マルクス主義はなぜ中国で勝利を成し遂げたか

出所:『光明日報』2018-07-09 | 著者:徐光春 | 発表時間:2018-08-08

  マルクス主義が中国で普及し、根を下ろし、芽を出し、花を咲かせ、実を結んでからすでに百年余りの歴史を持っている。百余年以来、中国共産党員は、マルクス主義を受け入れ、マルクス主義を普及することから、マルクス主義を自分の旗に書き入れることまで、堅実なマルクス主義信仰を以て、マルクス主義の旗を揚げて、マルクス主義を中国革命を指導、建設、改革するための指導思想とし、中国革命、建設と改革の偉大なる勝利を成し遂げた。中国革命の偉大なる勝利、中国人民の偉大なる勝利、中国特色のある社会主義という偉大なる勝利は、マルクス主義が中国で偉大なる勝利を成し遂げたことを十分に説明している。 

  1、マルクス主義が中国で偉大なる勝利を成し遂げたのは、マルクス主義が強い真理の力を持っているからだ 

  『共産党宣言』の登場は、科学社会主義の原理を始めて全面的に語り、マルクス主義の高い思想石碑を建て、マルクス主義の正式な形成を表している。これから、マルクス主義は共産党員の精神の旗と工人階級の思想武器として、国際共産主義運動史上において、人類社会発展史上において、世界を認識し、世界を改造するための役割を発揮している。その役割は、マルクス主義が強い真理の力を持っているという本質的な特徴の必然的な反映なのだ。マルクス主義の真理の力は、習近平総書記がマルクス生誕200周年を記念する大会で行った講演の「マルクス主義は科学の理論」「マルクス主義は人民の理論」「マルクス主義は実践の理論」「マルクス主義は発展しつつある開放の理論」という内容に集中的に現れている。 

  マルクス主義は科学の理論だ。その科学性は、マルクス主義が人類社会の発展法則を創造的に明らかにしたことに現れている。マルクス主義が生まれる前に、空想社会主義を含めるすべての理論は、社会の発展法則を正確に明らかにすることもできなければ、社会発展の進歩を推進するための有効なルートを見つけることもできなかった。マルクス主義は唯物史観と剰余価値学説を提出し、本質から人類社会発展の総法則を明らかにし、特に、資本主義社会の特別な法則を深く明らかに示し、人類のために社会発展進歩の方向とルートを示し、工人階級と労働人民のために自由と解放を実現するための道をも示した。 

  マルクス主義は人民の理論だ。その人民性は、マルクス主義が人民解放を実現するための思想システムを始めて創立したことに現れている。マルクス主義は誕生してから、人民解放のために奮闘することを自分の思想の旗に書き入れ、人民の立場に立ち、人類解放の真理を探究し、科学的な思想、革命理論によって、圧迫、搾取のなく、平等、自由な理想社会を構築するために方向を示し、理論の人民性を十分に表している。 

  マルクス主義は実践の理論だ。その実践性は、マルクス主義が空想の理論ではなく、空談の理論ではなく、その根本的な着力点は、世界を改造することに現れている。マルクス主義は世界を解釈するのみならず、世界を改造することに取り組み、世界がなぜこのようになっているかを深く分析し、人民が世界を改造するように徹底的に指導している。よって、マルクス主義は人類が世界を認識し、改造するための強い思想武器で、その思想理論は、人民歴史の運命を変えるために創立、形成したもので、人民が解放を求め、社会が進歩を求める中で豊富、発展していく。 

  マルクス主義は発展しつつある開放の理論だ。その開放性は、マルクス主義が終始して時代の最前線に立ち、時代の発展につれて発展し、時代の発展と進歩をけん引し続けていることに現れている。マルクス主義は教条ではなく、行動の案内なのだ。常に時代の声を聞き、時代の状況を理解し、時代の問題を研究し、時代の発展をけん引し、時代の先端を行く。マルクス主義発展史は、マルクス、エンゲルス、レーニン、毛沢東及びその後継者たちが時代の発展につれてマルクス主義を豊富、発展させる歴史で、人類歴史のすべての文明成果を吸収することによって自分の歴史を豊富にさせる歴史なのだ。そのために、マルクス主義は青春の活力を永遠に保ち、時代の新しい課題、社会の新しいチャレンジに応え続けることができる。 

