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「社会再生産・分析の視角、性別と移住民」国際シンポジウムの開催

発表時間:2015-01-14 | 出所:『光明日報』2014年12月19日 | 字体拡大 | 字体縮小

 統計によると、中国には都市ではたらいたり暮らしをしている農民工(出稼ぎ労働者)が2.6億がいる。女性はほとんど移住者全労働力の半分を占めている。性別と移住者に関する問題を深く研究し、中国の女性農民工を研究するために新しい研究視角を提供し、このほど、北京師範大学哲学と社会学学院とドイツローザ・ルクセンブルク基金は共同で「社会再生産分析視角、性別と移住者」国際シンポジウムを行った。

 会議の参加者は、グローバル化、ポスト工業化の背景下で、移住民と性別問題はすでに人々に関心を寄せる議題となった。20世紀60年代以来、ジェンダーは複数の理論に交叉する学際的分野の問題だと見なされた。性別の視角を通し、移住過程の背景下の性別関係、階級、エスニック・グループ関係を分析することができる。移住民の問題は簡単に1つの問題あるいは問題を解決する1つの方案だと見なすべきでなく、それを変化する過程の一つだと見なすべきで、この過程はジェンダーと労働関係の変化が密接に関わっている。

 中国において、女性農民工についての研究について性別と移住者問題の焦点と見なされている。ここ数年来、すでに労働と性別の2つの主要な次元の研究が見られた。その成果は主として次のように見られ、欧米の性別研究の理論を紹介するとともに中国の特色ある性別研究、女性学と性別社会学研究の創立、マルクス主義の社会再生産理論および欧米の女性主義の社会再生産観念の導入、個別事案、定性を主とする実証的研究方法で改革開放30年来の女性の地位と社会的役割の変化に関心を寄せること。その他に、定量的研究の方法で性別の観念、性別の職業別などの面の変化を観察した。移動中の女性農民工の状況は関心を引く中心である。これを中心として、社会的移動、性別の相違、家庭の再建、労働力市場、女性の就職状況などの議題はすべて研究視野に入っている。

 欧米の性別と移住民に関する社会再生産の研究と比べて、両者は異なる発展段階があるといってよい。両者の相違は次のように見られ、理論の角度から、欧米の学者はすでに成熟した性別研究と性別社会学の関連理論において引き続き発展するよう努め、それをグローバル化背景下の新たな社会不平等という中心議題と結び付ける。中国は欧米の理論を参考にするとともに、中国の特色を探究し、中国の理論の枠組みを確立試みである。実証研究の視角から見れば、欧米のこの問題の研究分野は比較的により広範囲にわたっており、社会再生産の角度だけでも、現在の実証研究はすでにヘルパーから要介護者までのそれぞれ部分に関心を寄せ、絶えず研究の分野を拡大している。中国での研究は現在、ただ家政係りだけに限られている。欧米の文献では特に強調しているのは、政治経済背景、例えばグローバル化、福祉国家のパターン転換および移住民、性別、社会保障、非正規雇用者への保護にあたっての社会政策研究と性別の関係など、これらは中国においてまた比較的珍しい。