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2014年度中国ホットな学術問題トップ10

発表時間:2015-02-15 | 字体拡大 | 字体縮小

著者: | 出所:『光明日報』2015年1月14日

1.社会主義の核心的価値観の育成と実行

 入選した理由 社会主義の核心的価値体系と社会主義核心的価値観の研究は近年では学術界に注目される重要な理論と実践問題である。2014年討論の焦点は「社会主義の核心的価値観の育成と実行」である。関連する研究はおおよそ次の側面から展開している:1.社会主義の核心的価値観の内包の解析。社会主義の中核的価値観は社会主義の本質的属性を体現する方法が含まれている。社会主義の核心的価値観と価値体系の関係、「三つの主張」の具体的な内容の解読、特にそれと伝統的な価値観と資本主義の核心的価値観の関係分析を重視しなければならない。2.社会主義の核心的価値観を育成と実行する意義は中国の夢に精神的な支えを提供できることにある。社会思想を牽引し、社会分野のさまざまな価値規範を支配する。国家の統治システムや統治能力の近代化の精神保障などを促進する。3.社会主義の核心的価値観の育成と実行の経路及びメカニズムには宣伝と引導が不可欠である。特に伝統文化を発揚することは社会主義の核心的価値観の育成に与える積極的な意義を強調した。制度の建設は社会主義の核心的価値観に関する教育を各業種の規則制度に浸透させることを強調している。個体の教育は、特に学校の政治理論の授業では新しいメディア教育の手段の運用及び靑少年の考え方に相応する教学方法を探索する必要があると強く強調した。

●専門家のコメント

 2014年、社会主義の核心的価値観の育成と実行をめぐって、意味深くそして大きな影響力を持つ研究成果を発表し、巨大な社会的反応を読んでいた。しかし全体的に見ると、わが国の社会主義の核心的価値観の研究は更なる深化、そして発展する必要があり、開拓できる空間はずいぶんある。学術界には互いに交差している多学科の研究の優位性を十分に発揮するべきである。理論と実踐、伝統と現実の結合を堅持し、中国の特色のある社会主義建設の実踐の客観的なニーズによって社会主義の核心的価値観に含まれた中華優秀な伝統文化資源を深く掘り、積極的に国外の優れた文明の成果を参考にして、社会主義の核心的価値観の基本理念の本質的な条件を科学的に示すことは社会主義の核心的価値観の育成と実行には基本的な規則と具体的な要件を提供している。これは社会主義の核心的価値観の研究を深めるには解決しなければならない重大な理論問題と実践の課題である。        

  (吴潜涛、清華大学マルクス主義学院教授)

2. 法律に基づく国家統治及び国家統治の近代化。

 入選した理由 十八回三中全会では中国の特色のある社会主義制度の改善と発展、国家の統治体系と統治能力の近代化を促進することを改革の総目標として、法律に基づく国家統治するには重要な手を打った。2014年、法律に基づく国家統治及び国家統治の近代化に関する探求と研究は注目され、学者は数多くの文章を発表した。その討論は主に以下のいくつの方面に集中している:1.「統治」理論の学術史を整理し、その中身を解読する。統治主体の多元化参与、統治メカニズムの法治化、統治理念の理性化、統治対象の公共性などをを強調された。2.「国家統治」の中身については、学術研究は異なる側面に重点が置かれている。社会の作用、即ち社会の自主性統治を強調する人がいれば国家の作用、即ち国家主導の統治を強調する人もいる。一方、より多くの学者は改革を全面的に深化する総目標として、国家の統治というのは、あくまでは国家が主導した下で国家と社会の協議と協力であるように思われている。3.国家統治の現代化には国家統治体系の現代化と統治能力の現代化が含まれる。前者は中国の特色のある社会主義制度、後者は制度の実行能力を指している。国家統治の体系と統治能力現代化とは有機的総体である。4.法律に基づく国家統治は国家統治の体系と統治能力現代化を推進する有効な保障である:法律に基づく国家を統治するのは法律に基づく政策を実行する、法律に基づく行政、公衆は立法に参与する、法治的文化を造り上げることを強調されている。法律に基づく国家統治と党のリーダーシップを堅持し、人民は主導者である。両者の間にある弁証的且つ統一的な関係を研究する。国家統治において「法律に基づく国家統治」の基礎的な役割を強調されている。