  要するに、マルクス主義はいつでも、どこでも、どんな状況においても強い真理の力を終始して保つことができる。その強い真理の力は、世界を深く変え、中国を深く変えている。 

  2、マルクス主義が中国で偉大なる勝利を成し遂げたのは、中国共産党員がマルクス主義の旗を動揺せずに揚げているからだ 

  中国共産党員はマルクス主義に対してかたい信仰を持ち、マルクス主義の旗を終始して高く揚げ、マルクス主義を指導とすることを堅持している。1921年に成立したときから、中国共産党はマルクス主義を自分の旗に書き入れ、思想を指導するための理論基礎にしてきた。中国共産党の第一部の綱領の内容は『共産党宣言』の精神に基づいて作成されたものだ。一つの世紀にわたる闘争の歳月において、中国共産党は一丸となり、全国人民を率いて苦難に満ちた革命、建設、改革の偉大なる実践を行い、マルクス主義の旗を終始して高く揚げ、全国と全国人民を率いて前進してきた。百年近くの歴史で、中国共産党の『党規約』は何度も修正されたが、マルクス主義が『党規約』における指導思想の地位が弱められたことがないどころか、ますます堅実になり、豊富になってきた。百年近くの歴史において、中国共産党は十九回の党代表大会を開催し、マルクス主義を指導思想とする重要性を強調しない会議、マルクス主義の堅持と発展を強調しない会議はない。すなわち、マルクス主義思想の真髄は中国共産党の血液に深く溶け込んでいる。 

  中国共産党はマルクス主義の基本的原理と中国の具体的な実際を結合させ、中国革命、建設と革命を指導、推進するための理論、路線、方針、政策を作成することが得意だ。中国共産党は中国革命、建設と革命を推進する中、マルクス主義の基本的原理と中国の具体的な実際を結合させ、マルクス主義の基本的原理を十分に現れ、中国の具体的な実際に基づく一連の理論、路線、方針、政策を作成し、革命、建設と改革で偉大なる勝利を成し遂げるように指導してきた。例えば、中国共産党が革命の道に対する探索は、マルクス主義と中国革命の実際を結合させる原則に従い、実践経験の積み重ねによって、農村から都市への包囲戦、武装による政権奪取という正確な理論と科学的な政策を作成し、三つの山を打倒し、新中国を創立した。また、中国共産党が社会主義建設を探索する中、毛沢東氏は、マルクス主義と中国社会主義建設の実践を結合させ、自分の道を歩むことを提出し、それに基づいて、社会主義発展段階、社会主義現代化建設の戦略目標とステップ、社会主義経済建設、社会主義民主政治建設、社会主義文化建設、国防と軍隊建設及び執政条件において党自身の建設を強化するなどのことに関して一連の重大な路線、方針、政策を作成し、社会主義建設の重大な成果を成し遂げた。さらに、改革開放の新時期、中国共産党はマルクス主義と中国実際の結合を再び強調し、改革開放の重大政策を作成した。鄧小平氏は、思想解放、事実に基づいて真実を求めることを強調し、中国の実際から出発し、マルクス主義の思想路線、政治路線、組織路線を再確立し、全国人民をけん引して、党と国の仕事の重点を経済建設に移し、中国特色のある社会主義道路を切り開いた。この一連の新理論・新思想・新戦略の指導の下で、中国改革開放と中国特色のある社会主義は偉大なる勝利を成し遂げた。 

  中国共産党は時代の先端を行き、マルクス主義を堅持、発展させ、一連のマルクス主義中国化の重大成果を形成し、発展しつつあるマルクス主義によって、中国革命、建設と革命事業を指導している。中国共産党は成立して以来、全国人民を団結、指導し、革命、建設、改革という三つの大事を成し遂げた。この三つの歴史的大事を指導する中、中国共産党はマルクス主義の基本的原理と中国の具体的なじっさいを結合させ、時代の先端を歩み、時代の課題を解決し、理論の革新によって実際の革新を指導し、実践の革新によって理論の革新を推進し、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」重要思想、科学発展観、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を形成した。それは、マルクス主義思想の種が中国の土地で、中国の気候環境の条件において、中国共産党員の手にかけて育成され、成長してきて、中国の特徴、中国の風格、中国の態度を持つ中国化マルクス主義思想の木なのだ。そのうち、各思想、各理論は異なる時代の特徴を持ちながら、異なる時代の使命を担い、異なる時代の産物でありながらも、時代前進の灯台でもある。それは時代の印を残しているが、相互連通、上を受けて下を起こし、幾代もの間受け継がれている。これらのマルクス主義中国化の重大成果は、中国共産党員と全国各族人民が中国共産党の指導の下で、中国革命、建設と改革の偉大なる勝利を成し遂げたように指導している。  

