中国の人口、14億1178万人 引き続き増加傾向

出所:jp.xinhuanet.com2021-05-11 | | 発表時間:2021-05-12

 【新華社北京5月11日】中国国家統計局は11日、2020年に実施した第7回全国人口センサス(国勢調査)の結果を発表した。中国の人口は14億1178万人で、10年の前回調査から7206万人(5・38%)増え、年平均増加率が0・53%となり、2000〜10年の0・57%から0・04ポイント低下した。

 国務院第7回全国人口センサス指導グループ副グループ長を務める寧吉喆(ねい・きってつ)国家統計局局長は記者会見で、この10年間、中国の人口が低速成長を保っていると指摘した。

 全国の人口には、中国大陸31省・自治区・直轄市と現役軍人が含まれ、中国大陸在住の香港・マカオ両特別行政区・台湾地区の住民と外国人は含まない。

 男女比は改善され、人口性比は105・1で、前回調査時の105・2をやや下回った。出生性比は111・3で、6・8ポイント低下し、正常な水準に戻りつつある。

 人口資質は絶えず向上し、就学平均年数は15歳以上が10年の9・08年から9・91年となり、16~59歳の生産年齢人口が9・67年から10・75年に高まった。非識字率は4・08%から2・67%に下がった。

 人口の移動も活発で、集積効果が一段と高まっている。居住地と戸籍登録地が異なる「人戸分離」が普遍的となっており、戸籍登録地から離れた状態にある人口は4億9300万人で、総人口の約35%を占めている。うち流動人口は3億7600万人で、10年間で70%近く増えた。

 16~59歳の生産年齢人口は8億8千万人で、労働力資源が依然として十分である。

 寧氏は、10年間で中国の人口が増加の一途をたどり、世界トップを維持していると説明。人口資質が着実に高まり、就学年数も明らかに増えたと述べ、人口の構造変化や男女比改善とともに、人口移動・集積のすう勢が鮮明になり、都市化率が上昇し続けているとの見方を示した。

 今後は中国の人口増加が鈍化する傾向を続けるが、当面は14億人以上で推移すると予測されている。


版权所有中央党史和文献研究院

建议以IE8.0以上版本浏览器浏览本页面京ICP备11039383号-6京 公网安备11010202000010