曲青山:システマチックな考えの堅持について

出所:北京日報 | 著者:曲青山 | 発表時間:2020-12-29

 抜粋

 システマチックシステムアプローチ)考えを堅持すると提起すること、これは党の中央全会と党の重要な文書として始めてである。これは党の第195回中央委員会全体会議の精神のハイライトであり、党の理論刷新のイノベーションポイントであり、習近平の新時代中国の特色ある社会主義思想の方法論を豊かにし、発展させることである。

システマチック考えはシステマチックな思考で物事の本質とその内在する関係を分析し、全般的に物事の発展の法則をとらえる方法である。これはマルクス主義がわれわれの仕事に対する基本的な要求であり、マルクス主義哲学のわれわれに提供する科学的な思想的方法と仕事の方法である。

わが党はここ100年来の歴史は、次のようなことを明らかした。中国共産党は思想面の党建設、理論面の党強化を重視するマルクス主義政党である。革命、建設、改革、それぞれの歴史の時期、わが党は一貫してマルクス主義哲学のシステマチック考えを運用して実践の指導をし、仕事の推進を非常に重視している。

われわれは必ずシステマチック考えを堅持すべく、まじめに思考を行って、筋を立てて細かく分析して、総合に研究し、判定し、歴史と現実を貫き、国内外の状況を結び付け、理論と実際を結合して、科学的な予見と結論を得なければならない。それによって予防を優先的にし、イニシアチブをとらえ、的確に施策し、正しく対応する。

システマチック考えを堅持することは、改革開放の全面深化を推し進める内在する要請であり、経済の質の高い発展を実現する客観的な必要であり、国内外の環境変化に対応する必然的な選択である。われわれは第145ヵ年計画時期の経済社会発展の主要任務をしっかりと完成し、2035年長期発展目標を実現するには、必ず「提案」の策定する指導方針を堅持しなければならず、システマチック考えを堅持しなければならない。

党の第195回中央委員会全体会議で審議、採択された『中国共産党中央が国民経済と社会の発展の第145ヵ年計画と2035五年までの長期目標の策定に関する中共中央の提案』(以下の略称「提案」)と習近平総書記の「提案」についての説明は、第145ヵ年計画時期における経済社会の発展が必ず従わなければならない5つの原則をうち出し強調した。つまり党の全面的な指導を堅持し、人民を中心とすることを堅持し、新しい発展の理念を堅持し、改革開放の深化を堅持し、システマチック考えを堅持する原則である。これは今後我が国の経済と社会の発展を指導する方針の重要な構成部分である。5つの原則の中で、システマチック考えを堅持するのは中の一つである。システマチック考えを堅持することをうち出すのは、これ党の中央全会と党の重要な文書の中でははじめてである。これは党の第19期第5回中央委員会全体会議精神のハイライトであり、党の理論刷新のイノベーションポイントであり、習近平新時代中国の特色ある社会主義の思想方法論を豊かにし、発展させることである。突っ込んで学んでこの原則を理解して、第5回中央委員会全体会議の精神をしっかりと貫徹実行し、第14次5カ年計画時期の経済と社会の発展の諸般の仕事をしっかりと行う上で、重要な意味がある。

 システマチック考えはマルクス主義の哲学が問題を認識し、解決するための科学的な思考的な方法と仕事の方法である

 習近平総書記は「システマチック考えが基本的な思考と仕事の方法である」。「唯物弁証法は、物事はあまねく関連するので、物事及びその諸要素は相互に影響し合い、相互に制約しあい、世界全体は互いにつながりあう全体であり、相互作用のシステムである。唯物弁証法を堅持するには、客観的な物事の内在する関係から物事をとらえるべく、問題を認識し、処理すべきだ」と指摘した。

マルクス主義の哲学は弁証法的唯物論史的唯物論で、それは唯物論と弁証法の統一であり、実践論と矛盾論の統一であり、唯物論の自然観と歴史観の統一である。それは人類の「偉大な認識の道具」である。

