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中国が発展すれば、発展するほど開放していく

発表時間:2013-12-27 | 字体拡大 | 字体縮小

著者:高虎城 | 出所:「人民日報」2013年12月09日07面

 党の第18回代表大会と18期3中全会の精神を深く突っ込んで学習し貫徹し、われわれは、「二つの百年」の奮闘目標、つまり、党創立百周年と新中国成立百周年――奮闘目標の実現と中華民族の偉大な復興という中国の夢はわれわれが前進する方向を指し示している。習近平同志は「中国が改革開放を揺るぎなく堅持する。中国は発展すればするほど開放していき、中国の開放的門戸は閉ざすことがありえない」と指摘した。歴史の新しい起点に再びの対外開放を推し進めること、これはわれわれが必ず受け持たなければならない歴史の責任である」。

 中国の夢を実現する道は必ず開放する道である。

 まさに習近平同志が述べたように、「歴史が最も良い教科書である」。35年来われわれの歩んだ開放してきた過程を振りかえってみれば、170余年来の歴史的教訓を改めて考えて見ると、今日の世界強国の発展の歴史を参照し、われわれは基本的な結論を得ることができ、対外開放がかならずあくまでわが国の現代化の過程と伴い、民族の復興は必ず開放する道を歩み、中国の夢を実現する道が必ず開放する道を経なければならない。

 改革開放した過程は、機会をしっかりつかんで開放を拡大することがわれわれの貴重な経験だと雄弁に物語っている。わが国の対外開放した過程は、1978年~1991年の試行を特徴とする探求期、1992年~2000年の政策による誘導を特徴とする拡大期、2001年から今日までの体制的開放を特徴とする深化期を歩んできた。現在、わが国の経済の総量、市場の規模は世界の第二位になり、対外貿易輸出、外貨準備高は世界一位になり、国内外への投資は世界の前列に立つようになりった。こうした世を驚かすほどの業績を得たのは、まったく対外開放のおかげである。

 わが国の歴史は、開放すれば繁栄する盛世となり、閉鎖すれば没落すると踏み込んで示されている。漢や唐の繁栄した盛んな時代がとも開放度が高かった。西漢の時代が「シルクロード」で名声が天下に知れ渡って、「八方の珍物が、四方から届かれた」。唐の朝廷が広州に市舶使(貿易船役)を派遣し、もっぱらに貿易を管理し、多くの「蕃商(外商)」の華夏の地で貿易し定住するのが許されていた。宋の時代が封建社会の経済・科学技術のピックに達し、通商・貿易のパートナーシップは50余りに上り、もっぱらに市舶司を設け「来遠人、通遠物(遠くからの人、物」」を監督・管理した。これと反対して明と清の二の時代を考案すると、何度も鎖国したため、アヘン戦争後、受け身で叩かれる立場に立たれてしまうということであった。

 世界の歴史は繰り返し表明したように、先進国はすべて開放した国家であり、国家の振興、繁栄をはかるには必ず開放する道を歩まなければならない。古代ローマの隊商はヨーロッパ、アジア、アフリカ大陸に遠くへ行ったし、「それぞれの大通りがローマに通じる」光景が現れた。イスラム帝国の首都は「世に無二の都市」だと称えられ、その埠頭に数百隻の世界諸国の船舶が停泊していた。地理上の発見後、勃興した諸大国はすべて開放した歴史があた。たとえば、オランダは17世紀に「海上馬車の御者」と称させられ、国際運送の商船は1800隻に上った。ロシアはピョートル大帝の改革、日本は明治維新を通じて欧米諸国を学び、開放を拡大して、みな国家振興への道に向ってきた。経済のグローバル化は開放のより高い段階であり、商品、サービスと要素の多国間で流動することを意味する。市場経済は本質は開放型経済であり、それに従って開放すれば、発達して行き、逆に閉鎖すれば外縁化されてしまう。

 中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現すること、これはわが国が必ず開放する発展の道を歩むこと決定した。わが国の発展の成果が大きかったが、われわれは次のことを冷静に認識しており、わが国は依然として長期にわたり社会主義初級段階があり、1人当たりのGDPでは世界の第90位にあり、先進国の1/6前後で、国際分業においても低い地位に置かれて、技術のレベル、創造革新能力が世界の先進技術水準との格差が大きく、文化のソフトパワーの実力は弱かった。「二つの百年」の奮闘目標、つまり党創立百周年と新中国成立百周年――奮闘目標の実現を実現するには、きわめて困難な任務はまだ直面している。更に開放しなければ、改革と発展を加速させることができない。開放の道を歩むことは中華民族の偉大な復興を実現するための必然的な要請である。わが国の開放は時の間に合わせの計画ではなく、長期の歴史的過程である。当面は開放を終結する時点ではなく、開放のレベルアップの新スタート時点のである。まさに習近平同志が強調したように「改革開放し、揺るぐことなく強国への道をて歩もう」、「改革して停滞させず、開放して立ち止まらない」ようにしなければならない。

