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商務部部長高虎城、中国が多角貿易体制を断行支持

発表時間:2015-10-09 | 出所:人民網 | 字体拡大 | 字体縮小

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  10月5日、米国など12ヵ国の貿易担当大臣らは共同声明を発表し、「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)(以下TPPと略称)交渉が終わると宣言し、国内外の世論から高い関心と熱い議論を引き起こた。このほど、商務部部長高虎城は社会から関心のあるTPPというホットな問題について取材を受けた。

  Q、10月5日、米国などの12ヵ国の貿易担当相は共同声明を発表し、5年余り続いたTPP協定の交渉が終わると宣言しました。中国側の評価は

  A、中国は米国などの12ヵ国の貿易担当相は現地時間10月5日、米国アトランタでTPP交渉が終わったと宣言したことを留意しています。中国は一貫してかつ何度も強調したように、アジア・太平洋地域がすでに完成し、あるいは交渉中にあるWTO貿易協定、TPPを含んで、すべてアジア太平洋地域の貿易・投資自由化、利便化、区域の一体化を促進するため、経済発展を推し進める重要な道筋であり、世界経済の持続可能な発展を促進するための貢献です。中国はWTOの規則に合い、アジア太平洋地域の経済一体化の促進に役立つ制度の整備に対してすべて開放的な態度を持っているのです。中国はTPPが当地域のその他の自由貿易協定(RTAs)と互いに促進し、共にアジア・太平洋地域の貿易・投資と経済発展のために貢献するよう望んでいます。

  Q、TPPは、アジアでますます上昇する中国の影響力を制限するようとする米国の手段の一つであり、交渉の大筋合意は米国と中国がグローバル的貿易の新しく規則の主導権の争奪における一回の勝利だと見ており、これについて、中国は

  A、習近平主席はこの間米国に対して成功裏に公式訪問を行いました。中米両国の元首は、引き続き努力し、相互尊重に基づく協力・ウィンウィンの中米間の新型大国関係を構築し、中米投資協定交渉を力強く推し進め、発展・協力、地球規模の気候変動の対応などの分野で更に協力と疎通を強化すると表明しました。中米は国交の樹立した30数年来、両国間の経済・貿易関係の広さと深さは絶えず進んできました。歴史と現実は証明したように、広い太平洋は中国と米国を十分に受け入れることができます。中国はTPPの主要な成員国とずっとそれぞれの自由貿易交渉について順調な情報交流を保っています。米政府とTPP加盟国・交渉国はかつて何回も、TPPは中国を矛先にしていないし、中国を抑制するためではなく、故意に中国を排斥する意思がないと表明していました。実に、中米などの21のAPEC加盟国は昨年北京で開かれたAPEC非正式首脳会議で「アジア太平洋自由貿易圏( FTAAP)実現に向けたAPECの貢献のための北京ロードマップ」が採択され、これも両国間の重要な協力であります。中国は米国と多角的な貿易体制の枠組みの下で、グローバル的貿易ルールの制定について協力を強化し、地域と世界経済の発展を積極的に推し進め、絶えず人民の福祉を増進させると願っています。

  Q、TPPが中国の対外貿易と投資に対して悪影響と衝撃をもたらすと思う世論があります。こうした影響については

  A、すべての地域自由貿易協定(RTAs)の成立は恐らくその非加盟国に一定の貿易・投資移転効果をもたらすでしょう。TPPの影響について、中国は関係方面の正式に公表した協定の文書に基づいて全面的、系統的な評価を行います。中国は、国際貿易枠組みの変遷は、つまるところ国際産業構造の調整と各国の製品の国際競争力により決定されていると思っています。中国はあくまでも対外開放の基本国策を堅持し、確固不動としてグローバル経済の一体化と多角的な貿易体制を支持し、グローバル・バリューチェーンの完備と発展を励まし、世界経済の繁栄と安定の促進に力を尽くします。

  Q、米国の主導したTPP交渉は12ヵ国の自由貿易協定を構築しましたが、これからまたEUとの自由貿易協定の交渉を引き続き推進するでしょう、中国は自由貿易協定の交渉の面でどんな対策と措置がありますか

  A、中国共産党の第18回代表大会と第18期3中全会、4中全会以来、中国は着実に改革開放の諸般の仕事を推し進めています。「世界に向ける高水準の自由貿易区ネットワークを形成すること」は第3中全会の定めた重要措置です。現在、中国はすでにASEAN、チリ、スイス、ニュージーランド、韓国、オーストラリアなどの22ヵ国と地域と14の自由貿易協定を結んだ上、関連国と共に「東アジア地域包括的連携協定」(以下RCEPと略称)、中日韓自由貿易区、中国・ASEAN自由貿易区などの交渉を推し進めており、世界をカバーする高水準の自由貿易区ネットワークを逐次構築している。RCEPを例にすると、それが合意に達すれば、世界で最も多くの人口を擁し、構成国が最も多元化し、経済発展水準の差異が最も大きく、最も発展の活力のある貿易区となる。RCEP交渉はTPPの7国の加盟国を含んで、高度に透明し、開放と包摂はその鮮明な特色です。現在、諸般の交渉はすでに積極的な進展を遂げています。ASEANは地域経済一体化の主要な推進者とRCEP交渉の重要な参加者として、交渉の中で重要な役割を発揮しました。中国は米国を含む各国ととも、アジア太平洋地区の貿易投資協力と世界経済の発展を促進するためにと積極的な貢献したいと思います。

  Q、TPP交渉が終われば、米国が多角体制を捨てたと意味するとともに、TPPは規則はWTO規則に取って代わろうと思う人がいるのですが、これについてどう思いますか

  A、半世紀余り以来、多角貿易体制と地域貿易自由化と伴っており、交替しながら発展変化し、共にグローバル化プロセスを推進しました。中国は多角貿易体制の積極的な参加者、擁護者と貢献者であり、WTOの代表する多角貿易体制が世界貿易規則の主要な道であり、地域貿易自由化はその有益な補充となり、両者は互いに促進し、ともに発展すると主張しています。中国は関係国の貿易投資関連分野の規則制定の面での積極的な探求に対して開放的な態度を持っており、同時に、1995年の現行の多角貿易体制が確立されてから、それは世界貿易投資自由化と世界経済成長のために代替できない役割を発揮したと思っています。中国は、WTO加盟諸国は世界経済に利益をもたらす多角貿易体制を簡単に放棄することはありえず、各方面は共に努力し、ドーハラウンド交渉の早期合意に達するように支持し、真にすべての加盟国が共に発展目標の制定を実現することを信じています。