2018年6月CPI、PPIの前年同期比の上昇幅が少し拡大

出所:国家統計局 2018-07-10 | | 発表時間:2018-08-15

  国家統計局が今日公表した2018年6月全国消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のデータによると、CPIは前月比で0.1%低下し、前年同期比で1.9%上昇し、PPIは前月比で0.3%上昇し、前年同期比で4.7%上昇した。それに対して、国家統計局都市司高級統計師の縄国慶氏が次のように解読している。 

  一、CPIは前月比で引き続き低下し、前年同期比の上昇幅が少し拡大した 

  前月比からみれば、CPIの動向は基本的に安定しており、低下幅が先月より0.1%縮小した。食品の価格は0.8 %低下し、低下幅は先月より0.5%縮小し、その影響でCPIが約0.16%低下した。旬の果物や野菜が大量に発売され、果物や野菜の価格はそれぞれ6.7 %と1.8 %低下し、その影響でCPIが約0.16%低下し、CPIが低下する要因となっている。豚肉の価格は3カ月連続で低下した後少し回復し、1.1 %上昇し、その影響でCPIは約0.02%上昇した。非食品の価格は0.1 %上昇し、上昇幅が先月と同じく、その影響でCPIは約0.11%上昇した。家賃や薬品の価格の上昇に影響され、居住や医療保健の価格は0.2 %上昇し、その影響でCPIは約0.06上昇した。出かける人数が増え、需要が増えたため、旅行、航空券、ホテルの宿泊価格はそれぞれ1.4 %、0.9 %と0.4 %上昇し、3項目の影響でCPIは約0.03%上昇した。最近、国内原油価格の影響を受けて、ガソリンとディーゼルオイルの価格はそれぞれ1.8 %と1.9 %上昇し、その影響でCPIは約0.04%上昇した。 

  前年同期比からみれば、CPI前年比の上昇幅は少し拡大し、穏やかな上昇態勢を続けている。食品価格は0.3 %上昇し、その影響でCPIは約0.05%上昇した。そのうち、卵と野菜の価格はそれぞれ17.1 %と9.3 %上昇し、その影響でCPIは約0.27%上昇した。牛肉、羊肉、家禽の肉の価格はそれぞれ3.1 %、13.1 %、6.7 %上昇し、その影響でCPIは約0.14%上昇した。豚肉と果物の価格はそれぞれ12.8 %と5.3 %低下し、その影響でCPIは約0.42%低下した。非食品の価格は2.2 %上昇し、その影響でCPIは約1.80%上昇した。そのうち、医療保健類の価格は5.0 %、教育サービスの価格は2.7 %、交通や通信類の価格は2.4 %、居住類の価格は2.3 %上昇した。統計によると、6月の前年同期比の上昇幅が1.9%で、そのうち、昨年の価格変動の影響が約1.5%で、新しい値上げの影響が約0.4%だった。 

  二、PPI前月比の上昇幅は少し低下し、前年同期比の上昇幅は少し拡大した 

  前月比から見れば、PPIの上昇幅は少し下落した。生産資料の価格は0.4 %上昇し、上昇幅が先月を0.1%下回り、生活資料の価格は安定している。主な業界の中では、国際原油価格の変動の影響で、石油と天然ガスの採掘業は4.5 %上昇し、先月を3.0%上回った。石油石炭およびその他の燃料加工業は2.3 %上昇し、先月を1.3%下回った。黒色金属の製錬と圧延加工業は1.1 %上昇し、先月を0.2 %下回った。製紙と紙製品業は0.4%上昇し、先月を1.1%下回った。非金属鉱物製品業は0.2 %上昇し、先月を0.4%下回った。有色金属製の製錬と圧延加工業は0.7%上昇し、先月を0.4%上回った。医薬製造業は0.4%上昇し、先月を0.3%上回った。 

  前年同期比から見れば、PPIの上昇幅は先月より0.6%拡大した。生産資料の価格は6.1 %上昇し、上昇幅が先月を0.7%上回り、生活資料の価格は0.4%上昇し、先月を0.1%上回った。主な業界の中では、上昇幅が拡大したのは石油と天然ガスの採掘業、石油・石炭及びほかの燃料加工業、黒色金属の製錬と圧延加工業、有色金属製の製錬と圧延加工業、化学原料と化学製品製造業、石炭採掘・洗鉱業で、その影響で、PPIの前年同期比の上昇幅は約0.49%拡大した。上昇幅が縮小したのは製紙と紙製品業で、11.3%上昇したが、先月を0.5%下回った。非金属鉱物製品業は10.3%上昇したが、先月を0.3%下回った。統計によると、6月の前年同期比の上昇幅が4.7%で、そのうち、昨年の価格変動の影響が約4.1%で、新しい値上げの影響が約0.6%だった。 

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