主要な社会矛盾の変化は我が国の基本的な国情を変えていない

出所:「人民日報」(2018年7月31日) | 著者:楊煌 | 発表時間:2018-08-28

  党の第19回代表大会の報告はすでにわが国の主要な社会矛盾は、人民の日増しに増大する素晴らしい生活の需要と発展の不均衡・不十分との矛盾へと変化している、同時に「我が国の主要な社会矛盾の変化は、わが国の主要な社会矛盾は変わったが、わが国の社会主義が位置する歴史的段階についてのわれわれの判断は変わっておらず、わが国が今もなお、そしてこれからも長期にわたって社会主義の初級段階にあるという基本的国情は変わっていない」と強調した。このような「変わる」と「変わってういない」の弁証法的な統一を科学的にとらえてこそ、新時代でより良く党と国家事業の発展をよりよく推進することができる。 

  毛沢東同志はかつて、中国の特殊な国情が分かること、「これは中国革命のすべての問題を解決するもっとも基本的なよりどころだ」と深く指摘した。中国の共産党員は正に中国の基本的国情を正しく認識し、正しくとらえてこそ、中国の革命の正しい道を見つけた。我が国の社会主義制度が確立した後、どのように社会主義建設を行うかは、国情をはっきり見分ける問題もあった。困難な模索・探求を経て、わが党はわが国はいまなお、そしてこれからも長期にわたって社会主義の初級段階にあるという科学的な論断を下した。実践は立証しているように、社会主義の初級段階という基本的国情をしっかりと把握し、社会主義の初級段階という最大の現実にしっかりと立脚してこそ、我が国の社会主義事業を順調に前へ推し進めることができる。社会主義初級段階の長期性について、われわれははっきりした認識を持たなければならず、現実を超越し、段階を超越し、功をあせってはならない。 

  われわれは社会主義初級段階が長期の歴史過程だと言ったのは、けっしてこの過程でいかなる変化も発生しないというわけではない。この過程は必ず量的変化から質的な変化へ、局部から全体への変化する過程があって、いくつかの具体的な発展段階を経て、異なる時期に異なる段階的特徴が現れる。党の第19回代表大会の報告は我が国の主要な社会矛盾がすでに変わっているとの重要な政治的的論断を下したのは、社会主義初級段階で段階的変化が発生したし、新しい段階性の特徴が現れたと認識した。一方、我が国はすでに世界2番の大きな経済国 

  となって、我が国の社会生産力のレベルが全体として著しくて高まり、社会の生産能力は多くの面で世界の上位に上り、生産の面から言えば、もう「立ち後れた社会生産」という言葉で総括することはできなくなる。他方で、需要の面から言えば、我が国は十数億人の衣食問題を着実に解決して、全体として小康を実現し、まもなく全面的小康社会を完成し、人民の素晴らしい生活の需要は日増しに広くなり、物質・文化生活に対してより高い要求を出すだけでなく、民主・法治・公平・正義・安全・環境などの面での要求は日増しに増えている。我が国の主要な社会矛盾がすでに変わったという重要な政治的判断を下したことは、わが党の我が国の社会の現実に対する深い把握し、人民の需要が変わったことに対して鋭敏に呼応していることが明らかになった。 

  我が国の主要な社会矛盾の変化が全局に関わる歴史的変化だと深く認識するとともに、われわれは見て取るべきは、「素晴らしい生活の需要」は「物質・文化の必要」の高度化であり、人民の需要の内包の豊富化とレベルアップであり、人民の需要が多様・多段階・多次元の特徴が現れることを示した一方、「発展の不均衡・不十分」は我が国の社会生産力のレベルが全体として著しく高まったことを意味し、すでに「立ち後れた社会生産」という局面ではなくなった。だが、先進国と比べてなおかなりの格差がありまた大きくて強くない問題が存在している。現在我が国の主要な社会矛盾の変化は量的向上と部分的な質的変化で、根本的には社会主義初級段階の性質が変わっていないと言ってよい。したがって、我が国は依然としてそして長期にわたり社会主義初級段階にあるという基本的な国情が変わっていない。 

  実践の中で、われわれは社会主義初級段階の「変わらない」と我が国社会の主要な矛盾の「変わる」の弁証法的統一をしっかりととらえるべきである。「変わらない」を見れば、われわれに安定しながら前進を求め、戦略的不動心を強め、段階を超越し、功を焦功を焦ってはならず、終始党の基本路線を堅持すべきだ。「変わる」を見れば、われわれに時代とともに前進することを堅持し、我が国の主要な社会矛盾の変化をしっかりと踏まえ、引き続き発展を推進する基礎の上で不均衡・不十分な問題の着実な解決に力を入れ、人民を引いて不断に素晴らしい生活を創りだすようにすべきである。 

(作者部門、求是雑誌社) 

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