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「華僑華人と世界の反ファシズム戦争」国際学術シンポジウムの開催

発表時間:2015-09-28 | 出所:「中国社会科学報」2015年7月29日 | 字体拡大 | 字体縮小

 2015年は中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年である。華僑華人は世界の反ファシズム戦争の中で重要な貢献をし、抗日民族統一戦線の重要な構成部分である。7月25日、曁南大学で開かれた「華僑華人と世界反ファシズム戦争」国際学術シンポジウにおいて、中国、米国、日本など国家からの学者は異なる角度と段階から北米、ヨーロッパ、オセアニア、東南アジアなどの地域の華僑華人の世界の反ファシズム戦争における貢献を分析した。

 2013年、「抗日戦争研究」の編集長高士華は同刊第1号の前書のなかで「大きな抗日戦争史」という概念を出した。彼は、抗日戦争史の研究は抗日戦争期間の歴史研究に限らず、近代の中日関係、日本近代史と戦後中日関係、戦争の影響などの多方面にわたる研究を含むべきだ」と考えている。「大抗日戦争史」の視角下での華僑華人の研究は、疑いもなく欧米中心主義とする第2次世界大戦の歴史研究に対する質疑である。中国華僑華人歴史研究所副所長張秀明が、「大抗日戦争史」の視角で華僑華人研究を展開し、日本の中国侵略という史実を明らかにし、抗日戦争の因果関係を全面的に反映する上で重要な歴史と現実的な意味を持っていると思っている。

 抗日戦争から太平洋戦争まで、華僑華人社会も外部勢力の加入により、深く変わってきた。台湾曁南国際大学歴史学部教授李盈慧は次のように考えて、華僑華人は世界の反ファシズム戦争の中で僑郷、国家、民族の境を乗り越え、中国の抗日戦争を援助するだけではなく、所在地民族に協力し、共に抗戦した。注意すすべきは、多くの華僑華人は直接米軍、英軍およびソ連軍に加入し、戦士とするか、あるいは情報員として、世界の反ファシズム戦争に参与した。

 「今回の会議を「華僑華人と世界の反ファシズム戦争」と命名した目的は華僑華人の中国抗日戦争への支持の際立った貢献を現れるとともに、華僑華人の全世界の反ファシズム戦争中の役割と意義を際立たせ、こうした視角が『大抗日戦争史』よりも広くて深遠であり、世界歴史の視野である」。曁南大学華僑華人研究院教授張振江は次のように述べ、「研究課題として、華僑華人研究は学際的研究であるべきだ。世界の反ファシズム戦争は華僑華人群体を描き出す重要な歴史的のポイントであり、会議で現れ、呼びかけた多くて具体的なミクロ研究は、今後華僑華人研究を深める基礎と素材である」。