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改革の全面的深化に内在する法則を把握し、正しい方法論を堅持する

発表時間:2014-10-30 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:習近平 | 出所:改革の全面的深化について

  あくまでも中国の特色ある社会主義制度を充実・発展させることと、国家統治体系・統治能力の現代化を推し進めることを改革の全面的深化の総目標とする。鄧小平同志は一九九二年に、「今後三十年もあれば、われわれは各方面で一連のより成熟した、もっと形の整った制度をつくり上げることができるだろう」と述べた。十八期三中総は、鄧小平同志の戦略思想をもとにして国家統治体系・統治能力の現代化を推し進めることを提起した。これは中国の特色ある社会主義制度を充実・発展させるための必然の要請であり、社会主義の現代化を実現する上でなすべきことでもある。われわれが十八期三中総で改革の全面的深化について検討して、一つの分野、またはいくつかの分野での改革ではなく、すべての分野の改革を推し進めることを決めたのは、国家統治体系・統治能力の全体的な視点から考えたためである。

  「思想を確実に党の十八期三中総の精神に一致させよう」

  (二〇一三年十一月十二日)

   『求是』誌二〇一四年第一号に掲載

  国家統治体系・統治能力は国家の制度と制度の執行能力を集中的に具現化したものである。国家統治体系とは党の指導の下で国家を管理する制度体系であり、経済や政治、文化、社会、エコ文明および党建設などの各分野の体制・仕組み、法律・法規などが緊密な繋がりをもち、互いに協調する国家制度である。国家統治能力とは国家制度を運用して、改革・発展・安定、内政・外交・国防、党・国・軍など社会各方面の活動を管理する能力のことである。国家統治体系と統治能力は一つの有機的な統一体で、相互に補完し合うものであり、よい国家統治体系があってはじめて国家統治能力を高めることができ、国家統治能力を高めることによってはじめて国家統治体系の機能を十分に発揮することができるのである。

  「思想を確実に党の十八期三中総の精神に一致させよう」

  (二〇一三年十一月十二日)

  『求是』誌二〇一四年第一号に掲載

  社会の調和と安定、国家の長期的安定を真に実現するには、やはり制度に頼り、国家統治においてわれわれの持つずば抜けて高い能力に頼り、高い資質の幹部陣に頼る必要がある。われわれが中国の特色ある社会主義制度の優位性をよりよく発揮するには、国家統治体系・統治能力の現代化を各分野から推し進める必要がある。

  「思想を確実に党の十八期三中総の精神に一致させよう」

  (二〇一三年十一月十二日)

   『求是』誌二〇一四年第一号に掲載

  国家統治体系・統治能力の現代化を推し進めるとは、つまり時代の変化に応じて実践の発展の要請に合わない体制・仕組み、法律・法規を改革すると同時に、絶えず新しい体制・仕組み、法律・法規を作り上げ、諸般の制度をより科学的でより整ったものにし、党、国家、社会の諸般の活動に対する管理の制度化・規範化・手続き化を実現しなければならないということである。統治能力の整備をより重視し、制度と法律に基づいて事業に取り組む意識を高めるとともに、制度と法律をうまく運用して国家を管理し、諸般の制度的優位を国家管理の効果に変え、党の科学的な執政、民主的な執政、法律に基づく執政のレベルを高める必要がある。

  「思想を確実に党の十八期三中総の精神に一致させよう」

  (二〇一三年十一月十二日)

  『求是』誌二〇一四年第一号に掲載

  われわれは情勢と任務の発展・変化に基づいて改革を全面的に深めることによって、絶えず中国の特色ある社会主義の道を広く切り開き、絶えず中国の特色ある社会主義の理論体系を豊かにし、絶えず中国の特色ある社会主義制度を充実させていかなければならない。

  「毛沢東同志生誕百二十周年記念座談会における演説」

  (二〇一三年十二月二十六日)

   二〇一三年十二月二十七日付『人民日報』に掲載

  十八期三中総が打ち出した改革の全面的深化の総目標は、中国の特色ある社会主義制度を充実・発展させ、国家統治体系・統治能力の現代化を推し進めることである。われわれはこれまで農業の現代化、工業の現代化、科学技術の現代化、国防の現代化など数多くの現代化を強調してきたが、国家統治体系・統治能力の現代化を強調するのは初めてである。この総目標を深く理解し、正しく把握することは、諸般の改革措置を徹底的に実行する上でカギとなることである。

  「十八期三中総の精神の学習・貫徹と改革の全面的深化をテーマとした

  省・部級主要指導幹部セミナーにおける談話」

  (二〇一四年二月十七日)

  改革の全面的深化と言うが、この全面的というのは、各分野の改革を統一的に計画して推し進めることである。また総体的目標を立てる必要があるし、各分野の改革が究極的には何のためか、どのような全般的効果が得られるかという問いにも答えなければならない。いわゆる「統治の確立には制度が必要で、統治の実行には段取りが必要だ」ということである。

