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「北京大学・経済国富フォーラム」は新常態(ニュ-・ノーマル)下の経済成長の新しい動力を模索・探求

発表時間:2015-01-13 | 出所:『光明日報』2014年12月11日 | 字体拡大 | 字体縮小

会議の現場

 第4回 「北京大学・経済国富フォーラム」はこの間、北京大学経済学院で開催され、政府・学界・産業界から300数人の代表がフォーラムに出席された。このフォーラムのテーマが「新常態(ニュ-・ノーマル)、新しいチャンス、新たな試練、経済成長の新しい動力の再構築」とした。   

 竜永図、屠光紹、李揚、劉偉、楊凱生、徐念沙、陳志武、孫祁祥などの専門家・学者は次のような観点を発表した。

 竜永図は、わが国は現在、依然として輸出に力を入れなければならないこと、その原因はつぎのような3つであり、1、中国は依然として発展途上国で、都市化完成されていないうちに、なお投資の大国である。2、中国が都市化プロセスにおいてやはり多くの労働集約型製品の輸出で就業人口の就職をサポートする必要がある。3、わが国は引き続き輸出で国際分業に参加する必要があり、さもなければ中国の制造業の競争力が大いに制限されてしまうと。

 屠光紹は次のよう分析し、現在われわれが主として3つのリスクに直面しており、政府の財政収入は減少し、政府の債務の上昇あるいは債務リスクにさらされ、金融リスクとその他の産業リスクが入り交じるリスクであると。

 李揚は、国際社会、特に発達エコノミーでは金融がインターネットを利用しているが、中国ではインターネットが金融を運営している。インターネット・通貨とインターネット・金融は別々の事であり、インターネット・通貨は脱中央銀行、通貨の発展趨勢は脱中央銀行であるが、インターネット・金融は情報革命を意味する。インターネット金融発展の試練に対応する方法は利率の市場化であり、混業経済の枠組みの下で直接金融を発展させることだと指摘した。

 劉偉は中国経済の新常態が「4期の積み重なる」状況に直面しており、成長スピードの転換期、構造調整の陣痛期、危機後の沈静期、国際経済の再編期。中国経済成長に関心を寄せ、供給と需要の両方から、その中は重点的に供給の面から十分に考慮すべきであり、中国の現在の問題を解決するには、成長スピードを下げるだけではなく、その背景にある構造を調整すべく、構造の調整はより多く供給が管理する必要があると考えている。

 楊凱生は次のよう指摘し、経済成長の鈍化の対策として、特に2つの問題に意を注ぐすべきである。生産能力の過剰と信用貸付けの行過ぎである。現在、成長を安定にする過程で、必ず過剰の生産能力の更なる拡大に努めるべきで、さもなければ比較的健全な新常態に入りにくい。同時に、投資を安定させるのは重要であるが、投資が構造の調整にプラスになり、過剰の生産能力の増加につながらないようにすべきである。投資は民間資本を十分に利用して、国有の資本だけ利用するわけではなく、もっと多くプライベート・エクイティ(PE)投資、資本投資を増やす必要であるが、主に銀行貸付だけに頼ってはならない。

 徐念沙は、新常態下の国有企業改革はどのように各方面の利益をバランスのとれるよにうし、革新とパターン転換を推進し、社会全体の利益の最適化を実現することは新たな課題であり、次のいくつの面で模索・探求することができる。経済学理論の指導、国有企業改革の実践の模索・探求および多方面の協調で目標の合致化を実現すると指摘した。

 陳志武は、中国が現在、財産は増えており、どのように管理することが新しい試練となった。2007年~2010年、米国の最も富裕な十分の一の家庭の財産が2%増え、中等レベルの財産をもつ家庭の財産は40%と縮少し、これと財産の構造と緊密に関わっており、中国の人々の財産管理について重要な参考になると指摘した。

 孫祁祥は今日の国際的大きな環境を「5化」社会とまとめ、つまりグローバル化、情報化、金融化、老齢化とリスク化であり、中国経済の新常態、新たな機会、新しい試練について、極めて重要な前提は経済、社会、政治などの原因を含める国際全体の大きな環境に対する理解と認識を離れることはできない。