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中国のモデルは中国を発展させるとともに、世界に幸福をもたらしている

発表時間:2014-12-16 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:王義桅 | 出所:『人民日報』2014年11月11日

  鄧小平同志は改革開放の最初から「中国は中国の自分のモデルがある」を打ち出したことがあったが、中国のモデルに関する発言権はずっと中国人がみずから手に握られていなかった。「北京コンセンサス」が2004年、アメリカ人のラモ氏から提起されたことが、その証明の一つである。国内外の一部の人は長期にわたり中国モデルの存在を軽視して、否定している。現在こうした状況はひっそりと変たっている。道への自信、理論への自信、制度への自信と中国の道、中国の精神、中国の力などの理念と範疇の提出により、中国のモデルの有様が絶えずはっきりして、いっそう中国の風格と中国の気概があるようになった。中国のモデルは中国に属するとともに世界にも属し、中国を発展させるでけでなく、世界にも幸福をもたらしていっる。

  中国のモデルを理解するいくつかの次元

  中国のモデルを理解するには、新中国の確立以来の社会主義の実践、アヘン戦争以来中国の独立自主の現代化の道への探求、中華民族5千年の文明史とを結び付けて、経済の発展、国家統治(ガバナンス)と文明の復興などの次元から行うことができる。

  経済発展のモデル。レーニンおよび旧ソ連がどのように「資本主義のカーディフ谷(Caudine Forks)」を跨ぎ越えて、どのように立ち遅れた国において社会主義革命の成功を獲得し、どのように社会主義を建設するかなどの問題は探求を行ったが、ソ連の解体につれて、こうした探求は結局成功できなかった。社会主義のモデルは通れるかどうか、世界は中国を見ている。近代の洋務運動、維新変法などの実践を経験し、数世代の指導者が中国共産党と中国人民を率いてたゆまず努力し、中国は半植民地・半封建社会においてどのように社会主義を確立し、発展させる歴史的な難題を解決しただけでなく、古き文明が時代を追いつき、追い越し、復興を実現する人類文明発展の新しい道を歩み出した。特に改革開放30数年来、中国の経済は年平均10%近くの伸びを実現し、総量が世界2位に躍進し、人類の発展史上の奇跡を創出した。国際金融危機後、中国の経済は率先して安定しながら好転しつつあり、これと大多数の西側諸国が今なお苦境の中で必死にもがいているのと鮮明な対比を形成した。2012年、スペインの元首相ェリペ・ゴンサレス・マルケス(Felipe González Márque) はスペイン「アル・ビラド」で次のように書いて「中国を訪問したたびに、どのくらいの時間をおいたにも関わらず、世界の新しい情勢を反映する歴史的現象が人々を驚かせ、中国は尋常でない急テンポで勃興しているが、欧州人が沈まないようともがいている」。「私達どのようにこの過程を阻止するかを知らないどころか、逆転とはなおさら言えない」。一部の欧米の有名な学者は次のように思って、中国はいわゆる「中等収入の罠落」を乗り越え、中進国の行列仲間入りし、これは「アジア四小竜(Asia's "four little dragons)」以降、アジア唯一のみごとに成功した実例であり、もっと多くの新興国家が追いつき追いこし、実現するようを激励している。

  経済発展の面から中国のモデルの内包「5つの統一」とまとめることができ、つまり見える手と見えざる手の有機的な統一、公有制を主体とし、多種の所有制経済が共に発展する基本制度の下で、市場に資源を配置する中で決定的効果を発揮させ、同時に市場の役割を良りよく発揮させる。効率と公平の有機的統一、効率は市場の資源配置の即時性、有効性に体現しており、公平は起点の公平だけではなく、過程の公平また結果の公平を強調し、特に共に豊かになることを実現する。改革と開放の有機的統一、改革を通じて開放を促し、開放を通じて改革を促し、世界に対する開放は世界の中国への開放を促進して、自ら改革するとともに国際体系の改革をも促す。急テンポの発展と持続可能な発展の有機的統一、急テンポの発展は決して持続可能な発展を犠牲にしてはならないと強調し、持続可能な発展は適切な発展速度がなくてなならない。短期目標と長期目標、局部の目標と全局の目標の有機的統一、全国の面では「5カ年計画」と「3段階進む」を互いに結合し、各地と各業界において目標と手段の相違性、融通性を主張し、全体として安定し、局部では柔軟であるようにする。

