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「一帯一路」建設は新型発展・協力を推進

発表時間:2017-06-15 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:張蘊嶺 | 出所:「人民日報」

  習近平主席が「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」イニシアティブの提起以来、「一帯一路」建設が国際社会からの関心が高くなり積極的に呼応を得た。なぜかというとそれは、まずこの新しい発展・協力理念が人々の心に順応しているからだ。また「一帯一路」建設は理念を行動に転化させ、見える効果を得た。今のところ、「一帯一路」建設は地域協力の唱導だけではなく、世界の発展・協力に影響を及ぼす新しい理念と新しいプラットフォームとなり、協力・ウィンウィンの地域と国際新秩序の構築の推進、世界経済の低迷脱却の促進に積極的かつ深遠な役割を果たしている。

  発展・協力・革新の目標。シルクロード経済ベルトは陸地のネットワークを通じて中国と中央アジア、西アジア、ロシア、ヨーロッパと中国と東南アジア、南アジアをつなげて、海上シルクロードは海上のネットワークを通じて中国と東南アジア、インド洋、アフリカ、ヨーロッパと中国とオセアニアをつなげる。「一帯一路」建設は我が国の更なる深いレベル、高水準の対外開放の実現を推し進めることができるとともに、発展途上国の発展条件の改善を支援し、周辺国ないし世界の経済成長のために新しい原動力を注ぎ込んで、新しい発展の場を切り開いている。「一帯一路」建設は発展・協力を方向付けにするのである。沿線地域と国家において陸上の国境をまたぐインフラ・ネットワークを改善し、産業パークを設置し、現代化港を建設し、港区の経済を発展させ、海上物流ネットワークを築き上げることは、発展途上国のインフラのボトルネックを突破することができるだけでなく、新しい発展のチャンスを創出し、各国のウィンウィン発展を促進する。中国はインフラ建設の面で豊富な経験を積み重ねて、設備技術もあれば、管理ノーハウもあり、重要な役割を発揮することができる。中国企業は海外に出て行き、沿線国家の政府、企業と共に協議し、新しい産業を計画し、発展させ、現地の経済発展と産業の向上を促進することができる。したがって、「一帯一路」の骨組みの下の発展・協力は世界経済発展の新しい原動力の育成に有利な新型発展・協力である。

  発展・協力の内包を豊かにする。「一帯一路」イニシアティブは革新による発展推進の新しい構想を提供した。「一帯一路」建設の革新は協力・革新であり、一般の技術革新と異なる。それが経験の学び、資源の分かち合い、利益の共有により新しい総合発展の環境を構築する、新しい経済成長エンジンを育成し、包容とバランスのとれた持続可能な発展を実現する。インフラの相互連結が「一帯一路」建設の優先的に取り組む分野であり、その重点は現代化交通ネットワークの整備である。貿易と投資の協力は「一帯一路」建設の肝心な分野で、貿易と投資の障壁を取り除く狙いであり、貿易と投資の利便化で貿易と投資構造の高度化を促進し、新しい発展の場を創出する。金融協力は「一帯一路」建設の肝心な支えとなり、それは広範なクロスボーダー金融におけるアジェンダ、通貨の安定、プロジェクトファイナンス、二国間のスワップ、決算、債券市場、人民元建ての債券などを含んで、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、新開発銀行(BRICS銀行)の整備に参加し、シルク・ロード基金などはすべて重要な役割を発揮している。人々の心の通じ合うことは「一帯一路」建設のために公共的支えを提供する。「一帯一路」建設は経済発展の促進のアジェンダを含むだけでなく、人材の交流、観光、スポーツ交流、疫病発生情報の共有、予防治療技術と医療関係者の育成訓練・交流、科学技術協力および青年就業・創業・育成訓練、職業技能開発、非政府機構(NGO)の交流と都市間協力などをも含むことで、広範な支持を得た。

  協力・発展方式の革新。現在、世界経済は調整期にあり、所得分配の格差は拡大され、発展のアンバランスが激化し、貿易と投資の成長率が緩やかになり、保護貿易主義は盛んになった。「一帯一路」は協力のイニシアティブであり、もたらしたのが開放、協力、発展の新風であり、その参加国は平等なパートナーであり、共同参与、共同計画、共同建設と成果共有の協力方式を取り、共同協議、共同建設、共有という原則に従う。「一帯一路」建設は「地域第1主義」をやらず、「開放の地域主義」を遂行し、沿線国だけが「一帯一路」の建設に参与することができるわけではなく、その他の国家もそれに参与することができる。「一帯一路」建設は協力精神を育成し、人類の運命共同体意識を強め、地域と世界の平和と繁栄を促進するのにするのに役立つ。

  中国は「一帯一路」建設の提唱者として、新型発展・協力における各種のリスクを真剣に研究し、その発生を避けることに力を入れなければならず、各方面の利益の協調を重視して、みごとな協力モデルを探求して広めるべきである。「一帯一路」建設は多くの国家に関わって、複合力の形成が簡単に出来ることではなく、有効な協力・協調仕組みを確立すべく、戦略的不動心と辛抱強さを増強して、一歩一歩着実に進めて、長く続けていくことである。

                                           (作者部門、全国政治協商会議)

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