模以上の工業の増加価値の前年同期比は全国をそれぞれ1.2%と1.0%上回り、固定資産投資の成長率が1.4%.1%成長した。北東地区の経済運営が穏やかになってきた。1-4月、北東地区の規模以上の工業増加価値は前年同期比で0.7%上昇し、前年一年間は3.1%下落し、固定資産投資(農家を除き)は18.7%下落した。その下げ幅は前年通年より4.8%縮小した。区域間の協調的発展は、産業の合理的な傾斜を転移し、資源要素を効率的に配置し、分業と協力をさらに深め、異なる地域の発展の格差がもたらす「位置エネルギー」を経済発展の「運動エネルギー」にし、新たな成長拠点と成長帯を形成し、経済発展の新空間を拡張し続ける。

  とにかく、成長の安定、改革の促進、構造の調整、福祉の強化、リスクの防止という包括的な対策のもとで、中国経済運営は全体的に安定し、しかも安定さの中に前進し、安定さの中で好転する発展態勢に変わりはない。構造が調整しながら改善され、動力がモデルチェンジしながらグレードアップし、発展新常態といった特徴がより明らかになった。今年の通年、中国経済は依然として中高速の成長を保ち、発展の初期目標を実現し、実際の仕事でより良い結果を成し遂げることができよう。未来、中国は依然として大いに活動する余地のある重要な戦略チャンス期に位置し、後発の優位性が際立ち、長い間積み重ねてきた物質基礎が豊かで、新たな成長動力の形成も加速し、潜在力が足りて、強靭性が強く、旋回する余地が大きいため、経済の持続で、健康な発展を保つ条件、能力、自信を持っているはずだ。しかしながら、中国は新旧動力の転換、モデルチェンジとグレードアップの肝心な段階にある。当面、国際市場の不安定、不確定な要素が多く、国内経済構造の調整も任重くして道遠し、数多くの困難とチャレンジに直面している。次の段階では、習近平氏を中核とする党中央の周りに緊密的に団結し、新発展理念を堅持し、安定さの中に進歩を求める工作の総基調を堅持し、供給側の構造的改革を主線とすることを堅持し、総需要を適切に拡大し、革新型駆動を深め、社会所期を有効に導き、経済運営にある矛盾を問題をタイムリーに解決し、経済の安定さの中で好転する発展態勢を固めなければならない。

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