マルクス主義は、世界は物質であり、物質から構成されたのである。自然界は物質的な世界の客観的存在であり、人類社会も物質世界の客観的存在である。世界がどこまでもなく大きかったが、物質が限りなく小さかった。世界が大きくなり宇宙全体で果てしなく、物質は小さくて、1つの細胞にも限りなく分けることができる。世界はまた対立していて運動している。世界は矛盾から構成され、対立がなければ世界もあるまい。物事の変化発展する原因はその内部にある矛盾運動から引き起こされたので、その物事の性質を決定する原因は矛盾の主要な方面である。時間と空間が物質の存在する基本形式である。世界で時間からかけ離れる空間がなく、時間をかけ離れる空間もあるまい。自然界は1つのシステムで、人類社会も1つのシステムで、人類社会はと自然界は不可分であり、人類社会は自然界の有機的な構成部分である。自然界と人類社会のシステムは大中小に分けられ、多くの小規模システムは一つの中規模システムを構成し、多くの中規模システムは一つの大きなシステムを構成する。その全体は一部また一部の簡単に付け加えに等しくない。異なるシステムは異なる地位と作用がある。システムにおける異なる主体とことなる要素は、異なる性質と機能がある。物質的世界の個々のサブシステム、それぞれの構成部分、各要素の間では論理的な関連しており、それらの間は互いにつながっていて、インタラクションで、互いに制約し、作用する。システムにおけるカギとなる一環は多くの矛盾の中で支配する役割を果たす主要な矛盾であり、主要な矛盾と矛盾の主要な方面を捉ると、その他の問題はたやすく解決する。「二面論」と重点論は弁証法の統一したものである。

 マルクス主義の哲学は自然、社会と人類の考えの最も一般法則に対する科学的な掲示はわれわれを求めるのは、客観的な世界の本来の姿に基づいて世界を認識しなければならず、客観的な世界のそのものの法則に基づいて世界をも改造しなければならない。世界を認識し、世界を改造する偉大な実践の中で、われわれは必ず発展し、弁証法的、全面な、システムの、あまねく関連するという見地から問題を認識し、解決しなければならず、静止し、一方的な、ばらばらになる、単一で孤立する方法で問題を観察し、処理することを断固として防ぐべきである。システマチック考えはシステムの考えで物事の本質と内在する関係を分析し、物事の発展法則を全体的にとらえる方法である。これはマルクス主義がわれわれの仕事に対して求める基本的な要請であり、マルクス主義哲学のわれわれに提供する科学的な考え方と仕事の方法である。

 システマチック考えを運用することはわが党は革命、建設、改革それぞれの歴史時期の優れた伝統と成功の経験である

 わが党のここ100年来の歴史は次のことを明らかし、中国共産党は思想面の党建設、理論面の党強化を重視するマルクス主義政党である。革命、建設、改革、それぞれの歴史の時期、わが党は一貫してマルクス主義哲学のシステマチック考えを運用して実践を指導し、仕事の推進を非常に重視している。

 早くも土地革命戦争の初期から、毛沢東同志は古田会議で次のように強調し、赤軍は決して単に戦うための武装グループではなくて、戦争のほかに、なお大衆に宣伝し、大衆を組織し、大衆を武装化し、大衆の革命政権の樹立をたすけることから、共産党の組織をうちたてることまでの幾つかの重要大な任務になっている。毛沢東同志のうち出す赤軍は「三つ大きな任務」を負うという要求は、中国赤軍が創始してから自分の職責と使命を定めた。新民主主義革命の歴史の任務を明確にするために、毛沢東同志は新民主主義の政治、経済と文化の綱領をうち出して、わが党の民主主義革命の時期の最低の綱領を深く突っ込んで述べた。新中国の成立後、わが党は歴史と情勢や任務の発展変化に順応して、適時に党の過渡期の総路線をうち出して、「一化三改(国家の社会主義的工業化の逐次実現と農業・手工業・資本主義工商業に対する社会主義的改造の逐次実現)」を行い、つまり、国家の社会主義工業化を逐次実現して、国家の農業、手工業と資本主義の商工業に対する社会主義的改造を逐次実現し、社会主義の基本制度を確立した。社会主義の現代化を実現するために、わが党は1964年、二段階に分けて、独立した比較的完全な工業体系と国民経済体系を確立し、全面的に農業、工業、国防と科学技術の現代化を全面的に実現する奮闘目標を提起した。革命と建設する歴史過程で、毛沢東同志は統一計画に基づいて各方面に配慮して、「ピアノを弾く」などの思想方法と仕事の方法を打ち出し、調和を取って発展するというわが党の理念と戦略が形成された。