●専門家のコメント

 法律に基づく国家統治と国家統治現代化に関する問題は学術界の注意を深く引き起こした。一方では、法律に基づく国家統治は治理体系と管理能力の近代化を促進する必然的な要件であり、現代国家の統治体系に必要な構成部分である。他方では法律に基づく国家統治の問題は法学分野の問題だけではなく、政治学分野、さらに経済学、社会学、公共統治学など他の関連する学科も注目するべき問題である。現在、そして未来の一定期間において法律に基づく国家統治に関する一連の問題、例えば法治と人治、法治と德治、民主と法治など、研究の新しい焦点になる可能性が高い。

  (桑玉成、上海市社会科学界連合会教授)

3.儒家思想の政治と哲学の解釈

 入選した理由 現在中国制度の設計は儒教の伝統から学べる思想資源はどれぐらいあるのだろう。儒家思想に対しての政治と哲学の解釈は2014年度学術界に1つ研究の焦点となった。目下、主に次の方面に焦点を当て研究を行っている:1.儒家の政治と哲学の構築、この方面の研究は主に儒教政治哲学の特質、使命、概念や方法などのテーマをめぐって展開している。2.儒教の政治倫理思想について説明する。儒家の政治倫理化と倫理政治化のインタラクティブや「民为邦本」(庶民は国の基本、民本思想)、「為政以徳」(道徳原則によって国を統治する)、「尊賢任能」(才能のある人を任命する)「廉政勤政」(不正・収賄をせずに公の務めをする)などの理念について綿密な討論を行った。3.儒家の古典を政治と哲学の面から分析する。この分野の研究は主に『尚書』『春秋』などの古典に集中し、政治思想を深く掘り起こした。4.代々の思想家の学説、観点について政治と哲学的に分析する。この分野の研究は主に孔子、孟子、荀子、董仲舒、二程、朱熹などの政

 治思想家へ関心を寄せ、そして評論と分析した。5.儒家思想と理想政治形態や社会の治理関係について討論する。この分野の研究は主に儒家王道理想政治の現代的意義、儒家思想と国際秩序構築の繋がりに集中した。

●専門家のコメント

 現在、儒教思想理論の革新成果を掘り出すより現代問題の実際的な需要に直面する方が大事である。特に儒家の基本的な義理と社会科学及び社会政策が結合した分野を重視するべきである。それは学術界のたゆまず努力が必要である。儒教政治の哲学と研究の発展は儒教思想理論の革新に良いスタートをもたらしたが、中国政治哲学史の発掘や現代儒家政治哲学理論の構築の両分野にさらに多くの研究が必要である。儒家の政治と哲学の研究は現代社会政治の広義的分野に存在する問題を解決するにはより多くの歴史と哲学的智慧を提供できるように期待する。

  (彭永捷、中国人民大学哲学院教授)

4.マイクロ時代の文化の伝播と言葉の表現

 入選した理由 インターネットやモバイル技術の発展に伴い、我々は微博(ウェイボー)、微信(ウィーチャット)を代表とする双方向インタラクティブの時代に入った。伝播方式の変革は人々の生活スタイル、趣味や精神状態などの変化を促進した。その結果と発展の未来性について多くの学者の注目を集めている。現在の研究は主に文化の面、特に「マイクロ」を特色とする文化の伝播と言葉の表現にある。1.マイクロ時代特徴の断片化生活スタイルと「マイクロ文化」の特性評価を要約し、説明する。インターネット文化はマイクロ時代に入ったため、人々の付き合い、仕事、娯楽も断片化状態になる傾向が見られる。そして階層を超え、地域を超え、プラットフォームを超えるなどの特徴も現れた。そしてネット時代の速いリズムとリアルタイム性は「マイクロ文化」が生まれ、文化製品と文化消費が便利的且つ多様化になってきた。2.マイクロ時代の文化の伝播と言葉の表現のメカニズムに注目する。マイクロ文化のキャリヤーである機械として、モバイルインターネット技術の変革とネット文化の生産からマイクロ文化の伝播の論理を討論する学者がいる。多元化言葉と差異表現はますます公共文化空間を占めるようになってきた。媒介言葉の表現体制は「マイクロ主体化」「無地方化」と「強い社交化」に向かっていると指摘した。3.マイクロ時代文化の伝播と言葉の表現の後ろにある精神と社会問題を反省する。マイクロ時代の積極的な面を除き、その喧しさ、まぼろしさ、自己不信さらには自己消解の時代症候群になる恐れがあると学者たちは考え、このような文化現象に警戒が不可欠である。