  これまでにも、われわれは改革の目標を提起したことがあるが、その大部分は具体的な分野から打ち出されたものであった。たとえば、われわれの政治体制改革の総体的目標は社会主義制度を強化し、社会主義社会の生産力を発展させ、社会主義民主を発揚し、広範な人民の積極性を引き出すことである。第十四回党大会で提起されたわが国の経済体制改革の目標は、社会主義市場経済体制を確立することである。党の十八期三中総は改革の全面的深化の総目標を打ち出したほか、この総目標をふまえて経済体制・政治体制・文化体制・社会体制・エコ文明体制および党建設の制度の改革を深めるサブ目標を明確にした。これは改革の道のりが前に向かって切り開かれていく中で出された客観的要請であり、わが党の改革に対する認識の深化と系統化を体現している。

  「十八期三中総の精神の学習・貫徹と改革の全面的深化をテーマとした

  省・部級主要指導幹部セミナーにおける談話」

  (二〇一四年二月十七日)

  より成熟し、より形の整った制度の形成という視点から見れば、わが国の社会主義の実践の前半はすでに過ぎている。この実践の前半におけるわれわれの歴史的任務は、主に社会主義の基本制度を確立し、さらに、これをもとにして改革を行うことであり、現在すでにかなり良好な基盤ができている。後半におけるわれわれの歴史的任務は、主に中国の特色ある社会主義制度を充実・発展させ、党と国家の事業の発展、人民の幸福や安泰・健康、社会の調和・安定、国家の長期的な安定につながる一連のより完備した、より安定的な、より役立つ制度体系を築き上げることである。このプロジェクトは規模がきわめて大きいので、まとまりのない調整ではいけないし、断片的な見直しでもいけない。全面的かつ系統的な改革・改善を行って、各分野の改革と改善を連動させ、集約し、国家統治体系・統治能力の現代化の面で総体的な効果をつくり出さなければならない。

  「十八期三中総の精神の学習・貫徹と改革の全面的深化をテーマとした

  省・部級主要指導幹部セミナーにおける談話」

  (二〇一四年二月十七日)

  国家統治体系・統治能力は国家の制度と制度の執行能力を集中的に具現化したものである。両者は相互に補完し合っているので、どちらかひとつに頼って国家を管理してはいけない。国家の管理においては、制度が根本的、全局的、長期的役割を果たしている。しかし、効果的な統治能力がなければ、いくら良い制度があってもその力を発揮するのは難しい。また同時に、国家統治体系と国家統治能力は緊密なつながりがあるが、結局それらは同じものではなく、国家統治体系が整えば整うほど、国家統治能力も自ずから強くなるものではないことを見て取る必要がある。世界を見渡してみると、各国にはそれぞれ独自の統治体系があるが、その客観的状況と主体的努力の違いによって統治能力には大なり小なり開きがあるし、さらに言えば、同じ国の同じ統治体系の下でも、それぞれの歴史的時期において統治能力にかなり大きな開きがあるものである。まさにこうした点を考慮したからこそ、われわれは国家統治体系・統治能力の現代化をまとめて提起したのである。

  「十八期三中総の精神の学習・貫徹と改革の全面的深化をテーマとした

  省・部級主要指導幹部セミナーにおける談話」

  (二〇一四年二月十七日)

  わが国の経済・社会の発展と人民大衆の要請、ますます激しさを増す今日の世界における国際競争、国家の長期的安定の実現から見れば、われわれには国家統治体系・統治能力の面で急いで改善すべきところがたくさんあること、われわれの制度をより成熟し、より形が整ったものにするという要請を満たしておらず、甚だしきはある制度の一部分がわれわれの発展・安定を阻害する重要な要因となっていることを見て取らなければならない。したがって、われわれは国家の現代化の総プロセスに適応し、党の科学的な執政、民主的な執政、法律に基づく執政のレベルと、国家機関が機能を果たす能力、人民大衆が法律に基づいて国家や経済・社会・文化、それに自身に関する事柄を管理する能力を高めるとともに、党、国家、社会に関する諸般の活動に対する管理の制度化・規範化・手続き化を実現し、中国の特色ある社会主義制度を運用して効果的に国家を管理する能力を絶えず高めなければならない。

  「十八期三中総の精神の学習・貫徹と改革の全面的深化をテーマとした

  省・部級主要指導幹部セミナーにおける談話」

  (二〇一四年二月十七日)

  制度の執行能力および統治能力は、すでにわが国の社会主義制度の優位性の十分な発揮と、党と国家の事業の順調な発展に影響を及ぼす重要な要因となっていることを見て取らなければならない。党の執政能力の向上を重点とし、できるだけ早くわれわれの各級幹部、各方面で管理に当たる者の思想・政治面での資質、科学・文化面の素養、仕事の能力を高め、できるだけ早く党と政府機関、企業・事業体、人民団体、社会組織などの活動能力を高めてこそ、国家統治体系がいっそう効果的に機能するのである。

  「十八期三中総の精神の学習・貫徹と改革の全面的深化をテーマとした

  省・部級主要指導幹部セミナーにおける談話」

  (二〇一四年二月十七日)

  中共中央編訳局 訳

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