 改革開放してから、鄧小平同志は新時期の新しい情況の新しい問題に対して、「現代化建設の任務は多面的なもので、諸側面の総合的なバランスをとる必要があり、一面的であってはならない」。時代の発展の流れと我が国の基本的な国情に基づいて、「3段階に分けて行う」戦略を出した。力強く秩序立って党と国家の諸事業を推し進めるために、鄧小平同志は党の社会主義初級段階で「一つの中心、二つの基本点」の基本路線をうち出して、また一連の「両手に力を入れる」戦略方針を出した。党の第13期第4回中央委員会全体会議以後、中国の特色ある社会主義経済、政治、文化のバランスよく発展の統一計画するために、江沢民同志は党の社会主義初級段階にある基本的な綱領を出すとともに、社会主義現代化建設の推進する過程で必ずしっかりと処理しなければならない十二の全局にかかわる重要な関係をうち出した。新世紀に入って、わが党は終始時代をリードして、人民群衆の心から擁護と支持を獲得するために、江沢民同志は「三つの代表」の重要な思想をうち出した。党の第16期代表大会以後、新しい歴史のスタートラインの上で、我が国の発展途上の際立っている矛盾と問題を解決するために、胡錦涛同志は科学的発展観を提起して、全面的で調和のとれた持続可能な発展と統一計画に基づいて各方を配慮する問題を強調した。

 党の第十八期代表大会以来、中国の特色ある社会主義は新時代に入った。習近平同志を核心とする党中央が旗印を挙げて方向を定め、構想を練る。習近平総書記は相前後して中国の特色ある社会主義の「五位一体(経済建設政治建設文化建設社会建設生態文明建設)」の全体的配置、「四つの全面」の戦略配置を強調し、うち出し、改革の全面的深化の総目標、法律に基づいて国を治めるという全面的に推進する総目標、新時代の軍隊強化の目標を提起し、新時代中国の特色ある社会主義の堅持発展する基本方策、新時代の党建設の総要請をうち出しして、二つの段階に分けて推進する二つ目の百年奮闘目標を実現する戦略的配置をおこなった。これらの配置、目標、方策と要請は、すべて戦略と革新する思考のたまものであり、システマチック考えの実りであり、新時代の諸般の仕事に対してキーポイントをつかみ、全体を解決し、方向を導く役割を果たした。習近平総書記は改革と発展の任務を計画し、推し進めるにあたり、特に方法論の問題を強調した。たとえば、改革と発展と安定の統一を堅持し、この三つを我が国の社会主義現代化建設の三つの支点として、人民の生活の改善を三つの関係の正しく処理する結合点とする。改革の全面的深化をトップタウン設計と総体計画を行うべく、全体の方案、路線図、スケジュールをうち出し、改革の系統性、全体性、共同性を強めるべきだと提起した。制度の建設が前後の噛み合わせ、左右の連動、上下の関連、システムインテグレーションの強化をうち出した。発展の推進が統一的に計画し、総合的バランスをとり、重点を把握し、全体を計画し、各方面を配慮し、全面的に推進するとうち出した。これらすべてはわれわれの改革と発展の諸般の仕事のために基本的に指針を提供した。