●専門家のコメント

 今日は、「マイクロ」はすでに時代を理解するキーワードとなっている。モバイルインターネット技術を基礎にした新たな伝播方式、つまり「マイクロ伝播」は人々の生活スタイルと付き合いの方式を変えただけではなく、国家統治、社会地理の一連の新課題をももたらした。そのため、この課題は高い学術価値を持っている以外に、庶民の日常生活と密接に関連し、それについての思考と研究は国家統治能力の現代化にも役立つ。これは実生活に通じる、実際の生活に根ざした正真正銘の最先端の問題である。

  (陶東風、首都師範大学文学部教授)

5.中国経済の新レギュラーと国家の発展戦略転換

 入選した理由 2014年、世界経済は経済危機から脱却したが、低成長、アンバランスは解消されていない、引き続き産業を革新する必要がある。中国自身の発展プロセスから言えば2012年GDPが日本を抜いて世界第二位の経済体になってから、「強さを求める」という戦略的な目標は正式的に提起された。経済成長の質と効率の向上は重点テーマとなっている。学術界はの新レギュラーについて多方面から研究する:成長率の低下を取り扱う方法、発展の増加を促進する新たなモデルに形成する方法、国民経済の三次産業構造のグレードアップを実現する方法、経済成長を刺激する消費の役割を向上する方法、成長において投資の重要な役割を果たし続ける方法、新たな比較優位を育ち、増加に対して輸出の支え作用を果たし続ける方法、新しい産業組織の特徴を形成する方法、経済の増加を要因コストの優位性から人的資本品質と技術進歩に依存するように変える方法、統一された秩序のある透明な市場環境を形成する方法、低炭素型の発展方式を促進する方法、増加率の減少から生じる潜在的なリスクを解決する方法、刺激的ポリシーコントロールから市場に決定された資源分配及びより科学的なマクロコントロールに転換する方法などの課題は中国新レギュラー研究の豊富な内包を構成した。

●専門家のコメント

    中国の経済発展は新たな段階に入ったため、新レギュラーの考え方で発展転換の課題を探索するのが必要である。2014年11月北京のAPEC会議で、習近平主席は中国経済は新レギュラーを背景とした新成長、新構造、新動力と新リスクを論述した。12月中央経済の会議で、習主席による新レギュラーの9つの特徴を全面的に分析し、「新レギュラーを認識、適応、そして牽引することは現在及び将来の一定の時期において我が国の経済発展の大きな論理である」と指摘されている。国内外の経済新レギュラー歴史的な変化の内包を認識し、新レギュラーの発展に適応する必要な戦略と政策に形成する。そして自発的に新レギュラーを発展し、中国経済学界の中心議題に成り立たせる。

   (張幼文、上海社会科学院世界経済研究所の研究員)

6.中国社会の治理システムの革新

 入選した理由 十八回三中全会では初めて「社会統治」の代わりに「社会管理」を使っていた。(「社会統治」の言い方は十六回報告から十八回報告までずっと使用していた)。一文字だけ違うが、重要な意味を持つ。「社会統治」に比べて、「社会管理」は主体の多元化、平等な関係、柔軟な方式と総合的な手段を強調されている。中国の社会管理の革新には、独自の理論の特徴と実践のパターンがあり、西洋とは異る。現在、社会的な開放性がもたらしたグローバルリスク、社会の危機と社会管理の新勢力台頭は社会管理体系の革新に対する要望は差し迫ってきている。「社会管理体系の革新」の理論的意義と実際の経路を深く研究することは社会矛盾を解消し、社会的公正を実現し、社会の活力を呼び起こし、社会の調和を促進するために十分に貢献する。2014年「社会管理体制の革新」に関する研究は大体次の通りである:1.文化管理の特殊性、境地管理の複雑さや内容管理の内因性などの次元から、中国社会管理の本土の特質を明らかにする。2.社会管理の方式、制度、体系についてのマクロ論述。社会管理体制の革新の主体関係や能力、肝心な一環、核心の議題、基本的な根拠、実踐経路などの面に関連する。「主多元」「社会協同」「源管理」「法律に基づく管理」「末端自治」「社会の共同管理」「サービス型政府の建設」などの社会の管理方式の有効性と基本的な経路を深く分析した。3.社会管理の考え方を比較的にミクロな分野と実際に操作する層面に応用する。ネット社会、都市農村コミュニティ、社会/仕事実務、企業労働関係、突発公共事件など具体的な情景において、社会管理理念を実現するメカニズムとその中に含まれる新特徴、新価値を掘り出し、中国の社会管理革新の理論をより深く、より豊かに発展させる。

