習近平主席、COP15首脳級会合で基調演説

出所:http://jp.news.cn | | 発表時間:2021-10-13

中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は12日午後、雲南省昆明市で開かれた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合にオンラインで出席し、基調演説を行った。(北京=新華社記者/李学仁)

 中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は12日午後、雲南省昆明市で開かれた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合にオンラインで出席し、基調演説を行った。(北京=新華社記者/李学仁)

 【新華社北京10月12日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は12日、雲南省昆明市で開かれた国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合にオンラインで出席し、基調演説を行った。

 習近平氏は次のように強調した。「緑水青山こそ金山銀山(豊かな自然は金銀同様の価値がある)」である。良好な生態環境は自然の財産であるとともに、経済的財産でもあり、経済・社会発展の潜在力と今後の力に関わっている。われわれはグリーン(環境配慮型)発展方式の形成を加速させ、経済発展と環境保護のウィンウィンを促進し、経済と環境の調和が取れた地球のふるさとを構築しなければならない。

 習近平氏は次のように強調した。われわれがいるのは課題と希望に満ちあふれた時代だ。行動をやめなければ未来に期待できる。われわれの共通の未来のために、手を携えて共に進み、人類の質の高い発展という新たな道のりを切り開いていかなければならない。一、エコ文明建設を先導とし、人と自然の関係を調和させる。二、グリーン(環境配慮型)転換を原動力とし、世界の持続可能な発展を後押しする。三、人民の福祉を中心とし、社会の公平と正義を促す。四、国際法を基礎とし、公平で合理的なグローバル・ガバナンス・システムを守る。

 習近平氏は、発展途上国の生物多様性保全事業を支援するため、中国が率先して15億元(1元=約18円)を拠出し、昆明生物多様性基金を設立すると表明。中国は各方面が基金に資金を拠出することを呼びかけるとともに、これを歓迎すると述べた。

 習近平氏は次のように指摘した。生物多様性の保護を強化するため、中国は国家公園を主体とする自然保護地体系の構築を加速させており、最も重要な自然生態系、最も独特な自然景観、最も美しい自然遺産があり、生物多様性の最も密集した地域を国家公園体系に段階的に組み入れている。中国は三江源、ジャイアントパンダ、東北虎(アムールトラ)・東北ヒョウ、海南熱帯雨林、武夷山などを第1陣の国家公園に指定。保護面積は23万平方キロに上り、陸域に生息する国家重点保護野生動植物の種類の3割近くをカバーしている。これと同時に、生息域内保全と生息域外保全の統合という原則の下、北京や広州などで国家植物園体系を構築している。

 習近平氏は演説で、中国が二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラル(炭素中立)の目標達成を推進するため、重点分野や業界において炭素排出ピークアウトの実施計画と一連の支援措置を打ち出し、炭素排出ピークアウトとカーボンニュートラルの「1+N」政策体系を構築していくと表明。産業構造とエネルギー構造の調整を持続的に推進し、再生可能エネルギーの発展に一層力を入れ、砂漠や砂漠化地域で大型風力発電・太陽光発電基地プロジェクトの計画・建設を加速させると述べ、発電設備容量約1億キロワットの第1期プロジェクトがこのほど着工したと発表した。

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