  中国共産党はマルクス主義の宣伝、学習を重視し、マルクス主義によって全党を武装させ、全党のマルクス主義の理論素質を向上することに取り組んできた。百年以来、マルクス主義の宣伝、学習によって、中国共産党はマルクス主義理論の下で誕生し、マルクス主義の育成によって成長し、マルクス主義理論の教育によって成熟し、強いマルクス主義執政党になった。中国共産党の創始者である陳独秀氏、李大釗氏などは、マルクス主義の積極的な宣伝者なのだ。中国で『共産党宣言』を始めて翻訳した人は青年共産主義者である陳望道氏だ、『資本論』を始めて翻訳した人は青年共産党員の陳啓修だ。。革命戦争の時代に、中国共産党者と有識者が翻訳、出版したマルクス、エンゲルス、レーニンなどの経典・著作は、マルクス主義が中国における宣伝、学習に対して積極的な役割を発揮した。中国共産党の指導者から党員までマルクス主義を学習する良好な習慣を育成した。例えば、毛沢東氏は土地革命戦争の間、戦争の隙間に『共産党宣言』『反デューリング論』『国家と革命』『二つの策略』などの著作を読み上げた。「馬に乗りながらマルクスとレーニンを勉強した」と毛沢東氏が述べた。中国共産党は、全党を組織し学習運動を展開することを重視している。例えば、革命戦争の時期、「点検」の形でマルクス主義教育を展開した。社会主義建設の時期、読書活動の形でマルクス主義を学習させるために、党中央はマルクス・レーニンの著作リスクを作り、党員幹部がそれらの著作を真剣に読むように指導した。改革開放の時期、思想解放教育活動を展開し、マルクス主義思想教育によって改革開放を推進し、当時の党、国の仕事実況と党員幹部の思想実際を結合させ、マルクス主義、特にマルクス主義中国化の理論成果を学習し、全党のマルクス主義の理論素質を向上し、党の政治建設、思想建設、理論建設を推進し、党の指導レベル、執政能力を向上した。今、各レベルの党校、大学マルクス主義学院及び中国特色のある社会主義理論システム研究センター、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想研究センターを設立することによって、党員幹部と大学学生がマルクス主義理論に対する学習を着実に強化し、マルクス主義を教室、教材、頭脳に取り入れることを推進し、マルクス主義理論研究と建設を組織し、マルクス主義とマルクス主義中国化理論成果の研究と建設を強化している。 

  中国共産党には一連の優れたマルクス主義思想家、理論家、革命家がいる。彼らはマルクス主義中国化成果の主な創設者、マルクス主義が中国で勝利を成し遂げるための組織者と推進者になった。中国共産党の百年あたりの発展史において、中国革命、建設と改革の偉大なる実践において、毛沢東氏、鄧小平氏、江沢民氏、胡錦濤氏、習近平氏などの一連の優れたマルクス主義思想家、理論家、革命家が現れた。彼らは党と人民の中で崇高なる威信を持ち、全党全国人民を団結させ、けん引し、苦難にみちた偉大なる闘争を展開し、中国革命、建設と改革の勝利のために重大な貢献をした。マルクス主義とマルクス主義中国化成果の指導と推進の下で、中国の革命は奇跡的に成功し、中国の社会主義建設は奇跡的に発展し、中国特色のある社会主義は奇跡的に成功した。それらは、マルクス主義が真理で、マルクス主義中国化成果が真理であることを十分に説明し、マルクス主義が中国で偉大なる勝利を成し遂げたことをも十分に説明している。 