●専門家のコメント

 2014年は全面的に改革を深める初年度であり、それと同時に社会管理メカニズムを革新する重要な一環でもある。そのため、各学科はそれぞれ独自の視点から中国式の社会管理理論の体系と応用価値に関心を寄せ、そして解読と研究を行ってきた。中国の社会構造と社会組織で深い変化が発生した新たな状況に対して社会学の学術界は社会学の言葉を使いミクロ、メソ、マクロの面から中国の社会管理メカニズムの革新は国家管理体系、管理能力と現代化目標を促進するための理論的な意義と実際の役割に焦点を当て論述した。しかし、今まで中国社会の管理理論と実踐の研究はまだ初歩段階にあり、よく研究する必要のある課題はまだ多く存在する。中には社会管理の科学化レベルアップと法律に基づく国家統治の内在的関係の研究、が含まれている。多段階多分野において法律に基づく国家統治の理論基礎、基本的な内容と現実経路の研究、社会規範は社会の管理法治化における位置付けと役割の研究などが含まれている。

  (陸傑華、北京大学社会学部教授)

 7.日清戦争と東アジア歴史の過程

 入選した理由 1894年に勃発した日清戦争は中国と東アジアの歴史に大きな影響を与えた。日清戦争を研究することは、中国の政治、経済、文化などの変革を深く理解するの助けとなる。また、日本歴史の転換点と東アジア歴史の過程の変化を明らかにすることにも役立つ。深刻な実用的な意義を持っている。現在の研究は大体次のようである:1.日清戦争が起きる前の情勢についての研究。学者たちが日清戦争が起きた時の世界的情勢を研究した。中国国内の政治体制が遅れた後中国と属国朝貢体制の変化、日本の資本主義の発展と戦略及び戦争準備計画の状況から日清戦争が勃発する必然性を検証し、日清戦争の突発論に反駁した。2.日清戦争の軍事状況についての研究。日清戦争において中日両国の軍事力、戦略や戦術の比較、清朝の陸海軍についての評価、日清戦争の情報問題に触れている。日清戦争の失敗を政治、文化、経済、軍事から原因をまとめた。3.日清戦争は中国に与えた影響。特に日清戦争は近代中国の国力、政治の体制、経済情勢や思想文化などの面に与えた衝撃と長期的な影響を学者たちは分析した。新たな状況に直面し戦争の経験をまとめ、教訓をくみ取ることはとりわけ重要である。国力発展、汚職防止、強国の夢を達成、戦争によって引き起こした人類の災難を減少するなど、学者たちはいろんな考えをしていた。4.日清戦争は東アジア歴史の過程に与えた影響。日清戦争は中国と北朝鮮の属国関係を終了させた。日本の経済力、軍事力は前例のない膨張し、心理的な根拠、イデオロギー、世界に対した認識は大幅に変えた。欧米や日本など中国での勢力は中国を分割する荒波を巻き起こった。日露は満州朝鮮半島の権益を争奪し、中国と北朝鮮両国は前例のない深刻な民族危機が起きた。

 ●専門家のコメント

 1894年日本に起こした中日の日清戦争は中国および東アジア歴史的過程に大きく影響した。中国の敗戦と『下関条約』の締結は1840年のアヘン戦争後からの中国の半植民地化の過程を更に深めた。戦争は中華民族の覚醒も促進した。まさにその日清戦争をきっかけに孫文は「興中会」を創設し、「中華振興」を唱え、康有為と梁啓超は戊戌の政変を発起した。それ以来、中国人民の偉大な「 救亡図存」(滅亡から救い生存をはかる)」と「民族復興を求める」戦争は新たな歴史時期に入った。一方、日本は日清戦争の勝利を借りて、特に中国に巨額の賠償金略奪し、急速に他国を侵略する軍国主義の道に向けた。西洋の植民者に代わって中国と東アジアの各国の人にとって最も凶悪な敵になり、第二次世界大戦の温床となった。歴史を銘記するこそ、未来を切り開き、世界平和を大切にすることができる。