 システマチック考えで仕事をはかることは、当面複雑で変化の多くの国際情勢と並々ならぬ国内の改革発展安定的な任務に直面する重要な現実的課題である

 改革開放により中国が大きな足取りで世界に向かうとともに、中国は急速に発展している。今日の中国は日増しに世界の舞台で日増しに中心的な役割を果たすようになり、深く世界に融け込むとともに世界に深く影響している。中国の発展は世界に離れられないし、世界の発展、繁栄にも中国が必要である。

 「提案」は次のように指摘して「我が国の発展環境は根本的かつ複雑な変化に直面している。現在と今後の一時期、我が国の発展は依然として重要な戦略的チャンスの時期にあるが、チャンスと挑戦(試練)とも新たな発展変化がある」。当面の国内外の複雑で錯綜な新しい情勢に直面して、どのように分析し、どうのように判断するか、これはわれわれに正しい考え方と仕事の方法を使うよう求めてきた。われわれは必ずシステマチック考えを堅持しなければならず、まじめな思考を行って、筋を立てて細かく分析して、総合に研究し、判定し、歴史と現実を貫き、国内外の状況を結び付け、理論と実際を結合して、科学的な予見と結論を得なければならない。それで予防を優先的にし、イニシアチブをとらえ、的確に施策し、正しく対応する。

 国際から見れば、今日の世界は百年に一度の大きな変化に直面しており、新たな科学技術のイノベーションと産業革新が突っ込んで発展し、人類運命共同体の理念は深く人の心に染込む。同時に国際環境は日増しに変化が多くなり、安定確実な要素が明らかに強くなり、局地的な緊張紛争が相次いでおり、新型コロナウイルス感染症が及ぼした影響が広くて深遠であり、経済グローバル化は逆流に出くわし、国際経済の政治の枠組みは急激に発展変化し、世界経済は深く衰退し、グローバル産業チェーン、サプライチェーンは衝撃されて、ガバナンスの欠如、信認不在、平和の赤字、発展の赤字が今なお拡大しつつあり、様々な勢力の新たな分化、再編が加速されており、世界は激動する変革期に入って、一国主義、保護主義、覇権主義、強権政治は世界の平和と発展に対してひどく脅している。

 国内から見れば、我が国の経済はすでに高速度成長段階から質の高い発展段階に転換して、発展方式の転換、経済構造の合理化、成長の原動力の転換という堅塁攻略期にある。発展のアンバランスで、不十分である問題は依然として際立っており、構造的、体制的、循環的な問題は重層的に絡みあい、イノベーション能力は質の高い発展の要請に適応されず、生態の環境保護が責任は重くて道遠し、人民の生活の保障、社会統治などの面では多くの足りない部分がある。複数要因の影響を受け、当面経済の安定した生産維持を保つ難しさは大きくなり、需要の不足で経済の安定的な回復を制約し、企業、特に中小企業零細企業、個人経営者の生産経営に困難が比較的多くなり、雇用の安定、民生の保障は大きなプレッシャに直面している。同時に、我が国の発展は多方面の優位性と条件があり、われわれは独自な政治的優位性と制度的優位性があり、強大な経済基盤があって、一人当たりのGDPはすでに1万ドルを突破し、14億の人口、4億の中所得層という巨大な市場の潜在力があり、9億の労働力、高等教育を受けたことがある技能をもつ人材が17000万があり、発展の強靭性があって、発展において融通を利かせる余地が大きく、経済の発展が安定しながら好調に向かい、長期的に好調に向かうファンダメンタルズが変わっていない。

 上述したように、現在と今後の一時期、我が国は依然として重要な戦略的チャンスの時期にあるが、戦略的チャンスの時期の内包と条件は変わっただけだ。だが、変わる中で変わらないことがあり、不変の中で変わることがある。リスクと機会が共存し、リスクの中で機会があり、リスクは機会に転換することができる。われわれは国内外の大きな趨勢を弁証法的に認識しとらえて、変化を的確に見て取り、科学的に変化に対応し、進んで変化を求めて、危機の中で好機を生み出し、変動の中で新局面を切り開くことに長じなければならない。システマチック考えの運用を堅持し、情勢を分析したため、われわれが第145ヵ年計画時期の予定の任務を完成し、所期目標を実現する決意と自信を固める。