 改革を全面的に深化するには、開放する動力がなくてはならない

 35年来、わが国の対外開放は世を驚かす成果を得て、開放型経済の指標は迅速に世界の上位に立つようになり、わが国の開放する任務がすでに完成したと思う見方があるが、国際的に比較して見れば、わが国の開放の度合いはまだ高いとは言えず、さらなる大きく開放する余地がある。わが国の改革と発展の内外環境は開放に対していっそう多くのより高い要求を提起した。

 世界的な流れの差し迫った需要に順応して、習近平同志は次のように指摘した、「新しい歴史的条件の下中国の特色ある社会主義を堅持し発展させるには、必ず自分の道を歩むことを堅持していかなければならず、必ず世界的な流れに順応しなければならない」。今日の世界は開放的な世界であり、経済のグローバル化と世界の多極化は突っ込んで発展し競争と協力が伴い、試練とチャンスが共存して、各国の相互依存が深くなり、共通利益が増える一方、総合国力の競争が激化し、科学技術の革命と産業革命のかなめの高地を争奪し合っている。18世紀中葉から、19世紀後半のと前世紀60、70年代、わが国は世界の産業革命のチャンスを3回も逃した。前世紀80年代以来、わが国は経済のグローバル化のチャンスを捉えて、主な受益国の一つになった。現在、経済のグローバル化は一段よ進んでおり、産業革命は育まれており、グローバル・バリュー・チェーンとは急速に広げている。われわれは必ずチャンスをしっかりとつかまなければならず、引き続き経済のグローバル化の受益者になるよう努める。

 経済のグローバル化が進みながら変わりつつある新たな情勢の差し迫った要請に対応する。ドーハラウンドの交渉が膠着局面に陥った背景の下、地域の経済協力の勢いがすさまじい勢いで繰り広げられた。今年7月、全世界の自由貿易協定がすでに220が結ばれた。主要先進国は自由貿易地域戦略の実施を加速し、特に米国の「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)」戦略は、地縁政治と世界経済の枠組みに重要な影響を及ぼすであろう。今回の地域協力の盛り上がりの目立った特徴は、先進国がハイレベルの国際経済と貿易ルールの「ベンチマーク」となることである。もしもわれわれは新しい規則の制定への対応に努力が足りなければ、周縁化されるリスクに晒され、わが国の発展の外部環境に悪影響をもたらすことである。

 発展パターンの転換、構造の調整は差し迫った必要である。わが国のWTO加盟よる対外開放のリターンが逓減しており、人口、資源、環境によるハード的な制約が絶えず強まり、労働、土地、エネルギーなどの伝統的競争の優位は弱まっており、マーケティング、技術、ブランドなどの新しい優位の育成を急がなければならず、中エンド・ハイエンドの産業はなおスタートしているか、坂登りの段階にある。したがって、更に開放を拡大し、開放型経済のレベルアップをはかってこそ、発展パターンの転換、構造の調整を加速することができる。

 中所得の罠(わな)を乗り越えることは差し迫った必要である。わが国は1人当たりのGDPはすでに6000ドルを突破しており、これは発展の関所である。前世紀60年代に世界において100余りの中等所得の経済体があるが、そのうちわずか10余りがみごとに進んで発達国仲間入りし、あとの多くが中所得の罠に陥ってしまった。これが開放の停滞や革新の不十分と大きな関係がある。たとえば、ラテンアメリカ・アフリカの一部の国々は第二次世界大戦後過度の保護貿易主義を実施したため、産業が国際競争力が欠如し、後に危機の多発で経済の発展は足ふみ状態に陥った。わが国は開放の中でボトルネックを突破して、はじめて中所得の罠を乗越えることができる。

 開放により改革を促すことは差し迫って必要である。改革開放はわが国の発展する二つ大きな原動力であり、開放は改革でもあり、改革なくして、開放はあるまいし、効果がみられなくなる。開放なくして、改革の方向が不明になり、遠くまですすまない。習近平同志は指摘したように、わが国の改革はすでに難関攻略期と深水域に入り、「情況の変化を考えず頑なに古いしきたりにこだわったり、客観的情況を考慮せず主観的に仕事をしたりするのが駄目である」。開放すれば、視野を広げる上、国内の改革を促進し、発展の質とレベルを高めることができる。改革の最も大きな難関を突破するには、さらなるハイレベルの開放を以て改革の原動力を強めなければならない。