  (鄭大華 中国社会科学院近代史研究所研究員)

8. 高齢化を背景とした介護サービスシステムの最適化

 入選した理由 老後の保障分野において20世紀90年代から、学界は主に資金制度を対象として研究を行ってきたがサービス構造についての探求が十分ではない。現在、老後保障資金制度の建設はすでに大きな進歩を遂げた同時に、どのように高齢化を背景に、養老サービス体系の最適化によって、養老資源の可用性を強化することは重要な学術的な問題となっている。研究テーマは以下である:1.養老サービスの誤解を明らかにする。現地調査をもとに、学者たちは「在宅養老を家庭養老に相当する」、「コミュニティ養老を機構養老に相当する」、「機関養老を市場化養老に相当する」などの誤解を明らかにした。2.養老サービス体系の整備と国際経験と教訓を考察する。アメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデン、オランダ、カナダなどの国家養老サービスの構築の経験と教訓を重点としてまとめた。3.養老サービス構造の体系を改善する。三種類の養老サービス方式の機能の位置づけ、インタラクティブな協力、共同作業の推進等の内容に焦点を当て検討した。4.養老サービス責任のシステムを最適化にする。従来の「親孝行」文化を基礎として、政府、社会、国民個人などの主体は養老サービス体系の改革と発展においての責任に着目して、政府の財政、社会組織、民間資本、家庭と個人の責任内容、責任が問われる経路や方式を具体的に描き出した。

●専門家のコメント

 高齢化は厳しく、養老サービスの需要は巨大で、養老サービス体系の建設は緊急かつ困難な作業である。まさにこのような背景の下で、学界は高い社会的な責任感を持ち養老サービス体系の建設および最適化について綿密な研究を行った。実りのある成果と成績を多く収めた。そして、その中の多くの研究成果はすでに老後サービスの実踐に転化されている。もちろん、この研究はさらに開拓と深化する空間がある。特に視野を開き、養老サービスをより広範な背景にして研究する必要がある。例えば養老保険制度の改革を探究する資金とサービスの関係を繋ぎ、全面的な改革を深化する流れの中で養老サービスの発展の関連政策と多部門の協力に役立つメカニズムを研究し、インターネットとモノのインターネットの急速な発展を借りて養老サービスのネットワークシステムを構築、そして最適化にする。法律に基づく国家を統治する理念に基づいて養老サービス責任の体系を明確に分析するなど、我々は養老サービスの理論研究と実践探索は、持ちつ持たれつの関係で肩を并べて前進できるように期待する。

  (童星 南京大学政府統制学院教授)

9.教育の総合的改革を背景とした入学試験制度について理性的な探究

 入選した理由 高校入試と大学入試を代表とした学校の入学試験制度は社会的公正と教育の公平に関連するだけでなく、基礎教育の各段階の教育の質、社会人材の選抜と個体の成長に大きな影響を与える。したがって社会大衆にもっとも関心を持つ社会問題の一つであり、学界の非常に重視される教育理論、教育実踐と教育政策研究の学術的交差点でもある。学者たちは従来の理論変革と実践探求に基づいて、2014年次のいくつかの方面に焦点を当て更に深く探究した:1.入学試験制度の社会的機能を探り続けると同時に、さらに募集制度改革の人材育成の価値を強調し、学生の成長、人材育成や選抜に与える引導と激励の役割を注目する。国の政策性的推進を強調する以外に、高校入学試験の自主権と学生の自主選択権を強調している。こうすることによって、大勢の大学生を強く引き付け渡そうとする「丸木橋」を合理的に人材を選抜し、学生の学習を促進し、公正公平を維持するような「立体交差橋」にさせることができる。2.自主的な学生募集と異郷の大学入試の政策を反省する。歴史の経験と海外の人材選抜方式を参考にして、高校は多元化の評価、選抜と採用メカニズムを導入することによって、高校の学業レベル試験、大学の募集採用と総合素質評価の「三位一体」を実現、そして理論のモデルを構築し政策の実施には有効な経路を提供する。3.受験学生の差異(とりわけ基礎教育質の差異)と定員分配の制度(例えば省によって定額制度)などの長所と短所及びその原因について深く研究を行う。部属高校の属地募集計画の割合を厳しく控え、中西部と人口大省の合格率を高め、重点大学に進学できる農村学校出身の学生の数を増える。または国家利益の最大化を守りながら、試験公平と地域公平や学生の源の多様化などの原則を基礎としてレレベル別にコントロールする方法を取ると学者たちは提言した。4.試験科目を自由に選択することはできるかどうか、試験の回数は一年に何回に分けることはできるかどうか、文理科を分けるかどうか、高校は自主的に学生を募集する割合を拡大するかどうか、大学入試の加点項目とスコアを減少するかどうかなどの具体的な問題について理論的な探求を展開する。