システマチック考えの運用を堅持して、145ヵ年計画時期の経済と社会の発展の諸般の仕事を統一計画して推し進める。

145ヵ年計画時期は我が国が全面的に小康社会建設の完成、1つ目の百年奮闘目標達成後、その勢いに乗じて社会主義現代化国家の全面建設の新たな征途のスタートを切り、2つ目の百年奮闘目標へ前進する1つ目の5年である。どのように幸先のスタートを切るか、習近平総書記は次のように指摘し、「小康社会の全面的建設の完成以後、われわれは社会主義現代化国家の全面建設の新たな征途のスタートに向けて、我が国は発展の環境が根本的かつ複雑な変化に直面して、発展のアンバランス、不十分である問題は依然として際立っており、経済社会の発展において矛盾が錯綜複雑で、システマチック考えから出発し計画して解決しなければならず、諸分野の仕事と社会主義現代化建設を全面的に協働させ推し進めなければならない」。システマチック考えを堅持することは「提案」でうち出した必ず守らなければならない原則である。この原則を堅持することは全面的に改革開放を更に推し進める内在する要請であり、経済の質の高い発展を実現する客観的な需要であり、国内外の環境変化に対応する必然的な選択である。われわれは第145ヵ年計画時期の経済と社会の発展の主要な任務を完成し、2035年長期発展目標を実現するには、必ず「提案」で定められた指導方針を堅持しなければならず、システマチック考えを堅持しなければならない。

システマチック考えを堅持するには、必ず先見性のある思考を強めなければならない。社会主義現代化強国の全面建設、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するという奮闘目標に照準して、マルクス主義の立場、観点、方法を運用して、調査研究を強化し、大局と戦略の高みから深く突っ込んで思考を行わなければならない。新時代に主要な社会矛盾の変化がもたらす新たな特徴と新たな要請を深く認識し、錯綜複雑な国際環境がもたらす新たな矛盾と新たな課題を深く認識し、チャンスに対する意識とリスクに対する意識を高め、わが国の経済社会の発展に現れる新しい傾向と新しい変化を深く認識する。上下左右、東西南北、前後で眺めて、あたり(の情勢)を見回す中に、科学的な予見を形成する。

 システマチック考えを堅持するには、必ず全局的な計画を強化しなければならない。全局を謀らぬ者は、一域を謀るに足らず(全方面を考慮しない者は、一方面の計画を満足に立てられない)。万世を図らない者は、1時を図るにものたらず(長期を考慮しない者は、一時の計画にたてられない)。大局の意識を確立すべく、自覚して大局の見地から問題を見て、正しく大局を認識し、自覚的に大局に従って、大局の下で計画して、大局の下で行動し、自身の発展が発展する大局の中で置き協同すべきである。党中央の重大な戦略的計画と当地区当部門単位の実際を結合して、創意的に仕事を推し進めるべきである。改革開放の深化、経済発展の促進、思想文化建設の強化、社会統治の強化、生態環境の保護、民生の改善、全面的に党の厳格統治など多方面から計画するとともに、全方位全分野全過程の計画を強化しなければならない。

 システマチック考えを堅持するには、必ず戦略的の配置を強化しなければならない。統一計画して経済建設、政治建設、文化建設、社会建設、エコ文明建設「五位一体(経済建設政治建設文化建設社会建設生態文明建設)」の全体の配置を推し進め、社会主義現代化国家の全面建設、改革の全面深化、法律に基づいて全面的国家統治、党の全面厳格統治という「四つの全面」戦略の配置を協調して推進しなければならない。揺るぐことなく科学教育による国家振興戦略、人材強国戦略、革新駆動発展戦略、農村振興戦略、区域協調発展戦略、持続可能な発展戦略、軍民融合発展戦略などの全局に関わる重大な戦略を実施すべきである。