  3、マルクス主義が中国での新しい成功を勝ち取ろう 

  第一、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を指導とすることを堅持したことがマルクス主義が中国で新しい勝利を成し遂げた根本的な保証だ。マルクス主義が中国で偉大なる勝利を成し遂げた最も重要な原因は、中国共産党がマルクス主義の基本的原理を中国の実際と結合させ、一連のマルクス主義中国化重大理論成果を形成したからだ。このような重大理論成果の正確な指導の下で、中国革命、建設と改革が偉大なる勝利を成し遂げ、マルクス主義が中国での偉大なる勝利を生きた現実になった。党の十八大以来、習近平氏を中核とする党中央は中国特色のある社会主義という重大な時代課題の堅持と発展をめぐって、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」重要思想、科学発展観を指導とすることを堅持し、思想解放、事実に基づいて真実を求めること、時代と共に発展すること、実務に励むことを堅持し、弁証的唯物史観と歴史唯物主義を堅持し、新しい時代条件と実践の要求を緊密的に結合させ、斬新な視野によって共産党執政法則、社会主義建設法則、人類社会発展法則に対する認識を深め、難しい理論探索を展開し、重大な理論革新成果を成し遂げ、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を形成し、全党全国人民が中華民族の偉大なる復興を実現するために奮闘する行動案内になってきた。この新しい思想の形成と指導地位の確立は、新時代中国特色のある社会主義には新しい思想行動の法則、21世紀マルクス主義の発展には新しい科学理論システム、新時代にマルクス主義が中国で新しい勝利を成し遂げたことに新しい真理の力ができたことを意味している。 

  第二、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想の真理性を深く認識すべきだ。習近平新時代の中国特色のある社会主義思想は、マルクス主義真理性の基本的な品質と基本的な特徴を持っている。それは、新時代中国特色のある社会主義と世界発展の客観的な法則を深く示し、わが党が共産党執政法則、社会主義建設法則、人類社会発展法則に対する認識を深めたため、科学的な理論だ。それは、人民を中心とする思想を創造的に提案し、人間の全面的な発展、全体人民の共同裕福を促進することを強調しているため、人民の理論だ。それは新時代中国特色のある社会主義発展の実践で形成された新思想で、新時代の重大な課題を解決し、全党全国人民が新時代中国特色のある社会主義の偉大なる勝利を成し遂げるように指導し、「二つの百年」奮闘目標と、中華民族の偉大なる復興を実現するための行動案内であるため、実践の理論だ。それは中国特色のある社会主義の新時代の形成につれて形成し、新時代中国特色のある社会主義の発展につれて発展したものであるため、発展しつつある開放の理論だ。 

  第三、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想によって頭脳を武装させ、実践を指導し、仕事を推進すべきだ。マルクス主義によって頭脳を武装させ、実践を指導し、仕事を推進することでしか、マルクス主義の影響力、戦闘力、指導力を発揮し、マルクス主義の勝利を実現することができない。新時代にマルクス主義の新勝利を成し遂げるためには、最も重要で肝心なのは、現代中国のマルクス主義―習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を学習し、研究し、貫き、実施し、この新しい思想によって党員幹部全体の頭脳を武装させ、党と国のすべての仕事を統一させ、新時代中国特色のある社会主義の発展を推進することだ。「学習、理解、実施」の要求に従って学習を展開し、道理を理解し、貫き、実施することによって、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を党員幹部の頭脳に取り入れ、経済、政治、文化、社会と生態文明建設の実践に取り入れ、各レベルの党委政府の仕事に取り入れるべきだ。人々が努力し、着実に学習し、絶えずに努力すればこそ、新時代にマルクス主義の新勝利を成し遂げる可能性が大きくなっていく。 

  第四、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を長期にわたって堅持し、発展させるべきだ。中国特色のある社会主義が新時代に入り、かつてない新状況・新問題・新矛盾・新チャレンジ・新リスクに直面しているため、偉大なる闘争を展開し、偉大なる工程を推進し、偉大なる事業を建設し、偉大ある夢を実現することは、長くて難しい重大な歴史任務だ。習近平新時代の中国特色のある社会主義思想を長期的に堅持することでしか、中国特色のある社会主義の新しい偉大なる勝利を成し遂げ、マルクス主義が中国での新しい偉大なる勝利を成し遂げることができよう。また、時代が発展し、実践が変化し、習近平新時代の中国特色のある社会主義思想も時代の前進につれて発展し、実践の変化につれて革新していかなければならない。強い真理の力によって新時代中国特色のある社会主義の発展を指導すればこそ、マルクス主義が新時代の中国で新しい勝利を成し遂げることができる。 

(著者の所属:中央マルクス主義理論研究と建設工程コンサルティング委員会)

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