  国家統治モデル。フランスの啓蒙運動の指導者のボルテールは中国を次のように描いて「世界で最も良く管理し最も知恵的国家だ」、これが恐らく国家統治統治(ガバナンス)面から中国のモデルに対する最初の確かな肯定である。ここ数年来、一部の欧米の有識者はイデオロギーの偏見を投げ捨て始め、客観的に中国統治(ガバナンス)モデルを評価して、中国の統治(ガバナンス)レベルと統治(ガバナンス)の効果を肯定するようになった。『ニューヨーク・タイムズ』のコラムニストフリードマンは文章の中で次のように指摘し、「現実の要請があれば、中国の指導者は法律法規を改正し、新しい標準を制定し、インフラを改善し、国家の長期にわたる戦略的発展を促進することができる。これらの議題は欧米諸国で検討し実行するには、数年ないし数十年間をかかわなければならない」。フリードマンのこした指摘は、高効率の角度から中国国家統治(ガバナンス)モデルを肯定しているのが確かである。

  国家統治(ガバナンス)の面から中国モデルの内包を「4つの統一」と締めくくることができる。民主と集中を有機的に統一し、各地・各部門の適度に分権し、民主を発揚し、積極性を引き出し、全局と全体として適度に権力を集中し、全体、長期と根本利益を確保する。分権と集中の有機的統一である。社会統治(ガバナンス)のそれぞれの分野において異なる問題の性質と法則、分担と協力を実施し、担当精神を強調する一方、集団指導をも強調する。石を探りながら進んむとトップダウン設計を有機的統一し、試験、普及を通じて、経験を総括し、若干の小さなモデルを形成し、最後にトップダウン設計を推進し、大きなモデルを成し遂げするとともに、更に検証を通じて、新しいモデルを創出し、検証して完全なものにする。順を追って徐々に進むことと飛躍的に発展させることを有機的で統一し、行政の簡素化・権限の末端への委譲、末端組織の民主化、法制建設などはすべて順を追って徐々に進むことを強調するとともに、大胆に試行し、大胆に突進するのを励まし、そして思い切ってこれまでのしきたりをよく打ち破り、飛躍的発展を成し遂げる。

  文明の復興モデル。日系のアメリカの学者フランシス・ヨシヒロ・フクヤマ(Francis Yoshihiro Fukuyama氏は『近代的な政治の秩序の起源』という本の中で次のように指摘し、中国は世界で最初の近代国家であり、これは秦漢の時期に平民(劉邦)が皇位に上がって政治の更迭を実現したが、今まで欧米では草根からの国王が一人も現れていなかった。したがって、必ず上下5000年来から中国のモデルの文化的基礎と民族の底力を理解してなければならない。中華民族の文明の復興は復興、モデルチェンジと革新の三位一体であり、つまり中華民族の文明が伝統の農作文明から工業(情報)文明へモデルチェンジを実現し、内陸文明から海洋文明へモデルチェンジし、地域性文明からグローバルな文明へモデルチェンジしている。当然ながら、文明のモデルチェンジは別に伝統文明の特質を否定するわけではなく、中国の身分のレベル・アップである。このようなモデルチェンジは過去に別れを告げ、過去を否定するのではなく、伝統文明を受け継いで革新するのであり、これは文明復興モデルの時代的内包である。