 システマチック考えを堅持するには、必ず全体を強化して進めなければならない。局部と全局をうまく処理し、目先のことと長期の利益、応急処置と根治、漸進と突破、重点と非重点との関係をうまく処理しなければならない。全面的で、系統的、全体的推進に取り組むとともに、主要な矛盾と矛盾の主要な方面の把握を重視し、重要な分野と肝心な部分のブレークスルーを実現する。西部大開発が新しい枠組みの形成を推し進め、中部地区の早期がそびえ立ちを加速するのを促進して、東北などの旧い工業基地の振興が新しい突破を得るのを進めて、東部地域に現代化推進を加速するように励ます。着実に「一帯一路」建設に取り組み、北京天津河北の協同発展を推進し、長江経済ベルトの発展、広東香港マカオ大湾区建設、長江デルタの一体化発展、黄河流域の生態保護と質の高い発展、海南自由貿易港建設、成都重慶地域経済圏の建設など重大な戦略を着実に推し進み、全国の発展をの全体的な推進を促進する。

 システマチック考えを堅持するには、必ず国内の国際二つの大局を統一に考慮しなければならない。国内外の2つの市場2種類の資源を十分に活かして、積極的に内需と外需、輸出入を積極的に促進し、外資の導入と対外投資を調和をとって発展させる。国内の大循環を主体とし、国内と国際のダブル循環の相互促進する新しい発展する枠組みの構築を加速しなければならない。

 システマチック考えを堅持するには、必ず発展と安全の2つの重要事にしっかりと取り組まなければならない。安全に発展する前提であり、発展は安全を保障している。現在と今後の一時期が、我が国の各種類の矛盾とリスクの発生しやすい多発期であり、われわれは必ず発展と安全を統一計画しなければならず、チャンスとリスクの意識を強め、アンダーライン思考を確立し、基礎の強化に力を入れ、優位性を発揮し、足りない部分を補い、弱い部分を強め、積極的に取り組み、事前準備を整え、わずかな兆しから物事の発展の方向を判断し、出来事を未然に防ぎ、先手を打ち、能動的な戦いをして、いかなる形式の矛盾リスクの挑戦にも対応する準備を整えて、経済、政治、文化、社会、外交、軍事の面での様々な闘争の準備をし、各レベルが皆責任を負い、各個人が皆責任を担う、効果的に各種の重大なリスクを解消するよう努め、とりわけ重点的に中華民族の偉大な復興のプロセスを遅滞するか中断するような全局に関わるリスクを防ぎ止めなければならない。

 システマチック考えを堅持するには、必ず全国をひとつの碁盤とみなすことを堅持し、よりよく中央と地方と各方面の積極性発揮しなければならない。改革の全面的深化を堅持して、中央と地方政府の職権と支出責任をはっきりさせ、末端における公共サービスの保障能力を強めるべきである。政府の機能の転換を加速させ、ビジネス環境を最適化し、各種類の市場主体の活力の喚起に力を注がなければならない。末端における民衆自治制度を整え、大衆団体組織の役割を発揮させるべきである。

システマチック考えを堅持するには、必ず発展と質、構造、規模、スピード、効率、安全との統一を実現しなければならない。新しい発展の理念を深く貫徹し、革新による駆動を堅持し、グリーン発展を実現し、都市と農村の統一計画を堅持し、地域間の調和を促進し、新型の工業化、情報化、都市化、農業現代化の並行した発展を推し進め、よりハイレベルの対外開放を実行し、発展途上で直面する一連の際立つ矛盾と問題をうまく処理し、さらなる質の高い、質効率公平性持続可能、安全性のより高い発展を実現する。

 (作者:曲青山  中共中央党史文献研究院院長、中央マルクス主義理論研究建設プロジェクト諮問委員会委員)


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