 われわれは今日世界の発展の流れと中国の発展の流れを全面的にとらえ、時代の前進する流れの中でイニシアチブをとらえ発展を勝ち取るべきである。国内外環境の厳しい試練や、「二つの百年」の目標を実現する差し迫った任務に直面して、開放なくして活路がなく、開放は足踏めば活路がない。わが国の開放は受身的な対策措置ではなく、自身の発展による内在的要請である。

 対外開放を拡大するルーティングの選択  習近平同志は強調したように、「改革開放は永遠に止まることがなく、改革開放には進行形がありきで、完了形があるまい」。 党の18期3中全会は、開放型経済体系の充実化を加速し、開放型経済の新しい体制を作り上げること、これに応じて、われわれが戦略の計画と政策的な包括した調整を強化し、全面的に参与し重点的に突破する原則に則って、対外開放を新たな高みへ推し進めなければならない。

 開放するという共通認識が結集する。より広い視野と大きな度量で世界と中国を観察し、とらえ、中国を世界の政治・経済環境の中で位置づけることに長じて、わが国と先進国のギャップを客観的に認識し、世界各国の先進的な経験を謙虚に学び、経済のグローバル化の時代的チャンスと試練を効果的にとらえなけえばならない。

 開放についての自信を強める。次のようなことは見てとるべきであり、35年間積み重ねた結果、改革開放の初期やWTO加盟の時と比較すれば、わが国が開放する確信がいっそう強くなった。というのも、経済発展の潜在力が大きくなり、物的、技術的などの条件がより良くなって、自ら調節する能力が強くなり、国際地位と影響力は大幅に向上したからである。市場は資源配置の中で決定的役割を果たすようになり、改革と開放の相互促進は一段と深まる。ますます多くの企業は世界市場に向けて進出し、世界的な資源配置の能力が目に見えて強くなった。わが国の開放拡大の条件は更にうまくなり、展開する余地がいっそう大きくなった。

 開放についての構想をすっきりすること。開放に関するトップダウンデザインと戦略配置を強化し、開放のイニシアチブを把握する。内外の総体計画を堅持し、目先の利益と長期的利益の統一を堅持する。開放のリズム、取り組みの度合いとその段取りをよくとらえて、国内の改革と発展の需要を依拠とし、わが国の発展のために利益を最大限に獲得する。協力して共に勝つ原則を堅持し、確固不動として経済のグローバル化の推進者、貿易投資自由化の実行者、国際ルールの参与と制定者、共通利益の擁護者並びに調和世界の建設者とならなければならない。

 開放の重点を把握する。開放型経済のレベルを全面的に高め、国際経済協力へのアクセス、国際経済の協力・競争の新たな優位の育成を加速し、リードする。一、投資へのアクセスを緩和し、金融、教育、文化、医療衛生などのサービス業の秩序立った開放を推し進め、関連分野の外資に対する市場参入を開放する。中国(上海)自由貿易試験区を地道に建設する。投資協定の協議・締結を加速し、企業と個人の対外投資を拡大する。二、自由貿易区の建設を加速する。二国間、多国間、地域・サブリージョナル地域の開放・協力を堅持し、世界向けの高水準の自由貿易区ネットワークを形成する。三、内陸・国境地域の開放を拡大する。内陸の貿易、投資、革新をバランスよく発展するよう推進する。シルクロード経済ベルト地帯、海上のシルクロードの建設を促進し、全面的に開放する新たな枠組みを形成する。これと同時に、改革で開放の促進に突破口をうまく突き止め、たとえば市場参入前置きの内国民待遇とネガティブリストを突破口とし、投資体制の改革を推進する。流通体制改革の深化を突破口とし、統一的かつ開放的な秩序立った現代市場体系の建設を推し進める。

 開放する能力を高める。開放する能力の構築を全面的に強化し、対外交渉と国際ルールへのアクセス・制定する能力を高めるばかりでなく、国内外に対する開放の能力を高め、内外への開放能力を高め、包括的調整し、原則として対外開放の分野において対内開放を優先する。これと同時に、国家の経済の安全保障を擁護する能力高め、科学的な経済の安全保障意識を確立し、金融の安全保障を重点の中の重点とし、産業安全、食糧安全、エネルギーの安定供給並びに海外の資産と人員の安全保障に厳密に注意を払う。

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