  文明復興面から中国のモデルの内包「4つ統一」を総括することができる。伝承と復興を有機的に統一し、文明国家として、中国の発展モデル、統治モデルは文明復興のモデルであり、文明伝承と復興の統一である。開放と包容を有機的に統一し、中国のモデルは開放のモデルであり、中国の開放は全面的な開放であり、中国のモデルは人類の優れた文明の成果を踏まえてできあがったのである。モデルチェンジと革新を有機的に統一し、古き文明のモデルチェンジを実現するとともに、伝統文明を確信し、発展させており、絶えず文明の活力を釈放する。追い付くことと超越することを統一し、中華民族の文明は欧米の文明を目標とせず、人類の文明を革新することを自らの使命とし、それは中国中心論を超越するとともに、欧米中心論を超越するのである。

  中国のモデルの世界的意味

  中国のモデルは鮮明な中国の特色があるだけではなく、発展と充実する過程でますます世界的意味が現れている。

  世界の多様性を復元する。中国のモデルは発展モデルと文明復興のモデルとして、発展モデルの多様性を回復し、文明と文化の多様性を回復している。中国のモデルは人類の発展モデルを豊かにすることは、多くの欧米の有識者の認可を得ている「グローバル化は米国化だ」との言い方に対して、一部のヨーロッパの友人は、EUモデルと中国モデルがあるのが幸いだった、さもなければこの世界はあまりにも米国化され過ぎであり、といのもその他の国家のモデルがその国やその地域に限ったり、あまり成功しなかったり、世界的効果を利く発展モデルはただ中国とEUに過ぎない。こうして、EUモデルなどととともに、中国のモデルは世界の多様性を回復している。

  欧米の発展モデルに対する啓発となる。国際金融危機が起きた以降、中国のモデルは再度全世界のホットな話題となった。欧米の政界、学界、メディアは真剣に中国のモデルを論議し始め、どうして「中国だけが好調である」と自らに問いかけ始めた。 ヘルムート・シュミット(ドイツ元首相)は次のように表示し、中国がみごとに持続的発展し中国の問題を解決するだけではなく、欧米のために苦境からの脱出する啓発を提供した。中国のモデルは5百年来欧米中心論を捨てることとなった。イギリスの歴史学者のトインビーは『歴史研究』という本の中で次のように書いて、「将来に世界を統一するのは、恐らく西欧諸国ではなく、西欧化の国家でもなく、中国であろう。そして中国はこのような未来に向かう政治的任務を受け持つ兆しが見えたため、今日の中国は世界で感動される威信があるのである」。

  発展途上国の追いつき追いこすことを激励する。中国のモデルは中国がみごとに現代化を推し進める自信と自覚を体現しているだけでなく、ますます多くの発展途上国がひたすら欧米に同調する混乱した考えに別れを告げるように激励し、自らの国情に合う発展の道に沿って、ついに現代化を実現する。イスラエルの大統領のペレスは言って、中国は貧しいから自立するまで、貧乏から繁栄まで、中国の夢を実現し、中国の道を歩みだした。中国の独特な発展モデルが中東地域の貧乏、失業、教育と科学技術の立ち後れなど多くの問題を解決するのにも積極的な啓発、激励する役割を果たしている。近ごろ、一部の人々はブリックス国(BRICs)を衰えると主張したりしているが、中国のモデルが自ずから新興国の発展モデルの合理性を証明する時代的重責を担っている。

  それは岡目八目である。一部の国内の人がまだ「欧米の月」を謳歌する時、一部の欧米有識者はすでに深く反省するとともに、中国に対して大きな期待を託している。このような現象は注意する必要がある。半世紀近くの前、毛沢東同志は『孫中山先生を紀念する』という文章の中で次のように指摘し、「中国が人類により大きな貢献をすべきである」と指摘した。今日の現実から見れば、中国のモデルがこの貢献の重要な内容であり、私達が「3つの自信」を強めるソフトパワーの基礎である。中国は主観的に自分の発展モデルを他人に押し付けないにもかかわらず、客観的には中国のモデルが私達が自身の発展が成功した道筋だけではなく、地域統治やグローバル統治に対してますます深い影響を及ぼしていると理解しなければならない。総じて言えば、中国のモデルは中国を発展させるとともに世界にも幸福をもたらす。これは私達の実践の中から得た結論である。

  (作者部門、教育部中国の特色ある社会主義理論体系研究センター)

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