●専門家のコメント

 基礎教育と高等教育を繋ぐ重要な一環として、人々がよく「小さな動きが全体に及ぶ」を使い大学入試改革の敏感さと複雑さを形容する。大学入試を核心とした試験募集制度は、教育レベルの向上、教育の公平性と社会の安定を維持し、社会階層流動を促すことに重要な役割を果たしている。その改革は教育界だけではなく、全社会の注目も集めている。2014年9月国務院は『試験募集制度の改革の深化に関する実施意見』を発布した。これは試

 験募集制度の改革を「2014年度中国ホットな学術問題トップ10」に入った十分な理由であると言えよう。今回の改革は大学入試が再開した37年間以来、最も全面的、システム的な改革であり、教育総合改革の中で最も重要的且つ復雑な改革でもある。大学入試は重大な影響力と注目を持つ重要な制度に対して、2014年はターニングポイントである。従来の報道は多いことに対し理論研究は少ない、普通の議論は多く、深く分析するのは比較的にに少ない、段片的な検討が多く、システム的な研究は少ないという「三つの多い、三つの少ない」というような局面は変化し始めた。

  (劉海峰、厦門大学試験研究センター教授)

10. 辺境の民族問題についての研究

 入選した理由 辺境の民族問題はずっと国家安全と安定及び辺境安定に関わる重要な理論と実践問題である。近年、国際情勢と中国の地域経済の政治的地位の変化につれ、辺境の民族問題はますます社会に注目され、学術界でも広く論争を引き起こしている。辺境の民族問題について、主に次の方面に焦点を当て討論が行われてきた:1.理論の面から辺境、民族、民族関係などの基本的な概念の意味を深く述べた。この基礎で探索的に多くの新しい知識範例と理論のモードを提起し、辺境の民族問題の解決に知的支援を提供した。

 2.歴史の角度から、主に辺境地区社会史や国家の歴史観の角度から辺境問題の歴史的脈絡及び過去の辺境政策実踐を細かく整理した。3.現実の角度、政治、経済、文化、社会と生態などの多方面から、辺境地区の民族問題の現状を観察し、有益な地方の経験をまとめ、現れた問題に対して対策提案を打ち出した。4.学科別なしで参与する。この問題についての検討はすでに民族学、史学、人類学、社会学、国際関係、政治学などの学科に限らなく、異なる次元からこの問題を呈した。辺境問題の学術研究に新しい分野を切り開き、新しい見方と見解をもたらした。それによって辺境の民族問題の学術的理解と解釈を深め、ある程度は辺境の民族問題を研究する指導的作用を促進した。

●専門家のコメント

 中国は多民族国家を統一した発展の規律と代々の辺境を管理した成敗と得失を解読し、その形成の必然性と合理性を解明し、そして民族団結に学術的理論根拠を提供した。辺境の社会経済発展の過程で際立たせる問題に対策と提案を提起した。これらはすべて新たなフロンティア研究様式の登場を呼びかけている。本年度の辺境の民族問題の研究は辺境の現実的情勢に対しての答えであり、いくつかの新しい研究方法の深化及び再開拓でもある。

  (于逢春 中国社会科学院辺境研究所の研究員)

(光明日報理論部 学術月刊編集部 中国人民大学書籍資料センター)

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