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「三位一体」は国家安全保障の新段階をスタート

発表時間:2015-07-22 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:華益文 | 出所:『人民日報海外版』

  7月1日、全国人民代表大会常務委員会で採択された新しい国家安全法は、習近平主席が主席命令を署名して公表した。これで、中国国家安全保障の体制、理念、法律が「三位一体」の新しい枠組みが形成された。 

  第1、国家安全保障体制の建設は歴史的に突破された。2013年11月に開催された中国共産党第18期第3回中央委員会全体会議は国家安全委員会の設立を決定し、国家安全保障体制と国家安全保障戦略を整備された。昨年1月24日、中国共産党中央政治局会議が開かれ、中央国家安全委員会の設置を研究し決定した。国家安全委員会は国家安全保障に関わる重要事項と重要な仕事の統一計画・協調を担当し、その目的は中国の国家安全保障に直面する錯綜した複雑な新しい情勢、より多様化の新しい任務によりよく適応し、集中・統一し、高効率で権威のある国家安全保障体制を確立し、タテ割・ヨコ割による部門間の意思疎通ができず、調和がとれなくなり、ひいては水掛け論をして責任をなすりつける現象を避けて、各部門の力を効果的に統合し、国家安全保障が一丸となる枠組みを形成する狙いである。 

  第2、国家安全保障の理念の発展変化は重用な革新を実現した。昨年4月15日、中央の国家安全委員会が開かれた初会議で、習近平は初めて「全体国家安全保障観」という概念をうち出した。まさに習近平が指摘したように、当面中国の国家安全保障な内包と外延は歴史上のいかなる時よりも豊かになり、時間・空間的に歴史上のいかなる時よりも広くなり、内外の原因が歴史上のいかなる時よりも複雑である。確かに、過去のような狭義な国家安全保障という概念はすでに当面の日増しに厳しくなっている複雑な国家安全保障の情勢に適応できなくなる。「全体的国家安全保障観」は内部と外部の安全保障をとも配慮し、国土と人民の安全保障をともに配慮し、新旧の安全保障問題をともに配慮して、発展と安全保障をともに配慮し、自国の安全保障と共同安全保障をともに配慮することを強調している。 

  第3、国家安全保障活動は統括する法律である。1993年に制定された元の国家安全法の関わる主要内容は実質としてスパイ問題への対策であり、この間「反スパイ法」と改めた。これは全体安全保障観を実施し、全方位に我が国の国家安全保障の新しい国家安全法の制定に条件を整えた。新しい国家安全法は法律の形で全体的国家安全保障観の指導的地位と国家安全保障の指導体制を確立し、政治、国土、軍事だ、文化、科学技術など諸方面の11分野の国家安全保障の任務を明らかにした。同法律は初めて法律の形で「国家安全保障」に対して明確な定義を与え、つまり国家の政権、主権、統一は領土保全、人民の幸福、経済社会の持続可能な発展と国家とその他の重要利益が相対的にリスクにさらわれず内外から脅されない状態、および持続的に安全状態を保障する能力を持つことである。この法律のハイライトは宇宙、深海、極地、サイドスペースなどの新しいエリアを国家安全保障の範疇に組み入れ、時代とともに進む精神を示した。これは国内外の2つの大局に立脚し、国家安全保障の各領域を統括する基礎的、全局的、包括的法律である。 

  国家安全委員会、全体的国家安全保障観と新しい国家安全法、「三位一体」を形成し、我が国の新型国家安全保障体系の基盤を打ち立てた。この三つの要素は国家安全保障体制、理念と法制の面で「リーディング」役割を発揮し、相互結合し、どれも欠けてはいけまない。国家安全委員会は国内外の国家安全保障事務を包括的に計画し、国家安全保障事務諸方面で中央が政策決定、協調運営の神経中枢である。全体的国家の安全保障観は各分野の国家安全保障活動を導き、各部門・各分野の国家安全保障活動を国家の核心利益とその他の重要利益が高効率で行うことができるよう確保する。新しい国家安全法は国家安全保障活動の基本となる法律であり、全体的国家安全保障観を体現し、新しい国家安全保障体制及びその活動のために強靭な法律的土台づくりをした。 

  中国にとって「三位一体」の国家安全保障体系はまさに新しい物事であり、絶えず充実化しなければならなし、具体的に実施する中で試練と問題にぶつかるであろう。しかし「三位一体」の新型国家安全保障体系の初歩的に形成し、実施したことで、すでに中国国家安全保障活動の新しい段階がスタートし、この体系は中華民族の偉大な復興を護っていくであろう。 

  (作者:国際問題専門家) 

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